この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。
赤ちゃんとの外食はいつから?
美味しい食事は、普段の生活を楽しく、豊かにするために大切なことです。
そのため、たまには人が作った食事が食べたくなりますし、毎日ご飯を作っていると、「はぁー、今日は作りたくないなぁ。」と思うこともたびたび……。
とくに、赤ちゃんの子育て真っ最中のママは、気軽に外食でストレスの発散も難しいですよね。「もう少し大きくなったら、いっしょにご飯行けるのに……。」と考える日々です。
そんなママが、赤ちゃんと本格的にお散歩を楽しめる目安は、生後3-4か月くらいからです。
単に赤ちゃんを連れて行くだけの外食なら、それくらいの時期から考えても良いでしょう。ところが、お散歩を始めてママが気付くことは、「こんなにぐずったらファミレスにも連れてけない……。」ということ。
飲食店は公共の場所です。お家と同じように食事ができるわけではありません。そのため、赤ちゃんを連れて行くためには、飲食店の事前確認が必要です。
そこで今回は、ママが赤ちゃんと外食をするために事前に確認すべきこと、飲食店の選び方のポイントについてお話したいと思います。
子連れ可能な飲食店検索サイト
0歳の赤ちゃんを連れて、お散歩のついでに外食にフラッと……というわけにはいきません。1歳も同じです。赤ちゃんや小さい子供と外食するには、お目当ての飲食店でスムーズにご飯が食べられるか事前確認が必要です。
そこでまずは、赤ちゃん連れ、小さな子供連れが可能な飲食店を探しましょう。
飲食店検索サイト1.スマイリーマム
スマイリーマム - 子供とお出かけ レストランガイド&クチコミ情報
スマイリーマムは、全国8000店舗以上の子連れ可能な飲食店に特化した検索サイトです。口コミもあるので、実際にママの感想が見られるところが良いところですね。
飲食店検索サイト2.ぐるなび
ママと子供連れファミリーのためのレストラン検索サイト - ぐるなび
ぐるなびは、みなさん知ってますよね。ぐるなびの中には全国約4万店舗以上の子連れ可能な飲食店情報を集めていて、検索条件も「スマイリーマム」に近いため、普段ぐるなびを使っているママなら使い勝手は良いでしょう。
飲食店検索サイト3.食べログ
ぐるなびと並ぶグルメサイトといえば、食べログですね。ただし、子連れ可の飲食店に特化しているわけではなく、普通の検索に「子連れ可」のチェックがついているだけです。そのため、子連れ可能だからといって安易にその飲食店に決めるのはちょっと怖いですね。
赤ちゃんとの外食のお店選びのポイント
赤ちゃん連れ可能な飲食店が見つかったら、次は飲食店の事前確認をしましょう。検索サイトからわかる情報だけではなく、ママ友からの情報や飲食店のサイトを見て雰囲気や必要事項を把握してください。
ポイント1.赤ちゃん・子供が入店可能か
まさか、どんな飲食店でも赤ちゃんが入店可能だと思っていませんか?
明確に赤ちゃんや小さな子供の入店NGな飲食店は多くはありませんが、「◯時以降は3歳以下のお子様のご入店はご遠慮ください。」など、店内の雰囲気や客層で赤ちゃんの入店を控えた方が良い飲食店はたくさんあります。
ポイント2.駐車場があるか
車でお出かけする場合は、飲食店に駐車場が併設されているか、駐車場がすぐ近くにあるかチェックしましょう。車はおむつ交換スペース、授乳スペース、子供をあやすスペースになります。
ポイント3.駅から歩いて何分か
電車やバスで移動する場合は、駅から飲食店までの距離を調べておきましょう。駅ビルや百貨店の中にある飲食店なら、子連れママに必要な設備は揃っていることが多いです。
もし駅からベビーカーを使いたい場合は、ゆっくり歩いて10分以内(500-600m以内)を目安にすると良いですね。もちろん、電車やバス内でのベビーカーのマナーには気を付けましょう。
ポイント4.赤ちゃん・子供用メニューがあるか
全国チェーンのファミレスなら離乳食メニューもありますが、基本的に離乳食がある飲食店は多くないと考えた方が無難です。仮に離乳食がある飲食店でも、好き嫌いやアレルギー考慮が必要なので、持ち込みのベビーフードを用意した方が良いでしょう。
もちろん、飲食店のメニュー以外の持ち込みなので、先にお店に断りを入れてから持参した方が良いと思います。
ポイント5.メニューのアレルギー表示があるか
強度のアレルギー反応は、場合によっては命にかかわります。そのため、一般的にアレルギーが出やすい素材の表示、または使用食材表示があると良いですね。1歳前はまだ食べられないものがたくさんあります。
ポイント6.子供用食器があるか
離乳食が始まっている場合は、最低限子供用のフォーク、スプーン、箸は持っていく方が良いのですが、飲食店に小皿などの食器があると荷物が減って便利です。
子供用の食器を使うのは単純に使いやすいからだけでなく、3歳くらいまでは頻繁にお皿を落として割る可能性があり、余計な気を使うためです。
ポイント7.授乳スペースがあるか
0歳の赤ちゃんは基本的に授乳が必要なため、店内に授乳スペースがあるか確認してください。お腹が減った場合だけでなく、泣きやまない場合もおっぱいをくわえさせたいことはよくあります。
授乳ケープや授乳服があっても、席で授乳して良いわけではありません。「わたしどこでも構わないけど?」ではなく、周りの人が気を使います……。
ポイント8.おむつ替えスペースがあるか
0歳でも席でおむつ交換はなしです。そのため、トイレなどにおむつ交換スペースがあると良いでしょう。2-3歳ならトイレで立ったままおむつを替えられるので、おむつ交換スペースがなくても大丈夫ですが……。
また、おむつ交換スペースがないとおむつを捨てる場所もありません。そのため、おむつはビニール袋を何重にもして持ち帰りましょう。うんちの場合は、うんちだけトイレに流しておむつをビニール袋に入れると、匂いも減らせてスマートに持ち帰れます。
ポイント9.ベビーカースペースがあるか
ベビーカー置き場が確保された飲食店はほとんどありません。そもそも通路が狭く、ベビーカーが通るスペースさえない場合もあります。そのため、飲食店内のベビーカー利用は、押さえるべきポイントがあります。
・ベビーカーを畳んで置けるスペースがあるか
・ベビーカーが通れるほど通路が広いか
・席の横でベビーカーを開いて使えるか
基本的にベビーカーは通行の妨げです。この3つが揃った飲食店はなかなかありませんが、ベビーカーが使える飲食店は、積極的に「ベビーカー使えます!」と謳っているので、利用頻度に合わせてお店を探しましょう。
ポイント10.年齢に応じたイスがあるか
赤ちゃん用のイスは単純に小さなイスではないため、月齢・年齢に合ったイスがなければママの膝の上で食べることになります。
イスにもハイチェアタイプ(ベルト有り・無し)、バンボタイプ、チェアベルトタイプなどの種類があり、年齢に応じてバンボのように赤ちゃんが抜け出しにくい作りのイスか、ベルトでお腹をとめるタイプのものがあると便利です。
ポイント11.ベビーチェアや親子トイレはあるか
赤ちゃんや小さな子供を置いて、「じゃあトイレ行ってくるね。」とは言えないので、いっしょにトイレに連れていきます。その際、赤ちゃんはベビーチェア、子供なら親子トイレがあるととても便利ですね。
ここで注意ですが、ベビーチェアはちょうど良い高さにトイレの鍵があるため、器用な赤ちゃんはついガチャっと開けることがあります……。折り畳んだ厚紙を持ち歩き、ストッパーとして使いましょう(トイレットペーパーでは無理)。
ポイント12.キッズスペースはあるか
飲食店内に小さな子供が遊べるキッズスペースがあると助かります。これは単純にママとパパが楽なだけはなく、店員さんも子供の扱いになれていて、さらに周りのお客さんも赤ちゃん連れ・子連ればかりの可能性が高いということになります。
ポイント13.禁煙席はあるか
できれば全面禁煙が良いのですが、しっかりと分煙されていて、かつ距離が離れていれば短時間利用なので問題ないと思います。最近は、ファミレスでも全面禁煙の飲食店が増えているため、少し探せば見つかるはずです。
ポイント14.個室があるか
できれば、個室はあった方が良いポイントですね。基本的に赤ちゃんはママの言うとおりにしてくれないので、個室があるとママの負担がかなり減ります。ただし、個室でもおむつ交換マナーなど、ママは気を抜かないように注意しましょう。
赤ちゃんとの外食はとにかく疲れる
正直言うと、「赤ちゃんといっしょに食事に行って息抜きしたい!」と考えているママは、赤ちゃんといっしょに行く外食が大変だということを知らないママです。
赤ちゃんが泣けば周りに気を使いますし、気軽にゴロンとできるスペースも少ないですし……。そのため、まだ赤ちゃんが0歳の場合は、いくら飲食店に一通りの設備が整っていても、ママと2人での外食はつらいです。
離乳食が始まる前、離乳食が始まった後、動きが激しくなる1歳、イヤイヤが始まる2歳……どの年齢で初めての外食をしても、疲れますし、苦労すると思います。
ママが子供と外食をして息抜きになるのは何歳くらいからですかね。疲れない外食と考えると……、おとなしい子でも4-5歳くらいからかな……。
ただ、赤ちゃんや小さな子供と外食に行くことは、ママの経験や家族との思い出作りのためにも大切なことです。そのため、離乳食を食べられるようになった生後6か月以降に、1度赤ちゃんを連れて行ってみてください。
行くなら気合を入れて、覚悟しつつがんばって行きましょう!脅してるわけじゃないですが大変ですよ(^_^;)
もちろん、赤ちゃんや小さな子供を連れて外食をしたい場合は、必ずママがマナーを守ることが鉄則です。