子供にスポーツをさせる理由は?幼児期の運動による影響・効果

子どものサッカー大会

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なぜ子供にスポーツをさせたいの?

「子供の身体を丈夫にしたい。」「運動をする楽しさを知ってほしい。」「できればプロに育てたい……。」など、さまざまな理由で親は子供にスポーツをさせたいと考えます。

しかも、幼児期などなるべく早めが良いという人が多いでしょう。我が家も同様で、夫婦ともに子供には何でも良いので、早くからスポーツに真剣に取り組んで欲しいと考えてます。

理由としては、学生時代に部活動を真剣にしたことで、色々と良い影響があった気がするから……という曖昧なもの。

「だったら幼児期じゃなく、小学生・中学生・高校生になってからスポーツを始めても良いんじゃない?」と思うかもしれませんが、小さな子供のころにスポーツをすると多くの良い影響・効果が期待できます。

では、小学生・中学生・高校生ではなく、幼児のころからスポーツをすることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

今回は、子供が運動をすることで得られるメリット、幼児に習わせたいスポーツについてお話したいと思います。

身体を動かすことが好きになるには

大人になってから新しいことを始めようと思ったときに、全く不安を感じずに挑戦できる人はどれだけいるでしょうか。

多くの人が初めてのことに不安を感じるのは理由があり、認知療法の概念では、不安な気持ちを抱くことを個人的な「認知」のためだとしています。

人間は世界のありのままを観ているのではなく、その一部を抽出し、解釈し、帰属させているなど「認知」しているのであって、その認知には必ず個人差があり、客観的な世界そのものとは異なっている。それゆえ、誤解や思い込み、拡大解釈などが含まれた自らに不都合な認知をしてしまい、結果としてさまざまな嫌な気分(怒り、悲しみ、混乱、抑うつ)が生じてくると仮定している。

引用|認知療法 – Wikipedia

つまり、これまで膨らませてきた過去のイメージが大きいほど不安を感じやすく、新しいチャレンジの妨げになる可能性が高くなるということです。

わたしたち親は、決して子供を型にはめて育てたいわけではなく、たくさんの可能性を持って欲しいと願っています。そのためには、できる限りさまざまな事柄の不安や苦手意識を取り除いてあげたいと思うはずです。

早めにスポーツをさせるのは、子供が身体を動かすことに不安なイメージを持たないためです。3歳から5歳、できれば2歳ごろから身体を動かし、「楽しい」という感情が結びつけば、身体を動かすことが好きになり、自発的に運動に取り組むようになります。

幼児期の運動・スポーツによる良い効果

では、幼児のころから積極的に身体を動かし、何らかのスポーツを体験することで、どのような効果が期待できるでしょうか。

効果1.心肺機能や骨格形成に役立つ

身体を動かすことで心肺機能が強くなり、呼吸器の病気にかかりにくくなったり、骨格形成などの成長が促進されます。

とくに、足の骨格と筋肉が成長しなければ、足の裏に体重を支える関節のアーチ(土踏まず)が形成されず、「先天性扁平足」の原因になる場合もあります。

効果2.痛みやストレスに強くなる

身体を動かすと、転んだり、身体をぶつけるなど何らかの痛みを伴うことが増えます。子供の痛がり方に差はありますが、痛みやストレスなどの負荷に慣れることで、精神的にも成熟が早くなります。

効果3.運動神経が良くなる

運動神経とは、身体の各部位や筋肉の動きをコントロールする(信号を伝える)神経の総称です。仮に身体能力が高くても、運動神経が良くなければ、身体をうまく動かすことはできません。

脳がうまく身体をコントロールできるようになれば、いざというときの危機回避能力も高まります。

効果4.身体能力(基礎体力)が向上する

定期的に身体を動かしたり、スポーツをすることで、基礎体力や身体能力は向上します。この時期の子供の身体能力にはそれほど差はありません。

ただ、基礎体力が向上すれば、身体が疲れにくくなるだけでなく、疲労からの回復も早くなりますし、身体を動かす自信にも繋がります。

効果5.体温調節機能が高まる

子供の体温調節機能は、2歳ごろまでに自律神経が正常に働くことで整っていきますが、それ以降も継続して体温調節機能を高めたい場合は、幼児期の適度な運動と発汗が効果的です。

効果6.感情が豊かになる

ルールの中で勝敗を決定するスポーツをすることで、目標を持つことの大切さ、勝つことの喜び、負けることの悔しさ、うまくいかないときのもどかしさなど、さまざまな感情を学ぶことができます。

効果7.コミュニケーション能力や礼儀が身に付く

チームスポーツであれば、仲間との協力や仲間を思いやる行動、チームとしての協調性やリーダーシップなどを学ぶことができます。また、大人や上級生との関わりを通して、コミュニケーション能力や礼儀が身に付きます。

子供の好きな気持を育てよう

では、最後に幼児期の運動・スポーツによる効果をまとめておきましょう。

幼児期のスポーツによる効果
1.心肺機能や骨格形成に役立つ
2.痛みやストレスに強くなる
3.運動神経が良くなる
4.身体能力(基礎体力)が向上する
5.体温調節機能が高まる
6.感情が豊かになる
7.コミュニケーション能力や礼儀が身に付く

子供がスポーツをすると運動神経や身体能力が高まるだけでなく、それらが自信になることで、性格も明るく前向きになります。

もし、親が本格的に特定のスポーツに取り組ませたい場合でも、「好きこそものの上手なれ」の言葉通り、「好きな気持ち」がなければ自発的な取り組みや上達は見込めません。そして、好きな気持ちを育てるためにはまず体験が必要です。

ちなみに、うちは息子が体操教室、スイミングスクール、サッカー教室に通い、今はスイミングとサッカーを続けています。娘は体操教室、スイミングスクールに通い、今もその2つを続けています。

息子も娘もスポーツ教室を始めたきっかけはお友達の存在ですが、その後はスポーツを通して味わう目標の達成感が、継続するモチベーションになっているようです。

伸び悩み時期は「やめたい。」「行きたくない。」はありますが、少し我慢をして行かせると、また新しい目標を見つけたり、できなかったことをできるようになることでモチベーションが生まれます。

子供の「やめたい。」「行きたくない。」を聞いて、親は単純に子供がそのスポーツを嫌いになったと思わない方が良いでしょう。

子供が習い事をやめたいと言ったときの対応
・なぜやめたいのかという理由を聞く
・失ってしまうデメリットを伝える
・最終判断のために後数回通わせる
・親としての気持ちを伝える

「継続は力なり」を身をもって知るためにも、その時の気分で子供がスポーツをやめることに対して、親は慎重に考えるべきです。これはスポーツだけでなく、生活全般に言えることですね。

もちろんこれは、親が強制的に習い事を続けさせるという意味ではなく、ワンクッション、ツークッションを置くという意味です。