断乳後・卒乳後の子供のケア、おっぱいと体調のケア

離乳食を食べる赤ちゃん

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授乳をやめると何が起こる?

断乳や卒乳によって授乳をやめる行為は、ママと子供にとって大きな環境の変化です。

もし、ママの生活環境の必要性から断乳をした場合、初めは順調に思えても、後から子供に何らかの影響が出る場合があります。

もちろん、断乳ではなく自然な卒乳後でも、子供に影響が出るだけでなく、ママのおっぱいや体調に何らかの影響が出る場合もあります。

そのため、断乳や卒乳とその後の「子供のケア」「ママのおっぱいと体のケア」はセットで考えなければいけません。

では、断乳後や卒乳後に、どのようなケアをすれば良いのでしょうか。

今回は、断乳後・卒乳後のママのおっぱい・身体のケアと子供のケアについてお話したいと思います。

断乳後・卒乳後のおっぱいと身体のケア

断乳後・卒乳後は、ママのおっぱいと身体のケアを行います。通常、日中の授乳を減らすと母乳の分泌は減少しますが、断乳後・卒乳後におっぱいが張り、搾乳が必要になるママもいます。

参考|2006年 春号より バックナンバー こうのとりくらぶ コラム&広報誌|順天堂大学医学部附属静岡病院

おっぱいのケア1.基本的には母乳外来

搾乳に慣れているママは良いのですが、慣れていないママは搾乳の刺激で、母乳分泌が良くなってしまう可能性があります。基本的には助産院や産婦人科の母乳外来に行き、断乳後のケアの仕方を聞いた方が良いでしょう。

おっぱいのケア2.搾乳は1日1回

AMOMAの「助産師が教える!卒乳・断乳時のケア」によると、搾乳は1日1回から始めて徐々に日数を伸ばすことになっています。

もし、おっぱいの張りが強く母乳分泌量が多い場合は、1日1回たっぷり搾乳するのではなく、まずはおっぱいの張りをなくす程度に、数回軽く搾乳するようにしましょう。

初めは1日1回のペースでお風呂上りに搾乳し、それを2~3日おきへと徐々に延ばしていきましょう。

おっぱいが張るから・溜まるからといって搾乳しすぎることは刺激になり、母乳を作る要因となってしまいます。

また、搾乳の際に乳頭やおっぱいの付け根を刺激することも母乳の分泌を促すことにつながるので、そうならないように両手絞りでゆっくりと搾乳しましょう。

引用|助産師が教える!卒乳・断乳時のケア|AMOMA

おっぱいのケア3.3日-1週間に1度母乳を出し切る

おっぱいの張り具合によりますが、母乳は3日-1週間に1度しっかりと出し切って、乳粕などによる乳腺詰まりにならないようにする必要があります。

おっぱいのケア4.搾乳は1-2か月後まで続く場合も

断乳後も、しばらくはおっぱいの張りがあります。母乳の分泌量は少しずつ減っていきますが、毎日作られる母乳を出し切るには、1-2か月ほどかかる場合があります。

おっぱいのケア5.張って痛い場合は冷やす

もしおっぱいの張りが強く、痛みがある場合はおっぱいを冷やして血流を弱めましょう。母乳は血液から作られているため、血行が良いほど多く生成されてしまいます。

おっぱいのケア6.油ものや高カロリー食を控える

乳腺炎予防のために、ある程度母乳が出なくなるまでは、油ものや高カロリー食を控えた方が良いでしょう。

おっぱいのケア7.飲み物に気をつける

同じく乳腺炎予防のためには、水分補給に気をつけなければいけません。もちろん、水や麦茶でも良いのですが、リラックス効果が高く、乳粕などの乳腺詰まりを予防・解消する効果を期待してハーブティーを飲む人も多いですね。AMOMAの「ミルクスルーブレンド」は有名です。

おっぱいのケア8.しこりに痛みがある場合は病院へ

おっぱいのしこりに痛みがあり、柔らかくならない場合は、乳腺炎を起こしている可能性があります。また、おっぱいの張りとともに発熱がある場合も乳腺炎の可能性があるため、すぐに受診してください。

断乳後・卒乳後の子供のケア

卒乳がスムーズに完了したのであれば、子供のケアはとくに必要ないのですが、断乳の場合はいくつか注意点があります。

子供のケア1.脱水症状に気をつける

断乳の場合、子供はこれまで母乳メインで水分摂取を行っているかもしれません。そのため、授乳をしない分の水分補給を怠らないようにしましょう。基本的な断乳の条件の1つは、マグやコップを使えることです。

子供のケア2.おっぱいの存在に気をつける

断乳をした子供は、しばらくの間は思い出したようにおっぱいを求める可能性があります。断乳時にニップレスを貼っていた場合は、しばらく貼り続ける必要がありますし、絵を描いた場合も同様です。

また、おっぱいを触りたがることもありますが、上手くごまかしてなるべく触らせないようにしましょう。

子供のケア3.家族の育児参加も継続

断乳準備のときに行った寝かしつけや、夜泣きケアなど、家族の協力もしばらく続けてもらいましょう。とくに、おっぱいに執着がある子ほど、お風呂は家族に任せられると良いですね。

子供のケア4.体調が変化したら

断乳後に子供が体調を崩したり、発熱した場合はすぐに病院に連れていき、最近の状況として断乳したことを医師に伝えてください。

もし、子供が体調を崩した理由が断乳によるストレスなどと診断された場合は、授乳を再開して断乳の時期をずらすことも考えます。

寝かしつけ、夜泣き対策はどうする?

おそらく、断乳にしろ卒乳にしろ、1番困ることは寝かしつけや夜泣き対策だと思います。とくに、断乳後の子供が、寝るときにママのおっぱいを触りたがる気持ちはよくわかります。

もし、断乳後の寝かしつけや夜泣き対策に苦労したくなければ、早いうちにおっぱい以外の入眠儀式を作っておきましょう。

入眠儀式5か条
1.ママの身体に負担がない儀式
2.ママがイライラしない儀式
3.準備に時間がかからない儀式
4.場所が変わっても行える儀式
5.ママじゃなくてもすぐできる儀式

もう1つ大切なことは、ママが断乳したことを後悔しないことです。断乳前に、断乳しなければいけない理由を決めて取り組んだはずなので、その事実を受け入れて納得するようにしましょう。

ママが子供に申し訳ない気持ちになると、せっかくおっぱいを我慢している子供がかわいそうですしね。どちらにしても、無理やり断乳をするデメリットは押さえておきましょう。

断乳によるデメリット
・言葉で意思表現ができない早期の断乳は、癇癪を起こす可能性がある
・断乳に慣れるまで、夜泣きやぐずりがひどくなる可能性がある
・断乳をした罪悪感で、ママが余計にストレスを感じる可能性がある
・断乳との因果関係は分からないが、甘えが強くなる可能性がある
・断乳後しばらくの間、おっぱいが張って苦しくなる可能性がある
・子供の情緒が不安定になり、離乳食を嫌がる可能性がある
など

これで子供はまた少し成長をしました。卒乳はもちろん、たとえ断乳でも、子供が成長する嬉しい出来事なので、家族みんなで喜び合いましょう。