赤ちゃんはおしっこで必ず泣く?泣く理由と泣かない理由

赤ちゃんがおしっこで泣く理由

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赤ちゃんがおしっこで泣くのは当たり前?

新生児から生後3か月ごろまでは、赤ちゃんは1日に15回以上のおしっこ、5-10回ほどのうんちをします(以下参考の通り個人差は大きい)。そのため、ママは頻繁におむつを替えているはずです。

さて、わたしたちは、何となく赤ちゃんがおしっこをすると泣くイメージがありますが、みなさんの赤ちゃんはおしっこの度に泣いているでしょうか。

赤ちゃんが泣いているので、「おしっこかな?」と思っておむつを見ると、おしっこもうんちもしていません。赤ちゃんが泣かないので、「おしっこまだかな?」と油断をしていたらおむつがボトボト……ということもあります。

赤ちゃんがおしっこをすると泣くというイメージは、間違っているのでしょうか。

今回は、赤ちゃんがおしっこをしたときに泣く理由、泣かない理由についてお話したいと思います。

赤ちゃんがおしっこで泣かない理由

「赤ちゃんはおしっこをすると泣くので、泣いたらおむつを交換するサイン」と聞いたことがあるママは多いですよね。

ところが、これはよくある勘違いで、新生児はおむつが濡れていてもあまり泣くことはありません。というよりも、新生児期の赤ちゃんは、自分がおしっこをしたことに気付けないことがあります。

赤ちゃんは、生後2か月になるとおしっこをした感覚が少しずつわかるようになります。また、1回のおしっこの量が増えて、おむつの濡れがわかりやすくなり、不快感も感じるようになります。

もちろん、個人差があり、敏感な赤ちゃんは早くおしっこをした感覚や不快感を感じますが、おしっこをした感覚があっても気にしない赤ちゃんもいます。

そのため、おしっこの際の赤ちゃんの特徴がわかるまでは、ママは「泣いたらおむつを交換するサイン」と思わずに、こまめに赤ちゃんのおむつをチェックして、おしっこをしているか確認しなければいけません。

赤ちゃんがおしっこで泣く理由

では、生後しばらくした赤ちゃんが、おしっこをしたときに泣いてしまう理由は何でしょうか。

おしっこで泣く理由1.おむつが濡れて不快なため

赤ちゃんはママに毎日何回もおむつを交換してもらうことで、おむつが濡れている感覚・濡れていない感覚がわかるようになり、濡れていると不快感を感じるようになります。

おしっこで泣く理由2.排尿反射にびっくりするため

赤ちゃんは、膀胱におしっこが溜まると、尿意を感じる前に反射で膀胱が縮んでおしっこを排出するため、排尿を自覚できません。これを「排尿反射(はいにょうはんしゃ)」と言います。

ところが、尿意に気付かない代わりに、反射でおしっこを出すときのお腹の筋肉の動きや膀胱の収縮の動きでびっくりして泣いてしまうことがあります。

おしっこで泣く原因3.おむつかぶれができているため

おむつかぶれは、拭き残しのうんち汚れや汗やおしっこでおむつ内が蒸れて皮膚が弱くなり、肛門周辺が赤くかぶれて炎症ができる症状です。おむつかぶれになると、赤ちゃんはおしっこの度にしみて泣いてしまいます。

ひどいおむつかぶれ

おしっこで泣く原因4.亀頭包皮炎のため

亀頭包皮炎は、園児から小学生くらいの男の子に起こるちんちんの病気ですが、赤ちゃんでもまれにかかります。亀頭と包皮が炎症を起こすため、おしっこの度にしみて泣いてしまいます。

おしっこで泣く原因5.尿路感染症のため

尿路感染症とは、尿道口から菌が入り、腎臓・尿管・膀胱・尿道(腎尿路系)で炎症を起こす病気のことです。感染場所によっては38-39度の高熱、嘔吐下痢、頻尿などがあるため、脱水症状に気を付けなければいけません。

また、おしっこ時の痛み、背中の痛みなどを伴うこともあるため、排尿を嫌がる子もいます。

赤ちゃんのおしっこでママが気をつけること

このように、赤ちゃんがおしっこをしたときに泣く原因はさまざまです。ただ、冒頭でお話した通り、赤ちゃんはおしっこの度に泣くわけではありません。

最近の紙おむつは吸水性・吸湿性が高く、おしっこを吸収しても比較的さらりとしているため、あまり不快感を感じずに慣れてしまう子もいます。

それでもママは、おむつかぶれ、亀頭包皮炎、尿路感染症、膀胱炎など、おしっこに関係する病気の早期発見のため、定期的におむつをチェックする必要があります。

もちろん、赤ちゃんはうんちでも泣きます。赤ちゃんがうんちで泣く原因も、しっかり押さえておきましょう。

ところで、「あんまりおむつを頻繁に替えると、子供が神経質になるよ!」とお姑さんに言われる……これもあるあるですかね。

おむつをこまめに替えても、赤ちゃんが神経質になることはありません。むしろ、赤ちゃんの病気予防と性格の理解のために、こまめにおむつを替えながら、赤ちゃんの理解に努めましょう。

また、ママは赤ちゃんの健康管理のために、おしっこの回数や量、色や匂いの変化も合わせて確認してください。


参考|日本小児泌尿器科学会