妊婦の行動が赤ちゃんの性格や病気に影響?妊娠中の迷信やジンクス

投稿日:2017年7月29日 更新日:

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妊婦の行動で赤ちゃんにどんな影響が?

妊娠が発覚すると、妊婦にはいろいろな感情が押し寄せてきます。もちろん、嬉しいだけでなく、不安な気持ちもあるでしょう。

そんな不安な気持ちを持ちつつ日々過ごしていくと、多くの妊婦が最後には「頑張って、元気な赤ちゃんを産もう!」という気持ちに落ち着いていきますよね。

もちろん、普段の行動や自分の健康にも気をつけて生活しますが、ある日ふと人生の先輩から妊娠中の行動をたしなめられることがあります。「あー、そういうことすると、赤ちゃんが生まれてから○○になっちゃうらしいよ。」と。

要は、古くから言われている言い伝えや噂話など、迷信やジンクスのことです。

普段は迷信やジンクスを信じていない人でも、妊娠中の妊婦の行動が赤ちゃんの性格や病気に影響を与えると聞くと妙に気になるものです。

そこで今回は、妊婦の行動が赤ちゃんの性格や病気に影響を与える迷信、ジンクスが本当なのか嘘なのかというお話をしたいと思います。

赤ちゃんの性格・特徴・病気に関する迷信やジンクス

妊娠中の行動によって、赤ちゃんの性格や病気などに影響を与える迷信やジンクスをまとめてみました。

お腹を触ってもらうと赤ちゃんが人見知りしない

お腹を触ってもらうだけで人見知りしない、物怖じしない子が産まれるならどんどん触ってもらいたいですが、もちろん迷信です。人見知りは、成長の過程に起こることなので、悪いことではありません。

妊婦が心配症だと赤ちゃんが神経質になる

妊婦の性格が、そのまま赤ちゃんの性格に影響を与えるわけではありません。妊婦はストレスを溜めないことが良い出産になるため、心配しすぎは良くありません。心配をしすぎる妊婦を戒めるための言い伝えなのでしょう。

妊婦が転ぶと赤ちゃんにアザができる

妊婦が転ぶと、産まれた赤ちゃんにアザができるという迷信があります。もちろんこれは、普段の生活に注意するように妊婦を戒める言い伝えです。

妊婦がパーマをかけると子供が天然パーマになる

妊婦がパーマをかけても、子供が天然パーマになることはありません。両親ともストレートなのに天然パーマの子は、祖父母や曽祖父母の髪質が隔世遺伝している可能性があります。

火事場に行くと赤ちゃんにアザができる

妊婦が火事を見たり、家事現場に行くと赤ちゃんにアザができるというのも迷信です。

たしかに、火事現場は人が集まるため、ふらっと行くと野次馬に押されたり、倒されることもあるかもしれません。また、火事を見ることで妊婦が精神的なショックを受けるかもしれません。

腹帯をしないと巨大児が生まれる

腹帯をしないと赤ちゃんが大きくなりすぎるというのは迷信ですが、妊婦が腹帯をすると腰痛などを抑え、身体が楽になります。そのため、妊婦の身体を気遣った言い伝えなのだと思います。

胎動が強いと落ち着きがない子が産まれる

「胎動が強いと男の子が産まれる」という話が迷信であるように、胎動の様子でその子の性格が変わるわけではありません。胎動は大切なことなので、感じられる準備をしましょう。

妊娠初期にショックを受けると先天性異常児が産まれる

先天性異常とは、ダウン症や奇形児などの形態的・機能的異常のことで、軽微なものを含むと新生児の5%に存在すると言われます(そのうち重篤な先天異常は1-2%)。

先天性異常が起こる原因の多くは不明(60-70%)で、次いで遺伝性異常(15-20%)、染色体性異常(5-6%)、母体感染疾患(2-3%)、薬剤科学・環境物質(2-3%)となります。

19.新生児の管理と治療|日産婦誌61巻1号|日本産科婦人科学会

妊婦の精神状態と先天性異常児に直接的な関係はありませんが、妊婦の精神状態が安定していることは良い分娩要素の1つです。そのため、これも妊婦が普段の生活に注意するための言い伝えですね。

胎児に話しかけないと自閉症になる

自閉症とは、対人障害、コミュニケーション障害、構音障害などの発達障害を言います。胎児に話しかけないと自閉症になるというは、何の根拠もない迷信です。

ただ、妊婦が胎児に話しかけるのは語りかけ育児の練習になりますし、より赤ちゃんの存在を身近に感じて親の自覚が強く芽生えるため、行った方が良いかもしれませんね。

ママが音痴だと子供も音痴になる

これには2つ要素があります。まず1つはママの音痴が遺伝するという説ですが、これは多少は関係があると言われています。それよりも、子供が音痴になる原因の多くは環境が影響しています。

正しい音程できれいな歌声を聞かせれば子供も歌が上手くなり、そうでなければ子供が音痴になる可能性があるそうで、子供が音痴だとしたら……つまりそういうことです。

妊婦の飲食による赤ちゃんの影響に関する迷信やジンクス

妊婦の行動の中でも、飲食が赤ちゃんに影響を与えるという迷信やジンクスは多いですね。

妊婦がタバコを吸うと赤ちゃんが色黒になる

妊婦がタバコを吸っても色黒の赤ちゃんは生まれませんが、出産のリスクや胎児発育不全、先天異常の確率が増します。妊娠が発覚したら、絶対にタバコを吸ってはいけません。

妊婦がお酒を飲むと赤ちゃんの目が腫れぼったくなる

妊娠中に妊婦がお酒を飲むと、流産や胎児の先天性異常の確率が上がります。アルコールで胎児に起こる先天性異常を「胎児性アルコール症候群(FAS)」と言います。

そして、目が腫れぼったくなるのは、胎児性アルコール症候群による頭蓋顔面奇形のせいです。つまり、この話は本当です。

妊婦がコーヒーを飲むと赤ちゃんが色黒になる

妊婦がコーヒーを飲んでも、赤ちゃんが色黒にはなりませんし、多少であれば赤ちゃんに影響はありません。ただし、妊婦が大量にカフェインを摂取すると胎児の発育阻害だけでなく、死産のリスクも上がります。

妊婦がアワビを食べると目がきれいな子になる

妊婦がアワビを食べて赤ちゃんの目が大きく、黒目がきれいな子になるという話はもちろん迷信ですが、アワビを食べたいために信じるのはアリです。

アワビは栄養価が高く、妊婦の疲労回復、産後の疲労回復に適していると言います。ただし、海産物はしっかり火を通してから食べましょう。

妊婦がキムチなど辛いものを食べると目が悪い子になる

妊婦が辛いものを食べると赤ちゃんの目が悪くなるというのは迷信です。ただし、妊婦が辛いものを食べすぎて体調を崩すと、良い妊娠生活を過ごせません。そのため、こちらも妊婦の正しい生活習慣のための戒めでしょう。

妊婦がタコやイカを食べると骨が柔らかい子が生まれる

いくらタコやイカが軟体動物と言っても、妊婦がタコやイカを食べて、骨が柔らかい赤ちゃんは生まれません。

ただ、タコやイカは生では食べない方が良いでしょう。とくにイカは、リステリア菌の感染やアニサキスの寄生が懸念されるため、控えた方が良いですね。

妊婦が兎肉を食べると兎唇の子が生まれる

兎唇(としん)とは、とくに上唇の奇形がある口唇口蓋裂のことです。上唇が裂けているとうさぎの口のように見えることから言い伝えられたようですが、もちろん迷信です。

妊婦が海草類を食べると赤ちゃんの髪の毛がフサフサになる

生まれたばかりの赤ちゃんの髪の毛の量は個性によって変わりますが、妊婦がミネラルが豊富な海藻類を食べても赤ちゃんの髪の毛が増えるわけではありません。

赤ちゃんの抜け毛や薄毛は別に原因があり、ほとんどは心配の必要がありません。以下を参考にしてください。

迷信を気にし過ぎず割り切りも必要

一通り見るとわかりますが、妊婦の行動によって赤ちゃんに影響を及ぼす言い伝えにはそれなりの根拠があったり、妊婦の無理をたしなめる類もあるため、すべて「それ迷信でしょ?」とは言えませんね。

赤ちゃんだけでなく、妊婦自身の身体に影響がある行為も複数あります。やはり、わたしたちはある程度の知識を持って出産に臨まなければいけないようです。

今回ご紹介したもの以外にも、赤ちゃんの病気に関係がありそうな古くからの言い伝えや迷信・ジンクスは、たくさんあります。

もちろん、全ての話を鵜呑みにすると妊婦の行動はかなり制限されますし、日々気も休まりません。そのため、自分で納得できた言い伝えは実行し、そうでないものは切り捨てるという割り切りは必要です。

実際、それなりの根拠がある話でも、「わたしは、全然気にしませんでした。」という意見はよく見られます。赤ちゃんのためにどういう行動を取るかは、十分に注意をしたうえでの自己責任だと考えてください。

妊婦は精神的に不安定なことがあるため、迷信なのか本当なのかを切り分ける行為はなかなか難しいかもしれませんが、あまり負担にならない程度に考えてみましょう。他にも、迷信や言い伝えはたくさんあります。

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まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

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