空腹や入眠など赤ちゃんの指しゃぶり理由は?いつからいつまで?

指しゃぶりする理由

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赤ちゃんの指しゃぶり姿は可愛い!

赤ちゃんがチュクチュクと指しゃぶりをしている姿は、とても可愛くて癒やされますよね。

ただ、全ての赤ちゃんが、頻繁に指しゃぶりをするわけではありません。うちは、息子も娘も生後3か月でおもちゃを手でつかめる様になると、指しゃぶりをせずに、おもちゃをしゃぶることが多かったと思います。

ところで、赤ちゃんが指しゃぶりをするのは、いつからなのでしょうか。また、赤ちゃんの指しゃぶり(子供の指しゃぶり)は、いつまで続くものなのでしょうか。

赤ちゃんは気がついたら指しゃぶりを始めますが、毎日指しゃぶりをしている様子を見ると、「いつまで指しゃぶりするんだろう……?」とちょっと心配になるママもいるかもれいません。

赤ちゃんが指をしゃぶるのは、ちゃんとした理由があります。その理由がわかれば、指しゃぶりを続けていても良い時期がある程度わかります。

そこで今回は、赤ちゃんが指しゃぶりをするのはいつからいつまでなのか、赤ちゃんが指しゃぶりをする理由などについてお話したいと思います。

赤ちゃんの指しゃぶりはいつから?

赤ちゃんの指しゃぶりは、生後2か月ごろからよく見られますが、実際には個人差があり、早い子は新生児期から指しゃぶりが見られます。

ただ、新生児期に指しゃぶりをする赤ちゃんが指しゃぶりを始めたのは、実はもっと早い胎児のころからかもしれません。

参考|小児の保健に関する小児科と小児歯科の検討委員会の設立について|日本小児歯科学会

胎児期・新生児期の指しゃぶり

胎児の触覚は、妊娠8週を過ぎると徐々に手で顔や身体、また子宮壁に触れる確認作業が始まります。妊娠14週ごろには口に手を持っていき、妊娠20週を過ぎると指を吸う動きが見られる子もいます。

これは胎児のころから自己の認識と外界の認識を学習をしていたり、生まれてすぐに母乳を飲む哺乳の練習を行なっていると考えられます。

つまり、新生児期に指しゃぶりをしている子は、胎児期にはすでに指をしゃぶっていた可能性があるということです。

乳児期の指しゃぶり

赤ちゃんは、生後2-3か月ごろには口の近くに持ってきた指やおもちゃなどを無意識にしゃぶるようになり、生後4-5か月を過ぎると意識的に指を口に持っていきしゃぶるようになります。

そのため、赤ちゃんの指しゃぶりは、一般的に生後2か月、3か月ごろから始まるとされています。

幼児期の指しゃぶり

子供が1-2歳になり、おもちゃを使った手遊びが中心になると昼間の指しゃぶりは減少し、おもちゃなどがない退屈なときや、眠いときの指しゃぶりが増えます。

また、多くの子供が3歳を過ぎると集団生活が始まり、お友達と体を使って遊ぶようになるため、指しゃぶりは自然となくなっていきます。

では、赤ちゃんが指しゃぶりする行為には、どのような理由・意味があるんでしょうか。

指しゃぶりをする理由1.自分の身体を確認しているから

赤ちゃんが、おっぱい以外で口に入れて吸うものは、自分の指やママの指です。赤ちゃんは、自分の指の感覚を確認するように吸ったり、舐めたりします。

これは赤ちゃんが自分で手を動かし、手や指の感覚を口の中で確かめる認知行動です。これらの認知行動は、目で確認して手を動かす協調運動とともに、自分の手や指をしゃぶって形状を学習するためと考えられます。

大人は目で見て色を認識したり、手で触って感触や温度を確認しますが、生まれたばかりの赤ちゃんは口の中の触覚が発達しているため、手で物を触るよりも口の中で舐める行為・吸う行為の方が物の感触を見分けられます。

このように、物の形や感触を舌や口内で見分けられる赤ちゃんの能力を「共感覚(きょうかんかく)」と言います。共感覚は、赤ちゃんの脳の機能が完全に分離していないため起こるもので、成長とともに消えていきます。

たとえば、共感覚には音を聞いて色を感じたり、文字が立体的に見えたり、形を見て味を感じるなどがあり、大人にはその感覚が想像ができないものです。

指しゃぶりをする理由2.お腹が空いたから

赤ちゃんは母乳を飲みたいときや、お腹が空いたときに指しゃぶりをします。ただし、最初から「おっぱいが飲みたい。」と意識して、指をしゃぶるわけではありません。

赤ちゃんが誰にも教わらずにおっぱいを口に咥えて母乳を吸えるのは、「口唇探索反射」「補足反射」「吸啜反射」などの哺乳反射があるためです。

赤ちゃんは、哺乳反射で母乳を吸う経験を重ねることで、少しずつ意識して乳首を吸う感覚を身に着け、同時に乳首(のようなもの)を吸う行為がお腹を満たすことだと学習します。

そのため、お腹が空いたときに指をしゃぶることで空腹感を代替しようとしたり、指しゃぶりによって空腹を表現するようになります。

哺乳反射は生後5-6か月ごろに消失するため、意識的な指しゃぶりはその前から始まります。

指しゃぶりをする理由3.不安でストレスを感じるから

赤ちゃんはおっぱいを吸う行為によって、ママに触れてスキンシップを取ります。ママとのスキンシップは、赤ちゃんに安心感を与えます。

そのため、赤ちゃんが不安やストレスを感じると、指を吸しゃぶることで擬似的に安心感を得ようとしていると考えられます。これを「スージング(soothing)効果」と言います。

人は、常に何らかのストレスを感じながら生きていますが、同時に気持ちを切り替える思考や行動によってストレスを解消をしています。ところが、赤ちゃんはストレスを解消する思考ができませんし、ストレスがかかっている意識も持てません。

そのため、お腹が空いたときやママが近くにいなくて寂しいときなどに、その感情を直接訴えられるまでは、指しゃぶりを行い気を紛らわせます。

つまり、指しゃぶり行為は、自分の欲求やストレスを明確に訴えるまでのストレス発散のつなぎとして行なわれる大切な行動の1つだということです。

指しゃぶりをする理由4.眠るために落ち着きたいから

赤ちゃんは、眠るときに指をしゃぶるイメージを持っている人は多いと思います。これは、赤ちゃんが眠るまでに、安心感を得るための行為です。

とくに新生児は、眠くてもなかなか眠れないときに、どうすれば良いかわかりません。赤ちゃんにとって、「眠い」という感覚から、寝る行為につなげることはまだ難しいのです。

そのため、初めはママの授乳によって安心感を得て眠ることを覚え、次に自分の指をしゃぶることで安心感を得て眠ることができるようになります。指しゃぶりは、赤ちゃんなりの入眠儀式だということですね。

入眠儀式5か条
1.ママの身体に負担がない儀式
2.ママがイライラしない儀式
3.準備に時間がかからない儀式
4.場所が変わっても行える儀式
5.ママじゃなくてもすぐできる儀式

指しゃぶりで安心感を得て眠ることを覚えた赤ちゃんは、夜中に起きたときも指を咥えてチュクチュクするようになります。ママはチュクチュク音がして赤ちゃんが起きているとわかっても、慌てずにそのまま寝入るのを待ちましょう。

もちろん、指しゃぶりはママのおっぱいで安心感を得たい、お腹が空いたという意志表示でもあるので、たまには添い乳をしてあげても良いと思います。

指しゃぶりをする理由5.歯がかゆいから

赤ちゃんは、乳歯が生え始めの時期に歯茎がむず痒くなることがあります。

そのため、歯茎のかゆさを解消するために自分の指を噛んだり、しゃぶったりすることがあります。また、ママの乳首を噛んだり、縦抱きをした肩を噛んだり、近づけた指を噛んだりもします。

赤ちゃんは、ある程度歯が生えそろうまで歯茎のむず痒さが続くことがあるため、遅い子は2歳前後でも歯のかゆさを紛らわすために指をしゃぶることがあります。

赤ちゃんの指しゃぶりはいつまで続く?

さて、赤ちゃんの指しゃぶりはいつまで続くのでしょうか。また、どのタイミングでやめさせた方が良いのでしょうか。

赤ちゃんが指しゃぶりをする理由は、お腹が空いた、眠くなったなど、多くが生理的な理由です。生理的な理由による指しゃぶりは、早い子で新生児期(胎児期)から、通常は生後2-3か月から始まり、1-2歳ごろまで続きます。

ところが、成長しても指しゃぶりを続ける子もいます。この場合、指しゃぶりは生理的な理由から心理的な理由に変わります。心理的な理由による指しゃぶりは、2-3歳ごろまで続きます。

そして、3-4歳以降に指しゃぶりをする子は、指をしゃぶる癖が残っているということになります。

年齢による指しゃぶりの原因
・1-2歳までの指しゃぶりは生理的要因
・2-3歳までの指しゃぶりは心理的要因
・3歳以降の指しゃぶりは癖
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出典|江原歯科: 指しゃぶりについて

赤ちゃんの指しゃぶりがいつまで続くかは、その子の個性や生活環境に左右されるため、一概にいつまでとは明言できませんが、指しゃぶりが癖として残ることは良いこととは言えません。

指しゃぶりはやめさせるべき?

赤ちゃんが行う指しゃぶりは、成長の過程で行う生理的なものです。そのため、ママが指しゃぶりを癖にしたくないと思っても、今はやめさせる時期ではありません。

幼児になって手を使うことが増え、運動や言葉でコミュニケーションを取れるようになると、指しゃぶりは少しずつ減っていきます。

さらに、つかまり立ちやつたい歩きを始めるころには、手を使った動作が多くなるため、日常生活では自然に指しゃぶりをしなくなっていきます。

1歳前に指しゃぶりをやめる赤ちゃんもたくさんいるため、今は赤ちゃんの指しゃぶりを心配をするよりも、可愛い赤ちゃんの仕草を楽しむように考えた方が良いと思います。

ただし、3-4歳以降の子供の指しゃぶりには悪い影響があるため注意が必要です。習慣になった子供の指しゃぶりをやめさせる方法は、以下を参考にしてください。

赤ちゃんの指しゃぶりによる悪影響

上記通り、赤ちゃんが行う指しゃぶりを気にする必要はありません。ただ、赤ちゃんでも指しゃぶりで悪い影響が現れる場合もあります。それは、指にできる吸いダコや潰瘍です。

基本的には、吸いダコや潰瘍があっても、赤ちゃんの指しゃぶりが減ると自然に消えますが、潰瘍は痛々しく、赤ちゃんがぐずる原因になるため何とかしてあげたいものです。

まずは、小児科の医師に相談して潰瘍を治療しますが、治療しても指しゃぶりを繰り返し、潰瘍が反復する場合は、指しゃぶりを減らす指導を受ける場合があります。

ちなみに、指しゃぶり癖をやめることを目的とした、指しゃぶり対策グッズもあります。もちろん、対策グッズの効果は赤ちゃんによりますが、どちらにしろ使用する際は医師の指導も踏まえることをおすすめします。

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また、早めに歯固めやおもちゃなどを与えて、指しゃぶりの代わりにさせることも考えましょう。最近は、抗菌仕様で洗いやすいおもちゃが多いため、赤ちゃんに配慮したおもちゃはすぐに見つけられるはずです。

もちろん、大切な赤ちゃんだからこそ、最初のおもちゃにこだわっても良いと思います。

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出典|木のおもちゃと子ども家具 なかよしライブラリー

このような木製のおもちゃは、何だかほっこりしますね。赤ちゃんはおもちゃを手に持って、咥えたりなめたりしながら形を認識するため、素材が安全なだけでなく、角が尖っていないものでなければいけません。

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ちなみに、おしゃぶりは2007年度の母子手帳から、「おしゃぶりの長期間の使用によるかみ合わせへの影響について」の記述が追加された通り、長期間使用しない指導が徹底されているためおすすめはしません。