使い方注意!子供を叱るときに言ってはいけない13の言葉

叱られてなく男の子

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子供は親が叱ると衝撃を受ける

親が子供を正しく叱ることは育児の一環ですが、コミュニケーションの一環でもあります。とはいえ、子供を叱る言葉を選ぶのは、簡単ではありません。

子供の性格やシチュエーションによって、叱り方や諭し方は変わりますし、家庭の教育方針もあるため、一概に「この言い方が正しい。」という叱り方はないのでしょう。

しかも、叱られた子供が素直に反省をするとも限らず……。そのためヒートアップして、うっかり言ってしまい、「しまった……。」と感じた言葉はあるでしょう。子供が傷つくことを知らずに、普段から使っている言葉もあるでしょう。

子供が叱られたときの反応
1.泣く
2.逃げる
3.逆切れする
4.ごまかす(嘘をつく)
泣く!逃げる!ごまかす!2-5歳の子が叱られたときの反応の変化

ママがつい感情的に言ってしまった言葉が子供に与える衝撃は、わたしたちが思っている以上に大きなものなんです。

そこで今回は、子供を叱るときに言ってはいけない言葉、気を付けなければいけない言葉をご紹介したいと思います。

ちなみに、「叱る」とは、他人の良くない行動を指摘してとがめることを言います。「叱る」は基準があって、それに反したことがスイッチになります。また、相手がいないのに「叱る」という表現は使いません。

育児で子供を叱るのは何歳から?叱ると怒るの意味の違いとは

叱るときに言ってはいけない言葉1.人格否定「本当にできない子ね!」

・バカじゃないの
・本当にダメな子ね
・可愛くないわね

2歳を過ぎて何でも嫌がるイヤイヤ期だったり、5-6歳になって生意気を言うなど、子供の言動にカチン!ときても、親は子供の人格を否定する言葉を使ってはいけません。

子供にとって親の存在は絶対です。子供は自分で物事を判断できないため、全ての基準は親から学びます。

その親が、子供に「できない子」「ダメな子」「バカな子」「可愛くない子」などと言ってしまうと、子供は本当に自分がそのような子供だと認識してしまいます。

叱るときに言ってはいけない言葉2.他人と比較「○○くんを見習いなさい!」

・○○に比べてダメね
・○○ちゃんの方がよっぽどできるわよ
・お兄ちゃんを見習いなさい

臆病な子、やんちゃな子、調子に乗る子、さみしがりやな子など、子供にちょっとマイナスな特徴が出始めると、親はどうしても直してあげたいと考えます。

そして、他の子を見て「あの子みたいにもう少し優しくなってくれればなぁ。」「もうちょっと勇気を持ってくれたらなぁ。」と思うようになります。

そのため、子供を叱るときに、つい心の声が口に出てしまうことがありますが、子供を他人と比較して叱ってはいけません。

子供は、ママに自分だけを見て、自分だけを褒めて欲しいんです。叱られるときも、ママの愛情を感じたいんです。

ところが、ママが他の子の名前を出して比較しまうと、叱られたことよりも他の子と比較されたことに傷ついてしまいます。

叱るときに言ってはいけない言葉3.無理な理由の追求「なんでできないの?」

・一体何回目だと思っているの?
・何でそんなことするの?

こんな叱り方をしてしまうことがありますが、ママは子供がなぜできないのか、なぜそんなことをしたのか理由を知っているはずです。

それは、「できないから、できない。」「何となくしてしまった。」からです。

子供がするいたずらは、「面白い」「楽しい」という感情が第一優先のため、何となくしてしまうんです。誰かに迷惑がかかるかを事前に考えたり、予測をしながら行動することは、本当に難しいことです。

でも、理由を尋ねられた子供は「できないから、できない。」「何となくしてしまった。」と答えられないため、この叱り方は子供にとって、ただ責められているようにしか感じません。

ママが子供の行為に対して叱った時点で、子供は悪いことをしたと理解しています。できないことを責めるよりも、どうすれば良かったのかを教えたり、いっしょに考えるようにしましょう。

叱るときに言ってはいけない言葉4.親の正しさの主張「だから言ったでしょ!」

・ほら、言ったとおりじゃない!

この叱り方は、子供に対して言っているのではなく、親が正しいことを自分で主張するためについ使ってしまう言葉です。

この言葉の後に続くのは、「わたしの言うことを聞かないからこういう風になるんだよ。」ですね。つまり、言うことを聞け!という意味です。

たしかに、子供に比べたら親が言うことは正しいでしょう。でも、毎回このような叱り方をすると、子供は自分で何かを考えて行動することができなくなるかもしれません。

ママは、つい使ってしまいがちなこの言葉をグッとこらえて、どのような行動をすれば良かったかを子供に考えさせましょう。

叱るときに言ってはいけない言葉5.強制「ママの言う通りにしなさい!」

・いいから、言うことを聞きなさい!

子供を叱ること、諭すことはとにかく時間がかかります。しかも、ママが時間がないときに限って子供は何かやらかします……。

そのため、子供に物事を理解をさせずに「ママの言う通りにしなさい!」とつい言ってしまうことがあります。

「ママの言う通りにしなさい!」を使い続けると、「だから言ったでしょ!」と同じように、子供が自分で考えて行動する自主性や想像力が育ちません。

ときには強制的に正しいことを覚えさせる場合もありますが、なるべく時間を作って、いっしょに考えて答えを導き出せる叱り方をしてあげましょう。

叱るときに言ってはいけない言葉6.抽象的な強制「ちゃんとしなさい!」

・ほら、しっかりして!

「ちゃんと」や「しっかり」という言葉はニュアンス語です。そのため、大人は感覚でどうすれば良いかわかります。たとえば、大人が「ちゃんと食べなさい!」と言われたら、

・背筋を伸ばして食べる
・食卓に肘をつかない
・しゃべりながら食べない
・食事(食卓)に集中する

などが思い浮かびますが、子供は「ちゃんと」や「しっかり」では、何を言われているか想像ができません。

子供は、叱られているから自分が間違っていることは理解できても、何が間違っているのか、何を直せば良いのかわからないんです。

子供を叱るときは、必ず叱る原因があるはずです。ママが叱る原因を明確にして、どのように正せば良いかを示したり、いっしょに考えてあげましょう。

叱るときに言ってはいけない言葉7.理不尽の強要「ガマンしなさい!」

子供同士が遊んでいて、おもちゃの貸し借りをする際に、頑なに貸してあげない子がいます。

すると、親は自分の子からおもちゃを取り上げて「お友達に貸してあげなさい。」「あなたはお兄ちゃんなんだからガマンしなさい!」と言います。

これは、親の感覚を子供に強制しているだけのお話で、子供には全く関係がないことです。本来、貸す貸さないは当事者同士が決めることです。

もしその子がお友達におもちゃを貸してあげずにケンカになったら、事後に「なぜケンカになったのかわかる?」などの問いかけをしてあげましょう。

自分が遊びたいおもちゃを無理やり取り上げられて、「ガマンしなさい!」と怒られることがどれだけ理不尽なのか、自分に当てはめるとよくわかると思います。

叱るときに言ってはいけない言葉8.他人の評価「あのおじさんに叱られるよ!」

・お店の人に怒られるよ!

これは、「周りの人に迷惑をかける」と子供に諭すこととは全く違うお話です。

子供を叱ることは親の役目であるにもかかわらず、他人の評価で叱られることを引き合いに出してしまうと、子供は周りにいる人、接触する人すべての目が気になってしまいます。

公共の場で子供が騒いでいる場合に親が諭すことは、「この場所は騒いではいけないところだから、大きな声を出すと周りの人が嫌な気持ちになるよ。静かにしようね。」と行動とその理由を明確にすることです。

もし、それでも子供が言うことを聞かない場合は、「静かにできないなら帰るしかないね。」と説明してその場所を離れましょう。

ルールを守ることができなければ、「利用することができない」「そこにいてはいけない」ということを教えます。

叱るときに言ってはいけない言葉9.感情の否定「いつまで泣いてるの!」

・いつまでも泣くな!
・泣いても許さない!

子供が叱られて泣いてしまうのは、「ママに叱られて悲しくなったから」「自分がママを怒らせてしまったから」です。

ママが叱ったことと子供が泣いたことは別問題にもかかわらず、「泣くな!」というのは、「感情を出すな!」と言っているようなものです。

子供は、少なくとも自分が何かをしてしまったと認識できているので、ママは子供が泣いている感情に共感してあげてください。

叱るときに言ってはいけない言葉10.謝罪の強制「ごめんなさいは?」

・まず謝りなさい!
・ごめんなさいしないと許さない!

自分がしたことが悪いこと、相手の気持ちを考えられなかったことだと理解したときに、子供が「ごめんなさい」を言えることは、とても大切なことです。

ところが、理由もわからないうちにママが「ごめんなさい」を強要してしまうと、とりあえず「ごめんなさい」を言えば良いと学習してしまいます。

ママは時間をかけて「なぜママが叱るのか」「子供がしたことの意味」「相手の気持ち」などを説明して、「○○が悪いことをしたと思ったときには、相手に対して「ごめんなさい」を言うんだよ。」と教えてあげてください。

叱るときに言ってはいけない言葉11.突き放す言葉「一体、誰に似たの!」

・パパみたいになっちゃうわよ!

ママが、子供の行動に半ば呆れてしまったときに、つい出てしまう可能性がある言葉です。

「誰に似たの!」は、子供にとって信頼している人から突き放された感覚になり、愛情を感じられなくなるかもしれません。

また、「パパみたいになっちゃうわよ!」は、悪い対象を作って、正面から子供を叱ることを避ける行為です。仮に夫婦仲が悪かったとしても、簡単に言って良い言葉ではないですよね。

叱るときに言ってはいけない言葉12.拒否反応「ママも嫌い!」

・あっち行け!
・もう知らない!

とくにイヤイヤ期の子に多いんですが、「ママなんて嫌い!」という子供の言葉にカチン!ときて、「ママも○○なんて嫌い!」と言ってしまうことがあります。

子供が言う「ママ嫌い!」は、本当に嫌いなわけじゃありません。ママも十分わかっているにもかかわらず、余裕が無いため子供の感情に振り回されて、つい拒否反応をしてしまいます。

「ママ嫌い!」と言われたら、まず自分が落ち着き、子供にも少し落ち着く時間を与えてから、また話を始めましょう。

叱るときに言ってはいけない言葉13.存在の否定「生まなきゃ良かった……」

・うちの子じゃない!

これを本気で言ってしまう親は最悪ですね……。口に出した時点で、子供との関係が一生崩れてしまう可能性がある恐ろしい言葉です。

もし頭の中で思ってしまっても、絶対に言わないでください。そして、なぜその子を生んだのかをもう一度考えてみてください。

「生まなきゃ良かった……。」が出そうになったら、子供を叱る行為は一旦ストップして、自分自身のために冷静になりましょう。

子供の正しい叱り方とは

このように子供を叱る際のたくさんのNGワードを出すと、「こんなに言ってはいけない言葉があると叱れないよ……。」と思うかもしれません。

ただ、冒頭に書いた通り、子供の性格やシチュエーションによって叱り方や諭し方は変わるため、正しい叱り方の定義は難しいと思います。

大切なことは、怒りの感情に任せて「てめぇ、このやろう#e%4%0-&%#$(=~”#~%U!!」とならないことです。子供を叱るのは、屈服させることが目的ではありません。また、叱った後はちゃんと愛情表現をしてあげることです。

ママが冷静に感情を抑えることができれば、子供の人格を否定するような言葉や子供にとって親の愛情を根底から覆すような言葉を使うことはないはずです。

わたしもこれを書きながら、反省する日々です。感情コントロールは、とても難しいことですね……。