赤ちゃんとの会話が苦手…声かけ・語りかけのコツと5つの効果

赤ちゃんに語りかけるママ

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赤ちゃんの存在、親の自覚を養う語りかけ

全てのママが、出産前に育児に対する心構えができているわけではありません。パパならもっとそうなのかもしれません。

父親の自覚、母親の自覚がいつ生まれるかは人によります。ママは、妊娠から出産の過程で母親の自覚が生まれると言いますが、出産後も自分に赤ちゃんがいることを信じられないママもたくさんいます。

ただ、親になったからには子供を育てる責任があるため、どこかで自分自身と向き合い現実を理解しなければいけませんし、親の自覚がなければ育児の悩みも増えてしまうはずです。

そこでまず、赤ちゃんがいることを実感して親の自覚を持つ1つの方法として、赤ちゃんへの「語りかけ」を大切にしてみてはいかがでしょう。

子育てにおいて、赤ちゃんへの語りかけはとても大切です。赤ちゃんに語りかける「語りかけ育児」について書かれた「0-4歳 わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児」も参考になると思います。

赤ちゃんに良い語りかけができれば、ママもパパも赤ちゃんの存在を実感できるようになり、親になったことを自覚できるはずです。

今回は、パパとママが赤ちゃんに語りかけを行う効果と語りかけの方法についてお話したいと思います。

赤ちゃんに語りかけをしない理由

なかなか育児に積極的になれないママやパパは、赤ちゃんへの語りかけが苦手なことが多いようです。なぜ語りかけが苦手なんでしょうか。

苦手な理由1.言葉が通じないから意味が無い

パパやママの言葉は赤ちゃんには通じません。「泣き止んで!」と言っても、赤ちゃんは泣き止みません。

反対に赤ちゃんが何を言っているのか、伝えたいのかもわかりません。おっぱいが欲しいのか、おむつを替えて欲しいのかがわからないため、赤ちゃんとのコミュニケーションが意味のないことに思えてしまいます。

苦手な理由2.語りかけが恥ずかしい

親の自覚や割り切りができないパパやママは、赤ちゃんに話しかけることに抵抗があります。自分が赤ちゃんと同じ目線に降りることに抵抗があったり、人形と話をしているような感覚になると言います。

とくにパパは普段の口調が雑な場合、赤ちゃんにやさしく語りかけることを恥ずかしく感じるようです。

赤ちゃんに語りかける効果

では、パパやママが赤ちゃんに語りかけを行うことで、どのような効果があるのでしょうか。

語りかけ効果1.赤ちゃんの知能が発達する

赤ちゃんは、勝手に知能がつくわけではありません。五感で色々な刺激を受け、少しずつ物事の感覚を覚えて知能が発達していきます。

赤ちゃんの知能が発達するのはパパやママの語りかけで言葉を覚えるだけではなく、言葉と物や行為を一致させたり、その行為がどのような感情表現を伴うかを理解することでもあります。

語りかけ効果2.赤ちゃんに安心感を与える

赤ちゃんは単純にパパやママから、受け身の愛着を求める存在ではありません。泣いたり、表情を作ったり、声を出したり、手足を動かすなどしてパパやママの注意を引く愛着行動を行うようになります。

それらの愛着行動に対してパパやママが語りかけを行うことで赤ちゃんは安心感を得られ、安心感によって赤ちゃんの心は成長し、身体機能の成長にもつながっていきます。

語りかけ効果3.赤ちゃんのコミュニケーション能力が育つ

赤ちゃんは語りかけられることで、応えようとする意識が芽生えます。もちろん赤ちゃんにとって、人と反応をし合う行為自体が初めてのことです。

そのため、時間はかかりますが、赤ちゃんも少しずつ何らかの意思表示をしようとします。このやり取りを行うことで、赤ちゃんのコミュニケーション能力が高まっていきます。

語りかけ効果4.赤ちゃんの自発的な行動を促す

赤ちゃんが何らかの愛着行動を起こして、それに対する親の語りかけやスキンシップあると、赤ちゃんは自分の存在を意識するとともに自己肯定意識が芽生えます。

そして、自己肯定意識が赤ちゃんの自信につながり、自発的な行動を伴った心と身体の発達につながっていきます。

語りかけ効果5.親の自覚を促す

もしパパやママが親の自覚が持てないと悩んでいるなら、赤ちゃんにしばらく語りかけを行ってください。赤ちゃんへの語りかけはすぐに慣れ、恥ずかしさはなくなります。

また、毎日語りかけを行うことで赤ちゃんのちょっとした変化に気付くはずです。赤ちゃんは生後2-3か月ごろにクーイングをし、生後4か月を過ぎると喃語が始まります。パパやママの言葉に反応しだすのもこのころです。

赤ちゃんはパパやママの語りかけに無反応なのではなく、何らかの反応を返そうとしています。ちょっとした変化がわかると、赤ちゃんが懸命に生きていることを実感し、親の自覚が生まれるはずです。

赤ちゃんに自然に語りかける方法・コツ

では、積極的に赤ちゃんに語りかけるためにはどうすれば良いのでしょう。「えっ、話しかけるだけのことじゃん……。」と言う人もいるとは思いますが、それができないから困っているんです(^_^;)

語りかけ方法1.基本はあいさつ

産まれたばかりの赤ちゃんは目もあまり見えませんし、ママやパパの認識どころか自分のことも認識できていません。ママをママとして認識できるのは、早い子で生後4-5か月過ぎからです。

とはいえ、新生児期から語りかけをすることで、赤ちゃんは近くに”何か”が存在することを認識するようになりますし、語りかけるパパとママも赤ちゃんの存在を感じるようになります。

語りかけはどんな言葉でも良いのですが、基本はあいさつから始めましょう。「おはよう」「おやすみ」「いってきます」「ただいま」などのあいさつは、年齢関係ありません。赤ちゃんへの語りかけも、いつも通りのあいさつをしてください。

語りかけ方法2.泣いていたら理由を聞く

理解できるかどうかは別として、赤ちゃんが泣くことには必ず意味があります。大半がおむつかお腹が空いているためです。

そのため「○ちゃんどうしたの?」「お腹減ったの?」「おむつ濡れてない?」という語りかけは、赤ちゃんの反応や状態を確認しながら行いやすい語りかけ行為です。

赤ちゃんに質問の意味はわかりませんが、理由を聞く語りかけはママが赤ちゃんに対する育児行為を1つずつ認識するためにも必要です。会話は質問から入ると自然にスラスラと出やすいものです。

語りかけ方法3.クーイングにはオウム返し

赤ちゃんと会話をしているイメージを持ちたい場合は、クーイングに対してオウム返しをしてください。

赤ちゃんが発声に慣れてくると、「あー」「うー」などの母音の音を出せるようになります。そして、泣き声ではなく自分の意志で声を出そうとし始めます。

ママが赤ちゃんに語りかけをすることで、赤ちゃんは”何かが聞こえた”ことに対して声での反応が徐々に始まります。

赤ちゃんが「あー」「うー」と声を出したときは、「そうだね、あーうーだね~。」とオウム返しで語りかけます。赤ちゃんの機嫌が良いときは何度も「あー」「うー」と声を出すので、何度もオウム返しをしてあげてください。

この繰り返しによって赤ちゃんはママが反応することを理解できるようになり、声を出すことに楽しさを覚えます。

語りかけ方法4.今から行う育児の行為を伝える

ママは母乳をあげるとき、おむつを替えるとき、お風呂に入るとき、寝るときに、行為ひとつひとつを赤ちゃんに教えてあげてください。「はい、マンマだよー。」「おむつ替えるねー。」「ねんねしようねー。」という具合です。

赤ちゃん言葉に抵抗がある場合は、「お休みしようねー。」「もう寝ようねー。」で問題ありません。ただ、赤ちゃんと早く会話をしたい、意思疎通したいと考えるなら赤ちゃん言葉を使うことを検討しても良いと思います。

語りかけ方法5.育児行為の感想を伝える

授乳、おむつ替え、沐浴、添い寝などの育児行為を行なったら、その行為に対する感想を赤ちゃんに伝えて、意識を共有します。

「おっぱいおいしかったねー。」「おむつ替えてすっきりしたねー。」「お風呂気持ちよかったねー。」という具合です。

赤ちゃんに育児行為の感想を伝えることで赤ちゃんが言葉と行為を一致させると共に、その行為によるな感情表現を理解できるようになります。

また、自分が行う育児の行為やその感想を語りかけることで育児行為を強く認識でき、その認識が親の自覚を促してくれます。

赤ちゃんとコミュニケーションが取れると嬉しい!

パパが父親の自覚を持つタイミングの1つに、子供と会話が成り立つようになってからというものがあります。「遅い……。」とママは思うかもしれませんが、男親はそんなものかもしれません。

でも、コミュニケーションが相互の反応によって成り立つものだとするなら、子供と会話が成り立つまで父親の自覚が生まれにくいという理屈もわかる気がします。

やっぱり愛情を与えたら、それに反応して欲しいと思うのはママもパパも同じですよね。

ただ、子育てに悩んでいる間も赤ちゃんは大きくなっていきます。とりあえずふわふわした気持ちでも良いので、目の前にいる赤ちゃんに語りかけ続けてください。

ママが赤ちゃんをあやしたときに笑ってくれたら、離乳食を作ったときに美味しそうに食べてくれたら、「○ちゃーん」といったときに「あーい」と言ってくれたら……想像しただけで嬉しく感じるはずです。

赤ちゃんと言葉のコミュニケーションができるまでは少し時間がかかりますが、それでも多くの子が生後2年以内に言葉を使ったコミュニケーションがとれるようになります。

赤ちゃんが初めてパパやママの言葉に対して、何か意味がある言葉を返してくれたとき、それまで語りかけていた何千語何万語が一気に報われるような嬉しい気分になります。

赤ちゃんが成長して「まんま、おいしい。」という言葉を早く聞けるように、毎日たくさん語りかけてあげてください。赤ちゃんに対する語りかけ方は以下も参考にしてください。