赤ちゃん返りはいつからいつまで?一人っ子もなる?原因別対処法

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子供のその行動…赤ちゃん返りかも

子供が自分でできることが増え、言葉でコミュニケーションが取れるようになり、良いことと悪いことの区別がつき始めると、ママは子供の自立のために、少しだけ子離れをしようとするはずです。

ところがある日を境に、子供が以前に戻ったように、幼い言葉遣い、行動をするようになることがあります。

最近子供がベタベタしだした……。
なんだか言葉使いが幼くなったような……。
急に妹を叩いたり、突き飛ばすことがある……。
おもらしやおねしょが復活した……。
イヤイヤ期は終わったはずなのに……。

子供が今までできていたことが突然できなくなったり、急にママに甘えることが増えたと感じたら、「赤ちゃん返り(幼児退行)」が起こっているかもしれません。

「せっかく、少しずつ積み上げたのに……。」ママにとって、子供の赤ちゃん返りは本当にストレスが溜まります。なぜ子供は、赤ちゃん返りを起こしていまうのでしょうか。

今回は、子供が赤ちゃん返りを起こす原因と原因別の赤ちゃん返りの対処法についてお話したいと思います。

赤ちゃん返り(幼児退行・幼児返り)とは

赤ちゃん返りとは、主に2-6歳ごろの子供に起こるストレス症状のことで、これまでできていた行動が突然できなくなったり、赤ちゃんに戻ったようにママに甘えるなどの振る舞いを言います。

赤ちゃん返りは幼児退行、幼児返りとも言い、大人でも幼児退行が起こり、精神的に人格が退行してしまうことがあります。

子供の赤ちゃん返りの症状は様々ですが、大きく分けると「感情のままにわがままを言ってママを困らせるタイプ」「感情を押さえてストレスが行動に現れるタイプ」「ママを避けて他の人に甘えるタイプ」に分かれます。

また、赤ちゃん返りは、二人目、三人目など弟妹ができることで上の子に起こる現象だと思われがちですが、一人っ子でも赤ちゃん返りは起こります。

ただし、赤ちゃん返りは病気ではありません。そのため、赤ちゃん返りの原因に合わせた対処法はありますが、それが効果的かどうかは、子供の性格や環境、周囲の状況によって異なります。

子供が赤ちゃん返りを起こす年齢は幅広いため、そのときの心の発達具合によって原因は変わりますが、主に以下の4つの原因が考えられます。

赤ちゃん返りの主な原因
1.ママに強く叱られた
2.成長の壁にぶつかった
3.ママと離れるのが不安
4.弟・妹(二人目以降)ができた

赤ちゃん返りの原因1.ママに強く叱られた

子供は2-3歳ごろから、弟妹のおもちゃを取ったり、お友達を叩いたり、公共の場所で大声で騒いだり、遊び食べをすることで親に叱られるようになります。

これらの子供の行動は、自意識が目覚めて欲求や好奇心が高まっているためです。子供が自分の欲求を優先した行動、好奇心を優先した行動に悪気はありません。

そのため、ママが突然強い口調で叱ったり怒鳴ったりすると、「ママに嫌われたくない。」という気持ちから、自分を守る手段として赤ちゃん返りを起こすことがあります。

対処法

子供は、悪気があって叱られることをするわけではないのですが、わざと叱られる行動をする場合もあります。子供が叱られることを繰り返すのは、

子供が叱られることを繰り返す理由
1.好奇心や感情が上回り、言われたことを忘れてしまう
2.ママの興味を惹きたくて、ついしてしまう

などの理由が考えられます。もし、子供を強く叱ったことで赤ちゃん返りを起こした場合、「叱った後にその理由を教え、理解できたら褒める」という行為がおざなりになっている可能性があります。

ママが子供を叱りっぱなしにすると、子供はママの愛情を感じるために、赤ちゃん返りを起こします。子供を叱るときは真剣に向き合って叱り、叱った理由を教え、理解できたら愛情を持って褒めることを忘れないようにしましょう。

赤ちゃん返りの原因2.成長の壁にぶつかった

子供は3歳ごろから集団生活が始まります。すると、「1人でトイレに行きなさい。」「ご飯は残さず食べなさい。」「着替えの準備して。」「歯を磨いて。」など色々な行動を1人でするように迫られます。

ママは子供の成長に合わせて無理なくやらせているつもりでも、子供は突然全てのことを自分1人でやらされるように感じてしまいます。

そして、1人ではなかなかできない行為やがんばらなければできない行為に、苦手意識や壁を感じるようになります。

そのため、「なんでやりたくないのにしなきゃいけないの?」とママの要求から逃げる手段として、赤ちゃん返りを起こしてしまいます。

対処法

2-6歳は、子供が少しずつ自立して色々なことを1人で経験する時期です。ただ、1人でトイレに行く、ご飯を残さず食べる、歯を磨くなどをいきなり1人でするのは難しいことです。

他の子ができると聞くとママは必要以上に焦りますが、どんな行為もできないのは子供の間だけで、成長すると必ずできるようになりますよね。

そのため、大切なことは今できることではなく、「できないことに挑戦する気持ちを教えること」と「なぜできる方が良いかを教えること」です。

ママが今の状況で単純に「できる」「できない」を判断をする言い方をしてしまうと、子供は必要以上のプレッシャーを感じます。

子供が成長の壁にぶつかったと感じたら、まずその行為を応援しましょう。そして、子供ができなくてもがんばった過程を褒めて、次の挑戦を促しましょう。子供が少しずつ成長していること、いつも応援していることを認識させてください。

赤ちゃん返りの原因3.ママと離れるのが不安

幼児の間は、ほとんどの子にとってママが一番身近で大切な存在です。

「もう大きくなったし、聞き分けも良いから大丈夫かな。」と思って子供を保育園に預けたり、ママが職場復帰をすると、赤ちゃん返りを起こすことがあります。

子供は、ママと離れることに不安を感じるため、愛情を確認する目的で自分本位な行動をとってママの気を惹こうとします。

対処法

ママがもう大丈夫だと思っていても、子供にとってママと離れることは強いストレスになります。

では、ママと離れる不安が原因の赤ちゃん返りの対処法は何かというと……子供が新しい環境に慣れるしかありません。

「自分が泣いたらママが側にいてくれる。」と学習すると赤ちゃん返りが強くなる可能性があるため、何度も説明してママが仕事に行くこと、子供が保育園に行くことを納得させなければいけません。

ママは復帰したばかりの仕事と赤ちゃん返りをした子供の対応で大変ですが、ママがいない間に何をしていたか、保育園でどんなことができたのかなどをたくさん聞いてあげましょう。

そして、「すごいね。明日もママが知らないお話色々聞かせて。」とママと離れる生活を当たり前にしていきましょう。保育園に仲の良いお友だちができると、ママ友と連携して預かりっこができるので楽なんですけどね。

赤ちゃん返りの原因4.弟・妹ができた

産まれたばかりの赤ちゃんは手がかかります。そのため、ママは上の子を脇において赤ちゃんの授乳やおむつ替え、寝かしつけで付きっきりになり、上の子に我慢を促します。

ママがどれだけ説明をしても、子供は「赤ちゃんだから仕方がない。」とは思えません。また、頭では仕方がないと理解できても、感情がついてきません。

そのため、子供はママの興味を惹こうとして、赤ちゃん返りを起こします。

対処法

ママは妊娠中、上の子の赤ちゃん返り対策として、「もうすぐ赤ゃんが産まれるんだよー。お兄ちゃんになるねぇ。可愛がってあげようねぇ。」など、赤ちゃんへの免疫を作ろうとします。

もちろん、突然赤ちゃんがやってくると子供がパニックを起こすため、繰り返し説明することは効果的だと思います。

ただ、実際に赤ちゃんが産まれて育児が始まると、ママが自分よりも赤ちゃんを大切にしている様に思えるため、赤ちゃんの存在が気に入らなくなります。

もし、上の子が抱っこを求めてきたり、ベタベタしてきたら、一旦赤ちゃんをベッドに寝かせてでも、上の子を優先的に抱っこする時間を作りましょう。

子供がママに甘えるのは、ママにとって一番であることを認識したいためです。そのため、自分を優先することが理解できれば満足します。

なお、上の子の赤ちゃん返りは妊娠中から始まる場合があります。妊娠がわかった時点で赤ちゃん返りに対する準備を始めましょう。

赤ちゃん返りはいつ起きるかわからない

赤ちゃん返りは一時期、一度きりのことではありません。小学生低学年ごろまでは、いつ赤ちゃん返りを起こしても不思議ではありません。もちろん、全く赤ちゃん返りを起こさない子もいます。

心の成長は子供の個性なので、どこで赤ちゃん返りのトリガーが引かれるかわかりません。そのため、赤ちゃん返りの予防方法はありませんし、赤ちゃん返りをすぐに治す特効薬があるわけでもありません。

また、赤ちゃん返りは、いつ始まり、いつまで続くかもわかりません。夜泣きと同じように、子供の心の成長や集団生活の適応とともにママへの依存が少しずつ薄れ、いつの間にかなくなっていきます。

ただし、子供がママの行動に何を思い、何にストレスを感じて、なぜ赤ちゃん返りを起こすかは、親としてできるだけ知っておく必要があります。

そのため、子供が赤ちゃん返りをしていると感じたら、ママ自身の行動を振り返り、子供に必要以上のストレスを与えていないか考えてください。

そして、赤ちゃん返りが起こっても、赤ちゃん返りの行動自体は叱らずに優しく受け止めて、なるべくコミュニケーションを取るように努めましょう。……相手をするのは大変ですけど。