里帰り出産する割合は?いつからいつまで?メリット・デメリット

おじいちゃんのお手伝いをする子供

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里帰り出産とは

妊娠をして安定期を迎えると、流産の心配が薄れ、妊娠初期症状も軽くなり始めるため、妊婦の気持ち的にも落ち着き出します。

それまでは無理をしないように細心の注意を払って生活していたため、改めて母子手帳を見直したり、育児雑誌を見て赤ちゃんがいる生活を想像するなど、心の余裕が生まれますよね。

ところが、最初は赤ちゃんとの生活を想像してウキウキしますが、そのうち未来の赤ちゃんとの生活に不安な気持ちが芽生えます……。でも、仕方ありません。初めての妊娠・出産・子育てに不安を抱かない人はいないからです。

「夫は仕事で日中いないし、臨月になったらどうしよう……。」
「赤ちゃんが生まれても、すぐに外出できないから昼間が不安……。」

という妊婦が検討するのが、「里帰り出産(さとがえりしゅっさん)」です。わたしも、2度の出産に合わせて里帰りをしていました(正確には里帰り”出産”ではないのですが)。

里帰り出産とは、妊婦が現在住んでいる周辺の病院に通って出産するのではなく、実家や義父母の家にある程度の期間滞在して、滞在先の近くにある病院などで出産することを言います。

また、出産後もすぐに自分の家には帰らず、ある程度赤ちゃんのお世話に慣れるまで、実家や義父母の家にお世話になる意味合いもあります。もちろん、出産で里帰りをしない人(できない人)もいます。

そこで今回は、里帰り出産をする人の割合、期間はいつからいつまでするものなのか、また里帰り出産のメリット・デメリットについてお話したいと思います。

里帰り出産経験者の割合

インターネットサイトの「こそだて」が2011年に行ったアンケート結果によると、里帰り出産をした人の割合がおよそ6割(同居含む)、里帰り出産しなかった人が4割となっています。

里帰り出産の割合

参考|「里帰り出産」しますか?: ブライト・ウェイ【こそだて】アンケート

また、「コンビタウン」が2013年に行ったアンケートでも、里帰り出産をした人(予定含む)の割合は51%で、「こそだて」と大きな差はありません。つまり、現在出産する人の半分以上は、里帰り出産だということですね。

里帰り出産の割合02

出展|【コンビタウン】里帰り出産|妊娠・出産&口コミ情報サイト

里帰りする期間はいつからいつまで?

「里帰りする期間がいつからいつまでか」ということは明確にはわかりませんが、上記「こそだて」によると、里帰り期間は「1か月-2か月」が20.6%、「1か月未満」が14.3%と特段長い期間ではありません。

ちなみに、「コンビタウン」は出産後の滞在期間を調査しており、結果は出産後の滞在期間「約1か月」が48%、「2か月」が23%とこちらも長い滞在とは言えません。

里帰り出産で出産後の滞在期間

出展|【コンビタウン】里帰り出産|妊娠・出産&口コミ情報サイト

「こそだて」は里帰り出産前後の滞在期間、「コンビタウン」は里帰り出産で出産後の滞在期間ですが、両方の結果から里帰りする期間は1-2か月ほどが多いこと、また出産前よりも出産後の滞在期間が長いことが予測できます。

ちなみにわたしは出産前後は実家に帰っていましたが、実家が車で15-20分と近いこともあり、妊婦健診から出産までずっと同じ病院でした。

わたしが里帰りをした期間は、息子のときは産後の3か月、娘のときは産前の半月+産後に3.5か月ほどでした。平均よりも里帰り期間が長いので、わたしは両親に甘えていたようですね(^_^;)

里帰り出産のメリット・デメリット

里帰り出産のメリット

里帰り出産のメリットは、精神的にも、肉体的にも、身近に頼れる人がいることです。

実家が落ち着くという人なら、里帰り出産はリラックスできます。家族の協力があれば、朝早く起きて旦那さんのお弁当を作ったり、バタバタ掃除をするなども必要ありません。

急な陣痛や破水があったとしても、1人で迎えるよりはとても心強いはずです。

産後は夜中の授乳に身体がついていかず、だるさと眠気で気持ち悪くなることもありますが、そんなときはなるべく何もせずに寝て過ごすことが大切です。床上げの概念、産褥期の大切さは、女性なら知ってますよね。

また、上の子がまだ小さい場合、赤ちゃんと同時にお世話をすることは大変です。ママが赤ちゃんばかりかまって、上の子を放置すると赤ちゃん返りがひどくなり、子供の精神衛生的に良くありません。本来ならパパにケアをして欲しいところですが、昼間はそう簡単にはいきません。

上の子も合わせて里帰りをしていると、色々とかまってくる家族がいるため、上の子も多少は気が紛れます。

里帰り出産のデメリット

一方、里帰り出産はできるけど、デメリットがあるため見合わせる人もいるでしょう。

里帰り出産のデメリットは、子育てに対する親の口出しが多く、自分の思い通りの子育てができない可能性があることです。

子育ては常に研究され、良いこと悪いことの概念が変化しています。そのため、昔は良くても今はダメ、昔はダメでも今は良いという世の中の子育ての方法はたくさんあり、そこで意見がぶつかってしまうこともあるでしょう。

また、実家が遠い場合は、パパが子供に触れ合うことが少なくなるため、父親の自覚を持ちづらくなり、夫婦の育児感に格差が生まれる可能性があります。

さらに、物理的な距離が心の距離に比例して、夫婦関係がギクシャクしてしまったり、旦那さんがつい羽を伸ばしてしまったり……ということで里帰り出産が産後クライシスにつながる場合もあります。

実家を頼れない妊婦はどうする?

初めての妊娠・出産・育児は多くの女性が喜びを感じるものです。

ところが、それ以上に責任感を感じてしまうと、ときには心や身体が病んでしまうこともありますし、日々のストレスで夫婦の関係が悪くなってしまうこともあります。

そのため、個人的には、出産に向けた妊娠期間を健康に過ごす目的、不安な出産前の期間を心穏やかにすごす目的、初めての赤ちゃんの扱いに早く慣れる目的、そして、産後の疲れた身体を癒やす目的のためにも、可能であれば積極的に里帰り出産をした方が良いと思います。

実際の里帰り出産の流れや病院予約などの注意点は、以下を参考にしてください。

ただし、実家が遠い、親と不仲など、なかなか頼れない状況の人もたくさんいます。

また、田舎ほど産婦人科が周囲になかったり、すでに両親親が存命ではないなど、そもそも里帰り出産をしたくても物理的に無理な場合もあります。

では、里帰り出産をしない・できない妊婦は、どうやって出産前後の期間を乗り越えれば良いのでしょうか。次回は、里帰り出産をしない・できない夫婦が出産前後を乗り越える工夫に付いてお話します。