健康・病気

市販薬と処方薬の違いは?赤ちゃんは生後何か月で服用できる?

投稿日:2016年4月2日 更新日:

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薬の処方基準は医師によって違う?

乳幼児は小児科のお世話になりっぱなしです。とくに、赤ちゃんは病気にかかりやすいうえに、会話でコミュニケーションがとれないため、ママは赤ちゃんの表面的な症状から病院に連れて行くかどうかを判断しなければいけません。

育児に慣れていないママは、ちょっとしたことでも「何かあったら大変!」と明日の小児科の予約を入れたり、場合によっては夜中に救急に連れて行くこともあります。

ところが、赤ちゃんの体調変化に少し慣れてくると、「時間もないし、薬だけ処方してもらいたいな。」「どうせ鼻風邪だし、市販薬でも良いかな?」などと考えるようになってきます。

病気の治療において薬の存在はとても大切なのですが、その処方の基準や市販薬に対する考え方は、医師によって変わります。

「うちの子生後5か月で薬出なかったんだけど、薬って生後何か月から?」
「前の先生は市販薬でも良いって言ってたけど、今の先生は市販薬はダメって……どっちが正しいの?」

薬は赤ちゃんの身体にかかわることなので、ママはちゃんと知っておきたいはずです。

そこで今回は、病院が赤ちゃんの薬を処方する基準やその時期、また市販薬はいつから使えるのかについてお話したいと思います。

市販薬と処方薬の違い

市販薬とは

市販薬とは、薬局やドラックストアで購入できる薬のことで、正式名称は「一般用医薬品」と言います。

薬剤師の対応が必要となる「第一類医薬品」、薬剤師、または登録販売者の対応が必要となる「第二類医薬品」「第三類医薬品」に分かれていますが、基本的には購入者の判断によって薬を選び、購入することができます。

市販薬は、分類によって薬の成分量が異なります。ただし、処方薬に比べると成分量が少なめのため、副作用は弱いのですが、薬効もその分弱くなります。

処方薬とは

処方薬とは、医師の処方箋に従って、院内薬局や院外の調剤薬局で薬剤師によって調合される薬のことで、正式名称は「医療用医薬品」と言います。

使用に関しては、医師や薬剤師の指導に従って使用しなければいけません。

処方薬は、医師の判断によって、症状、年齢、体型などに合わせて成分が調合されるため、処方薬よりも効き目が強く、その分副作用も強くなる恐れがあります。

赤ちゃんの薬服用はいつから?

「生後◯か月なのに薬を出してもらえなかった。」
「生後◯か月でもう薬を出してもらった。」

という話をよく聞きますが、赤ちゃんにいつから薬を処方するかは、小児科の医師の考え方によって変わります。

そのため、小児科の医師の判断によって、早い場合は生後1か月で軽めの薬を処方される場合もあれば、生後4-5か月でも薬を処方されない場合もあります。

赤ちゃんに対する薬の処方方針の違いは、病気の抗体など「母子免疫」の考え方の違いも要因の1つです。

産まれたばかりの赤ちゃんには母子免疫があるため、予防できる病気がたくさんあります。母子免疫の効果にはそれぞれ期限があり、効果が薄くなるのが生後4か月前後のため、本当に病気に注意しなくてはいけないのは、る生後4か月ごろになります。

そのため、赤ちゃんは母子免疫が切れるまでの間になるべく体力をつけて、免疫力を高める身体作りをしていかなければいけません。

ところが、母子免疫が切れてしまうまでに薬を使い過ぎると、赤ちゃんの自己免疫力を弱めたり、腸内バランスを崩す原因になるため、なるべく薬を使わずに自然治癒力を高めた方が良いのは事実です。

ただし、鼻づまりのせいで眠れなかったり、咳のし過ぎで頻繁にミルクを吐いてしまうと、赤ちゃんの成長にも影響します。そのため、場合によっては、適切に薬を処方してもらった方が良いということになります。

つまり、赤ちゃんの症状や病気の種類、身体の大きさによる体力、または医師の母子免疫と薬の考え方によって、薬が処方される時期が異なるということです。

どうしても薬を処方してもらいたい場合

赤ちゃんが風邪で体調を崩し、それを心配したママが「ただの風邪なんだから薬出してよ!」と医師に言うことはできますが、それが本当に適切かどうかを判断することは難しいですよね。

薬の処方は赤ちゃんの症状の重さなどによって異なるため、心配なママは医師に赤ちゃんの詳しい症状を伝え、ママがどうしたいかを冷静に伝えたうえで、医師の判断を仰ぎましょう。

また、普段通っているかかりつけの小児科の医療方針を先に聞いておいても良いでしょう。考え方が合う合わないもあるので、あらかじめママ友におすすめの小児科をいくつか紹介してもらってください。

薬の服用方針にしろ、診察方針にしろ、専門家の判断を重視しながらも、納得できるかかりつけの小児科を選ぶことはとても大切です。かかりつけの小児科の探し方・選び方は以下を参考にしてください。

市販薬の服用は生後何か月から?

市販薬には、どれも月齢による用法用量が書かれています。市販薬の中には生後3か月以上であれば服用可能なものもありますが、その月齢を過ぎているからと言って、何でも服用させて良いわけではありません。

たとえば、高熱が出たときにインフルエンザと気付かずに坐薬を使ってしまうと、薬の成分によっては重篤な症状を引き起こす場合がありますし、薬の成分がアレルギーの原因になる場合もあります。

市販薬の使用に関しては、まず医師の指示を仰ぐべきですが、わたし個人は3-4歳ごろまでは市販薬を買わずに、小児科を受診した方が良いと考えています。

市販薬の年齢制限を守ることは大前提として、乳幼児の体調不良や病気の際に、市販薬を使うよりもまず小児科を受診した方が良いと考える理由は以下のとおりです。

市販薬を使うより受診をすすめる理由
1.治療か症状の緩和の判断が付かないため
2.他の病気の場合もあるため
3.ママが医療知識をつけるため
4.子供の特徴を把握するため
5.医療費助成によって受診料が安いため

もちろん、病気の症状によっては、すぐに症状を和らげた方が良い場合もあるため、常備しておくべき市販薬や小さな子供に使っても問題がない市販薬を医師の指導のもと確認しておくと、より安心できるでしょう。

子供の病気で病院を受診した場合は、医師の指示に従いつつ、ママが納得できるような薬の処方とその理由などを聞いて、常に子供のために勉強をしてください。基本的な薬の服用方法は、以下も参考にしてください。


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まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

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