妊婦・産婦とは?初妊婦、経妊婦、初産婦、経産婦の定義や違い

投稿日:2018年10月17日 更新日:

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妊婦・産婦・妊産婦とは

妊娠をしている女性を表す言葉、出産をした女性を表す言葉はいろいろあります。

産科婦人科用語集によると、妊娠している女性のことを「妊婦(にんぷ)」と言い、出産直前や出産直後の女性のことを「産婦(さんぷ)」と言います。

また、妊婦と産婦を合わせて「妊産婦(にんさんぷ)」という言い方をします。

さらに、1度出産を経験して、それ以降に妊娠した妊婦を一般的に、「経産婦(けいさんぷ)」と言います。こちらも女性なら多くの人が知っているはずです。

でもよく考えてみてください。妊娠した女性は妊婦、出産直前や出産直後の女性は産婦なのに、上記の定義で出産を経験した妊婦を経産婦と呼ぶのは違和感がありませんか?

今回は、妊婦に関連した用語、産婦に関連した用語の定義と正しい使い方に付いてお話したいと思います。

妊婦に関連した用語

まず、妊婦は冒頭で話した通り、妊娠した女性を表す一般的な言葉です。その他にも、未妊婦、初妊婦、経妊婦という関連用語があります。

未妊婦(みにんぷ)とは

未妊婦とは、これまで1度も妊娠をしたことがない女性のことです。妊娠の定義は、子宮内膜に受精卵が着床することですが、これを医師が確認しない限りは妊娠を経験したとは言えません。

初妊婦(しょにんぷ)とは

初妊婦とは、初めて妊娠を経験している最中の女性を言います。

経妊婦(けいにんぷ)とは

経妊婦とは、1回以上の妊娠を経験した女性を言います。

産婦に関連した用語

産婦は、出産直前や出産直後の女性の総称ですが、具体的には分娩第1期開始から分娩第3期終了まで、つまり陣痛発来(本陣痛)から出産を経て子宮内容物が娩出される後産完了までの期間にある女性のことです。

分娩の3つの期間
分娩第1期(開口期)……分娩開始から子宮口全開大まで
分娩第2期(娩出期)……子宮口全開大から胎児娩出まで
分娩第3期(後産期)……胎児娩出から子宮内容物娩出まで

その他にも、未妊婦、初妊婦、経妊婦という関連用語があります。

未産婦(みさんぷ)

未産婦とは、妊娠22週以降の分娩を経験したことがない女性を言います。妊娠22週以降の分娩とは、児の出産だけでなく、胎児の死による死児の出産も含まれます。

初産婦(しょさんぷ)

初産婦とは、妊娠22週以降の分娩を初めて経験する女性を言います(初めての分娩中の女性)。

経産婦(けいさんぷ)

経産婦とは、妊娠22週以降の分娩を1回以上経験した女性を言います(2回目以降の分娩中の女性)。

妊婦・産婦の定義と関連用語の使い方

さて、簡単に言うと、妊婦は妊娠中の女性(妊娠発覚から陣痛まで)、産婦は分娩中の女性(陣痛から後産まで)ということです。

妊婦・産婦の関連用語
妊婦|妊娠している女性
未妊婦|1度も妊娠をしたことがない女性
初妊婦|初めて妊娠を経験している最中の女性
経妊婦|1回以上の妊娠を経験した女性

産婦|出産直前から出産直後までの女性
未産婦|妊娠22週以降の分娩を経験したことがない女性
初産婦|妊娠22週以降の分娩を初めて経験する女性
経産婦|妊娠22週以降の分娩を1回以上経験した女性

このように妊婦・産婦に関連した用語の意味を知ると、わたしたちは本来の定義とは違う意味で、妊婦・産婦などを使っていることがわかります。

たとえば、井戸端会議で「わたし2人目だから経産婦なのよー。」というのは、本来は「わたし2人目だから経産婦になる予定なのよー。」という使い方が正しいことになります。

また、たとえ臨月の妊婦であっても分娩が始まるまでは初産婦とは言いませんし、妊娠22週未満の流産を繰り返しても初産婦や経産婦と言う言葉は使わないということです。

ただし、これはあくまでも医療分野で使われている妊婦・産婦の言葉の定義なので、わたしたちが厳密に使い分ける必要はありません。というわけで、妊婦・産婦の定義はあまり気にせず、これまで通り普通に使ってください。

ここで1つ注意ですが、冒頭でお話した妊婦と産婦を合わせた「妊産婦」は、労働基準法においては意味が異なります。労働基準法の「妊産婦」は、「妊娠中、または産後1年未満の女性」を表す言葉として使われます。


赤ちゃん & 子育てインフォ | 公益財団法人母子衛生研究会

産科婦人科用語集・用語解説集|日本産科婦人科学会

産科婦人科用語集・用語解説集:定義(案)

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まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

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