赤ちゃんがお座りを嫌がる…ひとり座りできない理由・遅い原因

投稿日:2016年4月30日 更新日:

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ママは赤ちゃんの運動機能が気になる!

赤ちゃんが生後2-3か月を過ぎるころ、ママはようやく赤ちゃんとのコミュニケーションに慣れ始めます。

首がすわり始め、うつぶせで顔を持ち上げるようになると気になるのが赤ちゃんの成長スピードです。どんな育児書を見ても「◯◯の成長目安は◯か月ごろ。個人差があるので、他の子と比べないように。」と書いてあります。

ネットの育児掲示板では、「生後6か月で◯◯ができません。大丈夫でしょうか?」などの書き込みもよく見かけますね。

お座り(ひとり座り)、はいはい、つかまり立ちなどの運動機能の成長に対する心配は多いのですが、わたしは中でも寝転がった体勢から目線が変わる「お座り」が大切だと思います。

赤ちゃんが、お座りをできる目安は生後7か月前後です。といっても、お座りは時期の差が出やすいため、生後5-9か月ごろ(生後9-10か月で9割を超える)と幅広く考えて良いでしょう。

お座り時期の目安
生後04-05か月未満:0.5%
生後05-06か月未満:7.7%
生後06-07か月未満:33.6%
生後07-08か月未満:68.1%
生後08-09か月未満:86.3%
生後09-10か月未満:96.1%
生後10-11か月未満:97.5%
生後11-12か月未満:98.1%
生後12-13か月未満:99.6%

なお、厚生労働省によるお座りの定義は、赤ちゃんが1分以上支えなしで座っていられ、このとき両手を床についていない状態を言います。

もちろん赤ちゃんの中には、「おすわりなんてしないばぶー(。・ε・。) 」「むしろきらいばぶーーー(●`ε´●)」という子もいます。

ママは、赤ちゃんの自主性を尊重して成長を待つのですが、何となくで良いので、お座りを嫌がる理由やできない(遅い)理由は知っておきたいですよね。

というわけで、ママが納得するために、赤ちゃんがお座りを嫌がる理由・なかなかできない理由についてお話したいと思います。

赤ちゃんがお座りできない・嫌がってしない原因は?

赤ちゃんのお座りが遅かったり、嫌がってしない原因は、身体の理由と心の理由があります。

腰がすわってないから

1歳近くになって、赤ちゃんがお座りをしないのは遅いと思いますが、7-8か月ごろはまだ身体の発達が伴っていない場合があります。

とくに、腰回りの筋肉や骨格が発達しないうちに赤ちゃんにムリにお座りをさせると、腰を痛めてしまうかもしれません。

腰回りは、「首がすわる」と同じように「腰がすわる」と言い、赤ちゃんがどっしり安定したお座りをするためには、腰がすわっていなければいけません。

腰すわりとは、赤ちゃんが支え無しで足を前に出し、少し前かがみでバランスが取れている状態を言います。腰すわりに慣れると背筋を伸ばしておしりでバランスが取れるようになり、安定したお座りができるようになります。

前のめりに抵抗があるから

赤ちゃんの身体はとても柔らかく、大人より柔軟性がありますが、腰すわりで自分の身体を支えるためには、初めは前に重心をかけた状態を維持する必要があります。

赤ちゃんのお座りをイメージしてください。何となくテディベアのような感じです。膝は軽く伸ばし、腰は少し前のめりに丸く、身体を前に倒すことでバランスをとっています。

前のめり姿勢を維持できない子は、前にぐでーっと倒れますが、最初は仕方ありません。反対に、前のめりを嫌がる子は後ろに重心がかかって、腰すわりができません。お座りでバランスを崩す子は、ほとんどが後ろに転がりますよね。

ママが前から声をかけたり、好きなおもちゃを使って後ろに反り返ることを防ぐ必要があります。

頭が少し大きめだから

赤ちゃんにとって、お座りは簡単ではありません。頭が少し大きい子だとバランスをとることが難しく、お座りの体勢を維持できません。

また、頭が少し大きい子は首すわりにも時間がかかるため、お座りを嫌がったり遅くなる傾向があります。

床に違和感を感じるから

赤ちゃんはお座りをするまでは、ずっと寝っ転がって生活をしています。ところが、お座りは身体を起こして、おしりだけで身体を支える行為です。

このとき赤ちゃんが、床の感触に違和感を感じるとお座りを嫌がる可能性があります。赤ちゃんが床に違和感を感じているようなら、柔らかめのクッションを用意したり、布団の上でお座りをさせても良いでしょう。

おむつが汚れて不快だから

おしっこやうんちでおむつが汚れているときにお座りをすると、赤ちゃんはいつもよりも不快感を強く感じることがあります。

赤ちゃんがお座りにチャレンジすることを嫌がったら、念のためおむつを変えたり、お風呂に入った後にお座りチャレンジをしてみましょう。

目線が変わることを怖がるから

赤ちゃんはお座りをすることで、寝ているときよりも目線が高くなります。自分の力で目線を変えるため、より抵抗を感じるのかもしれません。わたしたちも今立っている高さの2倍の目線になると、怖さを感じると思います。

ママと離れる感じがするから

赤ちゃんは、これまで目線が変わるときは必ずママに抱っこされ、ママに触れながら目線が変わっていました。そのため、ママに触れずに目線が変わることは、ママと離れてしまう感覚を覚えるかもしれません。

筋緊張低下症(きんきんちょうていかしょう)のため

お座りが遅い子の中には、稀に筋肉の緊張を司る神経系が未発達な「筋緊張低下症」の赤ちゃんがいます。ほとんどの筋緊張低下症は「乳児良性筋緊張低下症」で成長とともに改善しますが、稀に悪性の筋緊張低下症の場合があります。

筋緊張低下症は通常、出生時、または乳児の頃に発見されます。赤ちゃんに筋緊張低下症がある場合、出生時にふにゃふにゃしているように見え、肘や膝がやや曲がる状態になりません。赤ちゃんは、その後もお乳を飲むことや運動技能に問題を持ち続ける可能性があります。

さまざまな疾患や障害が筋緊張低下症の原因になります。筋力や運動神経、また脳に影響するため、症状にはすぐに気づきますが、問題の原因となっている疾患や障害を診断することは困難である場合があります。 

筋緊張低下症|Healthline

お座りに対するママの心構え

ママは赤ちゃんの腰すわり、お座りが遅いと感じたら、まずは以下に照らし合わせて理由と対応を考えましょう。

赤ちゃんがお座りできない・しない原因
・腰で身体を支えられないから
・前のめりに抵抗があるから
・頭が少し大きめだから
・床に違和感を感じるから
・おむつが汚れて不快だから
・目線が変わることを怖がるから
・ママと離れる感じがするから
・筋緊張低下症のため
など

赤ちゃんによってお座りができる時期は違うため、基本的には自発的にお座りにチャレンジするまで待ってあげることが大切ですが、おむつや床のクッションの具合など環境が悪いようなら整えてください。

お座りは、赤ちゃんが1人で座ってママから離れる自立の一歩です。初めは手を添えて近くにいることをわからせたり、目線を合わせていっしょに遊んであげた方が、安心して早くお座りに慣れます。

大人にとってはたかがお座りですが、赤ちゃんにとっては大冒険だということをわかってあげましょう。

もちろん、お座りは1度成功しても、不安定な時期は続きます。周囲の環境に危険がないか確認して、赤ちゃんが倒れても安全なように布団やクッションも用意してください。お座りの流れや練習方法は以下を参考にしてください。

お座りが遅くて心配なママは一度診察を

赤ちゃんはママのお腹の中で10か月ほど過ごしてから産まれてきますが、その時点で赤ちゃんの体重や成長具合はバラバラですよね。

それぞれ個性を持って産まれてきた赤ちゃんが、「◯か月で◯◯できないとおかしい。」と考える方が正しくないと思います。

とはいえ、「◯◯ができるようになる目安は◯か月」という考え方自体は機能成長を見守るために大切な考え方なので、必ず知っておくべきだとも思います。

なぜなら、その目安を過ぎても赤ちゃんに必要な運動機能が身につかない場合、身体の発達に何か問題を抱えている可能性があるためです。

もし悪性の筋緊張低下症だった場合、運動機能の目安を知っておくことは、病気や悪い症状の早期発見につながります。そのため、ママが赤ちゃんの運動機能の平均時期に神経質になることも理解できます。

生後7-8か月を過ぎても腰がすわっていなかったり、1歳でもお座りがうまくできない場合は、かかりつけの小児科に相談してみましょう。

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まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

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