子供の言葉遣いの原因は母親?友達?テレビ?最も影響するのは?

電話をしている男の子

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子供の言葉遣いが変わるのは当たり前

わたしの経験上、ほとんどの子供が2-3歳、または4-5歳のどちらかで口調とガラリと変わる時期がきます。

2-3歳の子は、自我の目覚めによるイヤイヤ期のため反抗的な口調の子が増えます。

4-5歳の子は、集団行動の中で自分の立ち位置を作り始めることで、人と比べて恥ずかしい気持ちや引っ張って行きたい気持ち、自分がどうありたいかという思いが口調に現れる子が増えます。

子供の口調が変わるのは、自我を持ったうえで家庭環境や社会環境の影響を受けているからです。つまり、子供が言葉の影響を受けやすい時期に、影響を受けるきっかけがあるためです。

今回は、文化庁が毎年行っている「国語に関する世論調査」の中で、「子供の言葉遣いに与える影響が大きい人やもの」というアンケート(複数回答可)があったので、この結果を1つずつ見ていきましょう。

子供の言葉遣いに与える影響が大きい人やもの

出典|平成 26 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要|文化庁

この調査は16歳以上の男女が対象のため、実際に子育ての経験ではなく、「子供が影響を受けるであろう」という予測が結果に含まれています。

子供の言葉遣いの影響1.テレビ|81.4%

子供の言葉遣いに、もっとも影響を与えると考えられているのはテレビです。たしかに、日常生活においてテレビの影響は大きいですね。

テレビの言葉遣いが良い悪いではなく、子供はすぐに流行り言葉を覚えますし、幼稚園や保育園でもテレビ番組が話題になるので、子供が真似をするのもとても早いです。

欲しいおもちゃの名前を覚えるのも早いですしね……(^_^;)

子供にテレビを見せている家庭では、テレビが子供の言葉遣いに影響を与えないことはないと思って良いでしょう。

ちなみに、子供が1日にテレビを見る時間は2-3歳が1番多く、集団生活の時間が増える連れて、テレビの視聴時間が減る傾向があります。

子供の言葉遣いの影響2.母親|72.3%

子供が1番長くいっしょに時間を過ごすのは母親なので、もっとも言葉遣いの影響を受ける人物も母親です。

もちろん、子供が母親から受ける影響は言葉だけでなく、態度や生活習慣など、幼児期の人間形成におけるさまざまな影響を受けます。

2-3歳までは男の子・女の子は関係なく母親の口真似をしますが、4-5歳になってくるととくに女の子が母親の言葉遣いに影響を受けることが多くなります。

女の子が母親から影響を受けやすい言葉遣いは、「ちょっとぉ~」とか「もぉ~」とか「○○しなきゃダメでしょ!」という注意や叱り口調が多いですね。

子供の言葉遣いの影響3.父親|67.8%

母親とは逆で、父親の言葉の影響をうけやすいのは男の子です。

男の子が4-5歳になると、「お前」「おい」「なぁ」「食った」「まじで」などはすぐに真似をします。また、あとは男女ともに「うるさい!」も、子供が影響を受けて使いやすい言葉ですね。

このような少し乱暴で汚い言葉遣いを敬遠する母親は多いと思います。うちの息子も口が悪い夫の影響を受けているようで……まぁとくに気にはしませんけど(^_^;)

子供が父親の口真似をするときは、父親の前では使わずに母親の前だけで使うなど、意外とずる賢い面も見えたりします。

そのため、パパは子供に口調を真似されていることに気付いていないことも多かったりします。子供の前での口調には、少し注意をした方が良いかもしれませんね。

子供の言葉遣いの影響4.友達|63.4%

言葉は伝染していくものです。子供はテレビ、母親、父親の言葉遣いに影響を受け、それを保育園や幼稚園で披露することで、お友達の言葉遣いにも影響を与えます。

冒頭でもお話しましたが、4-5歳の子は集団行動の中で自分の立ち位置を作り始めるものです。とくに男の子は、「○○ができる・できない」ということによる優劣をつけ始めます。

そこで、自分の立ち位置を明確にするために、乱暴な言葉遣いになることはよくあります。初めて息子が「俺」「○○じゃん」と言ったときは、「おぉー、男の子っぽくなったな。」と思ったものです。

子供の言葉遣いの影響5.ゲーム機|47.5%

ゲームで乱暴な言葉遣いはあまり聞いたことがないため、おそらくゲーム内のキャラクターのセリフなどだと思います。

今なら任天堂やソニーなどの家庭用ゲーム機だったり、スマホのゲームということも有り得ますね。

子供の言葉遣いの影響6.漫画|45.0%

保育園・幼稚園の子は、まだ漫画を読めないため、漫画から言葉の影響を強く受けだすのは小学生になってからでしょう。

ただし、お兄ちゃん・お姉ちゃんがいる場合は、早くから上の子の真似をして漫画を読み始めるようになり、言葉の影響を受けやすくなります(ほぼ絵を見るだけですが)。

子供の言葉遣いの影響7.インターネット|39.2%

インターネットで影響を受ける言葉遣いとは、文字情報ではなく圧倒的に動画が多いはずです。

こちらも小学生になってから、とくに高学年になるとスマホを持つ子も出始めるため、子供の言葉遣いに与える影響は大きくなります。

ただし、スマホでユーチューブを見たり関連動画を探すことができるのはもっと早くて、3歳ごろからです。

ママが子供をあやすためにスマホで動画を見せることが普通になると、いつの間にかお気に入りのユーチューブチャンネルもあったりします。

難しい言葉もユーチューブで覚えるなど、良くも悪くも、影響は強くなっていくでしょう。

子供の言葉遣いの影響8.兄弟姉妹|37.7%

お兄ちゃんやお姉ちゃんがいる子の家庭では、子供の言葉遣いに1番影響を与えるのは、ママよりも「兄姉」なのかもしれません。

お兄ちゃんやお姉ちゃんが保育園、小学校で身に付けた言葉を弟妹が使うという構図は、兄弟姉妹が思春期になるころまで続く場合があります。

弟妹が保育園や幼稚園で集団生活をするようになり、それぞれの性格が違うことを認識し始めると、影響を受ける言葉と受けない言葉が分かれていきます。

子供の言葉遣いの影響9.保育士|34.2%

わたしは保育士なので、家庭での子供との接し方もどちらかというと保育士ノリに近いのかもしれません。

ワントーン声を上げて接することが多いですね。意識しているわけではなく職業病です。

保育士の言葉遣いを真似て話をする子はそれほど多くないため、保育士に影響を受けるのは冒頭で説明した通り、イメージの部分が大きいのかな?と思っています。

ただし、特徴があって、人気がある保育士の場合は、子供のモノマネの対象になることもありますね。

子供の言葉遣いの影響10.祖父母|29.8%

じいじ・ばあばと接触する機会が多い子供は、言葉遣いも影響を受けます。

それは、言葉遣いが良い悪いではなく、方言だったり、昔ながらの独特な言い回しを子供が真似ることが多いからです。

息子と娘も月に何度かじいじ・ばあばに会うことがありますし、たまにお泊りにも行っているため、帰ってくると方言全開になります。

子供の言葉遣いの影響次点.携帯電話での通話|28.2%

携帯電話での通話は、子供が父親や母親が通話している姿を見て、それを面白がって真似するということだと思います。

電話なので声がワントーン上がったり、丁寧な言葉遣いをするなど、普段とは違う雰囲気で話をしているのを見ると、子供にとっては新鮮で面白い光景に映るのでしょう。

言葉遣いに与える影響は時代で変わる

冒頭の「国語に関する世論調査」の結果グラフには、最新の平成26年の調査といっしょに平成19年、平成12年の調査結果も記載されています。

テレビや両親が子供の言葉遣いに与える影響は今後も高いとは思いますが、比較的新しいゲームやインターネットの影響も強くなることは予想できます。

とくに、インターネットは3-4歳の子がスマホを使って動画を見ることが当たり前になってきました。子供に与える影響の良し悪しは別として、この流れに歯止めをかけることは難しいですね。

子供の口調、言葉遣いが変わってしまうのは生活環境の影響が大きいのですが、たとえ少々言葉遣いが悪くても、それが子供の心が荒んでしまったからだとは受け止めないでください。

子供の言葉遣いが変わる原因の多くは、「興味本位の真似」と「集団生活の環境作り」のためです。

もし、相手を傷つけたり、ケンカになる言葉を頻繁に使っているなら、正しい言葉遣いを教える必要がありますが、新しい言葉を覚える興味関心や集団生活の環境作りを阻害する言葉の矯正にならないようにしましょう。

子供の言葉遣いが悪いから直したい、子供の乱暴な言葉遣いが気になるという人はこちらを参考にしてみてください。