子供のサインを見逃すな!赤ちゃん返り34の症状・兆候と見抜き方

仲が良い兄弟

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娘が急にグズグズ、甘え、癇癪…原因は

最近、3歳の娘がやたらと甘えてきます。息子は来年から小学生で朝7時に家を出るため、少しずつ早起きの準備をしていますが、娘はなかなか起きません。

朝起きるまでグズグズして、起きてからも幼稚園に行くまで、ずっとわたしにべったりです。

幼稚園から帰ってきてもべったり、習い事に行ってもべったり、ちょっと離れると「マーマーー」と泣きます。甘えるだけなら良いのですが、急に癇癪を起こして言うことを聞かなくなります……。

今まで1度もなかったおねしょやおもらしも繰り返していて、本当に困っています。これは、おそらく赤ちゃん返りの一種です。

「え?赤ちゃん返りって、上の子がなるんじゃないの?」

赤ちゃん返りは、今までできていた行為が突然できなくなり、赤ちゃんに戻ったように振る舞うことで、原因は「強く叱られた」「壁にぶつかった」「ママと離れる不安」「弟・妹ができた」などの不安定な心理状態によって起こります。

子供の赤ちゃん返りは、心の成長の過程で起こることなので悪いことではありません。ただ、子供にとって悪いことではなくても、親にとっては困ることです……。

では、子供にどのような症状・行動が見られたときに、赤ちゃん返りが起こっていると考えれば良いのでしょうか。

赤ちゃん返りの症状は、赤ちゃんのように振る舞ったり、1人でできていたことができなくなるだけではありません。子供の年齢にもよりますが、以下の症状や行動が複数見られたら赤ちゃん返りを疑いましょう。

赤ちゃん返りの症状・サイン1.ママに甘える

保育園・幼稚園で集団行動が始まると、ママに甘えることを友達に見られるのが恥ずかしいと感じるようになります。ところが、子供がまた急にママに甘えるようになると、赤ちゃん返りを疑っても良いでしょう。

子供がママに甘える行為は、以下のものがあります。

・ママの身体にくっつくことが増える
・ママへの後追いが復活する
・「○○したい」「○○して」という要求が増える
・「ねぇねぇ、ママ聞いて」が増える
・外食のときにママの横に座りたがる
・寝るときにママにくっついて眠りたがる
・ママが忙しいときほど甘える回数が増える
・ママに足が痛い、お腹が痛いなどの訴えが増える
など

赤ちゃん返りの症状・サイン2.行動が退化する

赤ちゃん返りを起こすと、着替えや歯磨き、箸での食事など1人でできていたことが急にできなくなってしまうことがあります。それどころか、おねしょやおもらしが増えたり、指しゃぶりなどのストレス行動も見られます。

退化する行動は、以下のものがあります。

・ママに「食べさせて」と要求する
・1人で着替えができなくなる
・1人でトイレに行けなくなる
・ベビーカーに乗りたがる
・赤ちゃん言葉が増える
・新しいことに挑戦しなくなる
・頻尿、頻糞気味になる
・おもらしやおねしょが復活する
・瞬き、指しゃぶりなどが目立つようになる
など

赤ちゃん返りの症状・サイン3.感情がコントロールできない

赤ちゃん返りを起こした子は、癇癪を起こすことが増えます。そうかと思えば、メソメソ泣き出して1時間スネっぱなしになったり、友達にわざと意地悪するなど、普段の感情をコントロールできなくなることがあります。

・友達とケンカが増える
・すぐに癇癪をおこす
・叱られても反抗する
・泣いたり、怒ったり感情の振り幅が大きくなる
・全体的に感情表現が少なくなる
・普段の話し方に元気がなくなる
・頭をぶつける、物で叩くなど自傷が見られる
など

赤ちゃん返りの症状・サイン4.人に対する精神的不安定

赤ちゃん返りを起こした子は、ママ以外に対して人見知りが強く出るようになり、あまり関心を示さなくなります。また、イタズラをしたり、乱暴な言葉を使うようになることもあります。

・家族以外にあいさつができなくなる
・ママ以外の人に近づかなくなる
・人見知り、場所見知りが強くなる
・新しい友達を作ろうとしなくなる
・自分を守る嘘をつくようになる
・興味を引くためにわざとイタズラをする
など

赤ちゃん返りの症状・サイン5.弟妹に対する感情

子供が赤ちゃん返りを起こす最も多い原因は弟妹ができることです。自分のモヤモヤした感情を弟妹にぶつけたり、弟妹に対する感情をママにぶつけるようになります。

・弟妹のおもちゃを取る
・弟妹を叩いたり、嫌いと言ったりする
・弟妹のようにママのおっぱいを欲しがる
・弟妹に対して「ずるい」という言葉が増える
・弟妹を叩いたり、傷つけようとする
など

赤ちゃん返りの見抜き方

軽いものを含めれば、子供の赤ちゃん返りの行動や症状は、まだまだたくさんあります。

大きくタイプで分けると「感情のままの言動でママを困らせるタイプ」「感情を押さえてストレスが行動に現れるタイプ」「ママを避けて他の人に甘えるタイプ」に分かれます。

赤ちゃん返りは軽いものなら良いのですが、「頭をぶつける、物で叩くなど自傷が見られる」「弟妹を叩いたり、傷つけようとする」などは困るレベルではないため、ママの精神的な疲労が心配されます。

しかも、わたしの保育の経験則ですが、赤ちゃん返りで自傷行為をする子は割と多く、10人に1人ほどいるのではないかと感じています。

ただ、どのような赤ちゃん返りの行動・症状も、子供が不安や寂しさを感じ、ママに守ってもらいたい、認めてもらいたいというストレスから起こります。

そのため、小さい頃にママにしてもらっていたことを要求したり、弟妹と同じ行為をしてもらいたがることが多くなります。

また、ママに要求するだけではなく、おもらしやおねしょをしたり、言葉や箸の使い方・トイレの仕方が下手になるなどの退化行動(幼児退行)も起こります。

そこで、ママが「もう当たり前にできる。」「自然にできる。」と思っていた子供の行動は、実はママのためにがんばってしていたということに気付かされます。

この気付きがあれば、ママは「前は1人でトイレに行ったら、褒めてくれたのに……。」と感じる子供の気持ちが理解できるはずです。

子供の行動や症状に変化やおかしなところがあると感じたら、会話をしたり、スキンシップをとるなどして、子供と向き合ってください。もしかしたら、子供の口から寂しい感情が素直に出てくるかもしれません。