女性が妊娠に感じる10の恐怖とは?不安の解決法や対処法

縦抱きで眠っている赤ちゃん

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妊娠で感じる不安や恐怖

妊娠をしたいと考えている人は、赤ちゃんに会える期待や喜びとともに、たくさんの不安や恐怖心を抱えているものです。

そして、それらの妊娠・出産に対する不安や恐怖心は、多くの噂や過剰な注意喚起のせいで、より増幅されているかもしれません。

マイナビウーマンに以下の記事がありました。この記事は、女性が妊娠するにあたって、何に不安や恐怖を持っているかという内容をランキング形式でまとめたものです。

参考|女性の本音「妊娠のココが怖い!」トップ10「流産」「体重の増加」「赤ちゃんの健康」|「マイナビウーマン」※リンク切れ

ただし、元になっているのは以下の英語の記事で、本来は「妊婦が不安や恐怖を感じることはたくさんあるが、しっかり対処すれば問題ない」ということを伝える内容です。

参考|Top 10 Pregnancy Fears (& Why You Shouldn’t Fear!)

今回はこの記事を参考にして、妊婦が妊娠と出産にあたって何に不安や恐怖心を抱いているのか、また、不安や恐怖心にどう対処すれば良いのかというお話をしたいと思います。

妊娠の不安と対処法1.流産

妊娠前の女性が最も心配していることは、「赤ちゃんを流産をしてしまうのではないか?」ということです。

流産が起こる確率は、年齢によって異なりますが、妊娠全体の2割弱(14-15%)ほどと言われています。

また、流産のほとんどが初期流産(妊娠初期-妊娠12週未満)として起こりますが、さらに初期流産の中でも妊娠6週ごろまでに6割が起こります。

そのため、その期間を過ぎた後で胎児の鼓動を聞くことができれば、安心感が高まるでしょう。

年齢別・妊娠週数別の流産確率・割合は?初期流産は予防できる?

妊娠の不安と対処法2.妊娠中の体重増加

多くの女性が、妊娠中の体重増加をとても気にします。統計によると、14-20%の女性が妊娠で増えた体重が産後も落ちていないそうです。

ただ、正しい食生活とマタニティヨガなどによるエクササイズを行えば、妊娠中でも余分な体重が増える事はありません。

また、妊娠中にエクササイズの習慣を付けておけば、産後に無理なく継続することも簡単です。

ただし、妊娠中に増えても良い体重は、妊娠前の体型や脂肪のつき具合によります。エクササイズをしすぎて、赤ちゃんに必要な栄養が足りなくなることは避けましょう。

妊娠で理想の体重増加は何キロ?増えすぎで妊婦と胎児に悪影響が

妊娠の不安と対処法3.赤ちゃんの健康

赤ちゃんが健康に産まれてくるかを過剰に心配しすぎる妊婦はたくさんいますが、健康な赤ちゃんを産むためには、健康な妊娠生活を過ごさなければいけません。

妊婦は十分な栄養補給に努め、健康な食事や適度な運動を行い、きっと健康な赤ちゃんが産まれてくる!とポジティブに考えることが大切です。

もちろん、それでも先天性の病気やある程度の避けられないリスクがあることも、同時に覚えておかなければいけません。

流産が起こる原因は、ほとんどが仕方がない理由です。それが遺伝子的な話であれ、妊婦や胎児の病気であれ、起こるべくして起こっているものです。流産の原因は以下で理解しましょう。

初期流産・後期流産の原因や時期は?様々な流産の種類と妊娠状態

妊娠の不安と対処法4.良い親になれるか

多くの親は、自分たちが良い親になれるかどうかを心配しています。この心配はもっともなことですが、すぐに問題がないと気がつくはずです。

たとえば、赤ちゃんが産まれた直後にトイレトレーニングをする必要はありません。赤ちゃんの成長に合わせて、自分たちの子育てスタイルはできあがっていくものなんです。

ところが、あまり過剰に気にしすぎると、親になることの心配が、子供を作らない理由になってしまいます。

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妊娠の不安と対処法5.出産

ほぼすべての妊婦、とくに初めての妊婦は心の中で「出産はどれ位の時間がかかるのか……。」「どれ位痛いものなのか……。」などの不安を抱えています。

このように妊婦が心に抱える恐怖には、ラマーズ法、ブラッドリー法、マタニティヨガの教室に通うことで心を落ち着け、痛みや時間に対する気持ちの準備を行うと良いでしょう。

妊婦向けの教室に通うことは出産の準備をするだけではなく、出産プロセスや出産に挑むための自信を与えてくれます。

自然分娩の出産にこだわり、分娩介助者をより身近に感じられる助産院を選ぶということも1つの選択肢になるでしょう。

助産院と病院どっちが良い?助産院の特徴とメリット・費用の違い

妊娠の不安と対処法6.妊娠中の食事等が出産後の赤ちゃんに与える影響

多くの妊婦が妊娠時に摂取した食べ物や飲み物、薬などによって、赤ちゃんに何らかの影響が出てしまうのではないかと懸念しています。

最も大切なことは、変に健康や運動を意識しすぎ・やりすぎることよりも、医師があなたに示した「やっちゃダメ、摂取しちゃダメリスト」を忘れずに守ることです。

もちろん、妊娠中の飲酒や喫煙は禁止ですが、コーヒーや薬はルールを守って摂取できますし、食事も栄養が偏ったり食べすぎなければとくに気にする必要はありません。

授乳中の薬・アルコール・タバコ・コーヒーの影響と摂取のルール

妊娠の不安と対処法7.産後の体型・体重の回復

多くの妊婦が、妊娠中に増えた体重が産後に戻らないのではないか、体型が戻らないのではないかという恐怖を持っています。

もちろん、妊娠中にどれ位体重を増やしたかにもよりますが、もし妊娠前の身体に戻れるならどんな労力も惜しまないはずです。

そう考えられるならば、出産後に健康的な食事や運動を続けることはできるので心配はいりません。

健康的な食事や運動は、妊娠中から行うことで、出産後も習慣にすることができます。出産後の体型や体重が心配な人は、ぜひ妊娠中の運動に取り組んでください。

妊婦の運動はいつから?妊娠中おすすめ&してはいけない運動

妊娠の不安と対処法8.緊急帝王切開

「もしかしたら、出産時に緊急帝王切開が行なわれるかもしれない……。」と心配する妊婦もいるでしょう。

基本的に、帝王切開は自発的に行えません。例えば、逆子であったり、前回帝王切開で出産していたり、巨大児などの問題がある場合に行うものです。もちろん、これらは事前に判明していることが多いため、予定帝王切開を行う旨の説明を受けるはずです。

緊急帝王切開は、胎児機能不全や臍帯異常、胎盤異常、遷延分娩などの分娩時異常の場合に行いますが、その割合は全分娩の7-8%ほどです。

2011年の出生数に対する分娩状況
自然分娩など|約85万人(81.0%)
緊急帝王切開|約8万人(7.6%)
予定帝王切開|約12万人(11.4%)

出産が帝王切開の確率は?予定帝王切開と緊急帝王切開の割合

妊娠の不安と対処法9.妊娠中のストレス

妊婦にとってストレスは大敵ですが、皮肉なことに、妊婦がストレスを軽減する心掛けがかえって大きなストレスになる場合があります。

そして、そのストレスが、低出生体重児の出産確率を上げることがわかっています。

未熟児とは?未熟児、低出生体重児、早産児の意味・定義の違い

また、専門家によると、妊婦には軽度のストレスがある方が女性ホルモンの分泌を促すため、妊娠に良好な結果を与えるそうです。

妊娠の不安と対処法10.妊娠中・産後の営み

多くの妊婦が、妊娠中の性交についての悩みを持っています。また、出産後は以前と同じように性交ができないのではないかと心配しています。

妊娠中の性交については、医師から問題ないと言われれば可能です。

また、多くの女性は、産後に自分の身体が元には戻らないと考えていますが、産褥期を過ぎると身体は妊娠前の状態に戻りますし、授乳が性交の妨げになることはありません。

産褥期はいつまで?妊娠機能が回復する期間や産後の過ごし方

噂を信じる前に専門家に相談

妊婦が抱えるこれらの10の恐怖は、妊娠を経験した女性にとってはベーシックな内容だと思います。誰もが知っていて、誰もが悩むことですよね。

ただ、これらの不安について間違った噂を信じ、間違った知識を持ってしまうと、妊娠中の不安をより大きくしてしまったり、産後の生活に影響を与えてしまうこともあります。

もし、心配になる出来事やマイナスイメージがある噂を聞いた場合は、まず医師など専門家に質問をして、なるべく早く悩みを解決できるようにしましょう。

本記事は英語を翻訳、意訳しつつ文章を補完したものです。

妊婦の悩みや心配は他にもあります。以下も参考にしてください。

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