赤ちゃんのひとり歩きはいつから?早い遅いの基準と歩く練習

3足のファーストシューズ

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1歳になったらいよいよひとり歩き!

寝返り、お座り、ハイハイ、つかまり立ち……と経験してきた赤ちゃんも、そろそろ1歳……。

ママは赤ちゃんが1歳前後になると、つかまり立ちやひとり歩きを期待するようになります。赤ちゃんが、自分の力だけで歩く時期がやってきました。

赤ちゃんが上手にひとり歩きできるようになれば、ママと手をつないでいっしょにお散歩できますし、お友達と外で遊ぶこともできます。ここからが、赤ちゃんではなく幼児としての育児の始まりです。

ところで、「1人でヨチヨチ歩けるようになったーー!」と喜びたいママは、どのような基準、定義で赤ちゃんがひとり歩きできるようになったと解釈すれば良いのでしょうか。

また、赤ちゃんがひとり歩きをする平均的な時期はいつごろでしょうか。

今回は、赤ちゃんがひとり歩きをする時期の目安やひとり歩きの基準、またひとり歩きの練習方法についてお話したいと思います。

ひとり歩きとは?定義は?

ひとり歩きとは、赤ちゃんがつかまり立ちの状態から、物につかまらずに自力で2-3歩交互に足を出せるようになることを言います。

「たった2-3歩で良いの?」と思うかもしれませんが、ひとり歩きで大切なことは、初めの1歩目と次の2歩目です。

赤ちゃんは、つかまり立ちができると、すぐにつたい歩きをするようになりますが、つたい歩きから支え無しでひとり歩きができるまでは、時間がかかります。

支え無しで1歩目を踏み出すことを怖がる赤ちゃんもいれば、つかまり立ちからすぐに初めの1歩目を踏み出すことができる赤ちゃんもいます。

1歩目はまだ良いのですが、2歩目を出すためには1歩目を軸にして次の足を前に出さなければいけません。そのため、1歩目で満足して、2歩目を踏み出さない赤ちゃんもいます。

以下の動画を見ると、赤ちゃんのひとり歩きが上達していく様子がよくわかります。

赤ちゃんがひとり歩きを始めるということは、つたい歩きまでに成長した身体機能に加えて、身体全体でバランスを取ることができ、未知の行為に挑戦できる心が養われているということです。

ママは、赤ちゃんが1歩目を踏み出してからが難しい挑戦だと考え、一生懸命2歩目の応援をしてあげてください。

ひとり歩きの時期はいつから?

厚生労働省の調査結果によると、赤ちゃんがひとり歩きをする時期の目安は、生後13か月(1歳1か月)過ぎです。ひとり歩きができる子は生後12-13か月で5割弱、生後15-16か月で9割を超えます。

ひとり歩き時期の目安
生後08-09か月未満:1.0%
生後09-10か月未満:4.9%
生後10-11か月未満:11.2%
生後11-12か月未満:35.8%
生後12-13か月未満:49.3%
生後13-14か月未満:71.4%
生後14-15か月未満:81.1%
生後15-16か月未満:92.6%
生後16-17か月未満:100.0%

ひとり歩きは、個人差が大きい運動機能です。早い子は生後10か月前後からひとり歩きを始めますが、遅い子は1歳半を過ぎる場合もあります。

つたい歩きができている子は、ひとり歩きをする身体機能がほぼ揃っています。そのため、ママは少々ひとり歩きが遅れても焦らないでください。後は、身体を使って前後左右のバランスを取ることと少しの勇気だけです。

もちろん、ママが赤ちゃんを早く歩かせたいからといって、つかまり立ちやつたい歩きに慣れていない子に無理矢理ひとり歩きをさせるのは危険なのでやめておきましょう。

では、安全に無理なく、赤ちゃんが早くひとり歩きができるには、どう練習すれば良いのでしょう。

ひとり歩きの練習・トレーニング方法

ひとり歩きの練習は、つかまり立ちやつたい歩きに慣れていることが前提です。赤ちゃんが立った状態からバランスを崩したときに、上手に尻もちをつくことができないと危険だからです。

練習1.ママの身体でつかまり立ち

ひとり歩きは、赤ちゃんの自主性が大切です。まずは、ママの身体を使ってつかまり立ちをしたところから始めます。ママは、身体に捕まっている赤ちゃんの手を持って、向い合わせに座りましょう。

練習2.手を持ったまま少しだけ後ろに移動

ママは、赤ちゃんの手を持ったまま、少しだけ自分の身体を後ろにずらします。赤ちゃんは、ママとの距離が開いてしまったので、何とかママに近づこうと足を1歩踏み出します。

まず1歩踏み出せたら、ギュッと抱きしめて褒めてあげましょう。自分の力でママに近づけたと感じさせることが大切です。

練習3.赤ちゃんが2歩足を出せるまで練習

1日で何歩も足を前に出せる赤ちゃんはいません。そのため、赤ちゃんが自主的でない限り、1日に何度も練習をさせるのはやめましょう。

赤ちゃんがひとり歩きの練習をしたそうなときに、お付き合いしてください。目標は赤ちゃんが2歩足を出せるまでです。

練習4.両手を離してみる

赤ちゃんの手を持った状態で、赤ちゃんが2歩足を前に出せるようになったら、手の位置はキープしたまま手を離してみましょう。ただし、赤ちゃんが倒れそうになっても手を引っ張らないでください。小児肘内障が起きるかもしれません。

赤ちゃんが、自分の力で1歩出せたら成功です。物につかまらずに足を出せると認識できれば、赤ちゃんはママがいなくても1人で歩こうとするはずです。つたい歩きからひとり歩きまで2-3か月以上かかる場合もあるので、焦らずに見守ってあげてください。

赤ちゃんのひとり歩きの注意点

赤ちゃんがひとり歩きをできるようになったら、次は靴を履いて家の周りを歩かせたり、公園に行って歩かせたり……と続きます。

注意点1.安全な場所でどんどん転ばせる

外はお家の中と違い、坂があったり、少し段差があったり、石が転がっています。ちょっとした違いでも、赤ちゃんにとっては大きな障害物になります。

外を歩いたときの危険性を減らすために、お家の中では思いっきり歩かせて、どんどん転ばせてください。もし十分なスペースがなければ、地域の支援センターやキッズルームで歩かせましょう。

注意点2.安全な場所で裸足で歩かせる

赤ちゃんは歩けば歩くほど、足の裏がどんどん鍛えられます。赤ちゃんが運動に興味を持つには、足腰の発達が必要です。

子供の足関節や筋肉の成長は3歳ごろから始まり、8-10歳にある程度完成します。その時期までに十分な運動や足への刺激がないと、関節や筋肉などの成長が促進されません。

また、その際はなるべく裸足で足の裏を刺激することが大切です。足の裏を刺激することで、幼児の扁平足予防になります。

注意点3.外にいるときは目を離さない

赤ちゃんの中には、手を繋ぎたがらなかったり、1人で歩きたがる子もいます。

歩くことが上手になるため悪いことではないのですが、ちょっと目を離すと道路に出たり、溝に落ちたり……もあるため、目を離さないように注意しましょう。

もし、子供が2人以上いる場合、同時に見ることは難しいですね。子供の安全のために、「迷子紐(幼児用ハーネス)」も検討しましょう。

使い方さえ気をつければ変に見られることはありませんし、子供の命には変えられません。迷子紐(幼児用ハーネス)の使い方は以下を参考にしてください。

ひとり歩きが早い子と遅い子の違い

広い範囲で見ると、生後10か月から1歳半ごろまでが、赤ちゃんがひとり歩きを始める時期です。ひとり歩きが早い子と遅い子に差があるのは、積み重ねの差が大きいからでしょう。

最初の首すわりが少しだけ遅れると寝返りが遅れ、寝返りが遅れるとズリバイが遅れ……と少しずつ遅れが積み重なって、ひとり歩きが他の子よりも遅くなる可能性があります。

そのため、1つの運動機能の遅れだけを見て心配するのではなく、赤ちゃんの全体的な成長を見てあげましょう。

また、ひとり歩きが早い子と遅い子の違いに、赤ちゃんが歩きだすきっかけが無かった可能性もあります。

歩きだすきっかけとは、何気なくつかまっていた物から手を離したら偶然足が前に出たり、ボールを取ろうとして手を前に出したことで歩けることを自覚したり、ママが呼ぶ声に夢中で何となく歩きだしたりなどです。

このような突然のきっかけがあった子が、ひとり歩きが早い子なのかもしれません。そのため、ママが手を離さないように気を付けすぎると、赤ちゃんはなかなか歩き出すきっかけがつかめないかも……。

つかまり立ちとつたい歩きができれば、そのうちひとり歩きはできるようになります。もし、適齢になってもつかまり立ちやつたい歩きができない場合は、一度小児科に相談をすれば良いと思います。

個人的な目安としては、1歳を過ぎてもつかまり立ちができなかったり、つかまり立ちで身体が支えられないときですね。心配して悶々とするくらいなら、サッと病院で診てもらった方が気が楽になりますよ。