子供の耳垢が多い・たまりやすい原因は?耳掃除のやり方と対策

凸凹がついた綿棒

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2-3歳になった子供は耳垢がたまりやすい

赤ちゃんのころの耳掃除は、基本的には毎日外耳や耳周りをお風呂できれいに洗い、1週間に1-2度ほど耳穴の入口付近を湿らせたガーゼなどで拭くだけで問題ありません。

もし、耳垢が外耳道の奥にたまってしまった場合は、耳鼻科に行って耳掃除をしてもらえば良いでしょう。料金もそれほど高くないですし、耳鼻の病気を予防するための定期健診にもなります。

さて、子供が2-3歳になると、活発にお友達と遊ぶことが増えます。保育園や幼稚園などで、たくさんの子といっしょに砂遊びや鬼ごっこやサッカーなどをして遊び倒しますよね。

このころから子供は、耳垢がたまりやすくなります。「なんでうちの子はこんなに耳垢がたまるんだろう……。自分で耳掃除させた方が良いのかな?」と考えるママもいるかもしれませんが、ちょっと待って下さい。

その前に、なぜ子供の耳には耳垢がたまりやすいのか原因を知っておきましょう。

今回は、子供の耳垢がたまりやすい原因とその対策についてお話したいと思います。

子供の耳垢が多い・たまりやすい原因

原因1.耳垢腺が多い湿性耳垢だから

耳垢には「湿性耳垢(しつせいじこう)」と「乾性耳垢(かんせいじこう)」がありますが、日本人の2割弱は外耳道の汗腺(耳垢腺)が多く、脂分が分泌されるため耳垢が湿った湿性耳垢です。

耳垢が湿っているため、皮脂や空気の汚れを吸着し、それが耳穴にたまります。とくに子供は湿性耳垢の割合が高く、耳垢腺が多い子ほど耳垢がたまりやすくなります。

原因2.大量の汗をかくから

大人は汗をかいたときに、タオルで拭いたり、休んだりすることで汗を抑えようとします。ところが、子供は遊ぶことに夢中で汗を拭こうとも、抑えようとしもしません。

しかも、子供は新陳代謝が活発で、体内の水分割合が多いため、体の割に大人よりもたくさんの汗をかきます。その汗が耳穴に入ることで、耳垢がたまりやすくなります。

原因3.外に出ることが多くなるから

子供は夏の暑い日でも、冬の寒い日でも関係なく外で元気に遊びます。また、身体を汚して遊ぶことが大好きです。

外に出ることが多い子供ほど、耳穴に入り込む空気中のほこりやチリなどの量が増えるため、耳垢がたまりやすくなります。

原因4.水泳やお風呂

子供のスポーツ教室の人気No.1は、圧倒的にスイミングです。習い事をしている子供の4割がスイミング教室に通っています。

スイミングで耳に水が入ると、耳垢が固まってしまい、耳の中にたまりやすくなります。これはお風呂も同じで、とくにお風呂の中で潜って遊ぶ子は耳垢がたまる傾向があります。

原因5.耳掃除のしすぎ

赤ちゃんのころは、耳かきや綿棒を使った耳掃除をする必要がありません。赤ちゃんもおとなしくしてくれないので、耳の中に異物を入れるのは怖いですよね。

ママの言うことを聞いてくれる2-3歳になると、耳掃除はしやすくなります。耳掃除が好きな人は、自分以外の耳掃除も好きだったりします……。ましてや我が子の耳掃除なので気合も入ります(^_^;)

ところが、耳掃除をしすぎると外耳道を傷つけ、細胞から浸出液(しんしゅつえき)が滲み出てきます。そして浸出液が皮脂を固めることで、耳垢が増えてしまいます。

耳垢は基本的に剥がれた皮脂の塊です。つまり、ゴソゴソ耳掃除をするほど外耳道の皮膚が剥がれて、耳垢が作られます。また、外耳道の傷は、さまざまな病気の原因にもなります。

子供の耳垢が多いときの対策

では子供の耳垢が多いとき、ママはどのように対処すれば良いのでしょうか。

対策1.基本的に耳垢は気にしない

子供の耳垢の量が多いと、耳垢で耳栓をしたようになる「耳垢栓塞(じこうせんそく)」が気になるママもいるでしょう。

ただ、耳垢栓塞の一番の原因は、綿棒などで耳垢を耳の奥に押し込んでしまうことです。そのため、基本的には子供の耳垢は気にせず、赤ちゃんのときと同じように耳穴の入り口付近の耳掃除をしてください。

対策2.やっぱり耳鼻科での耳掃除

湿性耳垢や汗などの影響で耳垢がたまりやすい子の耳垢が、外耳道の壁に張り付いて乾燥するとなかなか取れません。

ママが耳掃除をしていても、子供の耳垢が奥にたまってしまったら、やっぱり耳鼻科での耳掃除が最適です。もし耳垢が耳奥で固まりやすい体質の子には、耳垢を柔らかくする薬液も出してくれます。

対策3.耳穴入り口のみ頻繁に耳掃除

とくに耳垢がたまりやすい子供は、綿部分に粘着性がある子供用の細い粘着綿棒を使って、耳穴の入り口周辺の耳垢のみ頻繁に取り除きましょう。

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粘着綿棒を使った耳掃除は、通常は1か月に1度程度で全く問題ありませんが、子供の耳垢のたまりやすさによって、その頻度を多くして対応してください。

なぜママは子供の耳掃除にこだわるのか

耳掃除をしすぎることで耳垢を作り、また耳掃除……というループになることはわかっていても、子供の耳掃除にこだわるママはいます。

別に耳掃除ではなく、鼻掃除だって良いですし、もっと念入りな歯磨きだって良いはずです。ママが子供の耳掃除にこだわるのは、もしかしたら耳掃除をすると気持ちが良いことを経験からわかっているからかもしれません。

耳掃除をすると気持ちが良い理由は、耳の中を刺激することで、リラックス、眠気、身体の弛緩などの反射が起こるためです。

外耳道にある耳垢腺には「迷走神経(めいそうしんけい)」が通っています。迷走神経とは、脳神経の中で主に臓器に伸びて副交感神経として働く神経のことです。

そして、迷走神経を刺激することで起きるのが、前述したリラックス、眠気、身体の弛緩などで、これを「迷走神経反射」と言います。

参考|耳の話し (5)耳掃除はなぜ気持ちいい? | 地域医療に貢献する|高見台クリニック

ただ、いくらママが耳掃除の気持ちよさを知っていても、「せっかく気持ち良いんだし、子供の耳掃除もしてあげなくちゃ!」と考えて、耳掃除のループを作ってはいけません。

子供の耳の奥に大きな耳垢を発見してしまうと、かき出したい欲求にかられる気持ちはよーくわかりますが、子供のために我慢です……(^_^;)