子供を褒める言葉を積極的に使うべき理由とは?上手に使う方法は

子どもがお絵かきボードに描いた顔

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叱って伸ばすか誉めて伸ばすか

昔からある子育てのテーマの1つに、「叱って伸ばすか、褒めて伸ばすか」というものがあります。

なかなか難しいテーマですが、最近では圧倒的に「褒めて伸ばす方が良い」と言われることが多くなりましたよね。

ただ、普段は可愛い子供でも、素で「このやろう……。」と思う生意気なときもあります。そのため、「褒める」「叱る」はバランス良く行うことが大切なのですが、そこに明確なノウハウがあるわけではありません。

子育てとは、子供を成長させることだけではなく、育てる親もいっしょに成長する行為なので、1人1人の子供と向き合って創意工夫していかなければいけません。

さて、ここでライフハック情報を提供しているライフハッカーで「子供に使ってはいけない10の言葉(と代わりに使うべき言葉)」という記事を見つけたのでご紹介したいと思います。

1.「よくできたね!」
2.「いい子ね!」
3.「絵が上手ね!」
4.「いい加減に止めないと、○○だよ!」
5.「もし○○したら、○○をあげるよ」
6.「お利口さんね!」
7.「泣かないで」
8.「○○するって約束してあげる」
9.「大したことじゃないでしょ!」
10.「何でそんなことをしたの?」

引用|子供に使ってはいけない10の言葉(と代わりに使うべき言葉) | ライフハッカー[日本版]

「あれ?これ使っちゃダメなの?」と感じる言葉がいくつも含まれています。使い過ぎはダメという意図だとは思うのですが……個人的には、積極的に使うべき言葉ばかりだなという感想です。

そこで今回は、上記の「子供に使ってはいけない言葉」が、なぜ積極的に使うべき言葉ばかりだと思うのかをお話したいと思います。

積極的に使うべき褒め言葉1.「よくできたね!」

この言葉の問題点は、往々にして何度も繰り返されることと、実際には子どもがたいして努力していないことに対しても使われることです。子どもたちは、パパやママがそう口にしたことは何でも、そう口にした時だけ、「よくやった」ことなのだと思い込んでしまいます。

「よくできたね!」の問題点は、「何度も繰り返されること」「たいして努力していないことに対しても使われること」であるため、使ってはいけないとされています。

ただ、子供は褒められることでやる気が出るものです。そのため、結果が出ても出なくても、「よくできたね!」という声掛けは間違っていないと思います。

壁にぶつかってそれに対処するのは子ども本人の話なので、親くらいは子供が何かをしたことに対して肯定的であるべきではないでしょうか。

積極的に使うべき褒め言葉2.「いい子ね!」

この言葉は良かれと思って使われたとしても、こめられた思いとは逆の効果をもたらします。ほとんどの親は子どもの自尊心を高めるつもりでこの言葉を使います。しかし、残念なことにかなり違った影響を与えてしまうのです。子どもたちは、あなたに頼まれた用事をやってのけた後に「いい子ね!」と言われると、あなたが頼んだことをしたから「良い」のに過ぎないと思い込んでしまいます。

「いい子ね!」の問題点は、「頼んだことをしたから「良い」のに過ぎないと思い込むこと」「協力するのは肯定的なフィードバックを受けるためだという意識に変わること」であるため、使ってはいけないとされています。

こちらも「よくできたね!」と同様、何かに取り組んだら褒めることは良いことなので、個人的には積極的に使った方が良いと思います。

文中では、この言い方では自発的に物事を考えられなくなるという説明がありましたが、まず子供は良いことをすると「いい子ね!」と褒められるという認識が必要です。

それが、親以外の人の場合はどうすれば良いのか、保育園の先生やお友達の場合はとるべき行動が違うことを自分で学んでいかなければいけません。

積極的に使うべき褒め言葉3.「絵が上手ね!」

子どもの作品に親の評価や判断を与えると、子どもが自分の作品を判断し評価する機会を奪ってしまいます。

「絵が上手ね!」の問題点は、「親の評価や判断を与えると、子供が自分の作品を判断し評価する機会を奪ってしまう」ため、使ってはいけないとされています。

こちらも同様に、まずは絵を描けていることを褒めることで興味を持ったり、好きになることが大切です。

子供の行動は「親が褒めてくれる」から積極的になることが多いはずです。「褒めずに、まず考えさせる」という発想は、わたしにはありません。

文中にある通り、「何を描いたか」を聞くことは大切だと思いますが、褒められて、描いての繰り返しの中で、自分なりの評価や他者との比較をできるようになっていくものだと思います。

積極的に使うべき褒め言葉4.「もし○○したら、○○をあげるよ」

モノで子どもを釣るのは有害です。それは、純粋に安らぎや調和のために協力したいという思いを邪魔する場合と同じくらいひどいものです。この手の取り引きは歯止めが効かなくなる可能性があり、あまり頻繁に使っていると、こんな風に後で泣きを見ることになります:「イヤだ! レゴを買ってくれなきゃ部屋の片づけはしない!」

「もし○○したら、○○をあげるよ」の問題点は、「純粋に安らぎや調和のために協力したいという思いを邪魔する場合と同じくらいひどい」ため、使ってはいけないとされています。

これは「内発的動機付け」と「外発的動機付け」のお話ですね。子供に与える報酬を内発的動機付けのみにしなければ、どんどん要求が大きくなってしまうという危惧をしているようです。

ところがそうではなく、内発的動機付けも外発的動機付けも、大切なことは「間欠強化(かんけつきょうか)」を親が理解して上手く使うことです。

間欠強化とは、何かをすれば毎回報酬がもらえるのではなく、時々報酬がもらえる方が嬉しさを感じる心理効果のことです。

子供は物で釣ろうとしなくても、「あれ欲しい!これ欲しい!」と要求します。そのときに、「じゃあ今回だけ特別に、次の○○のときに○○ができたら買ってあげる。」という話をして、特別感を演出すれば良いんです。

では、また子供が要求してきたらどうすれば良いのでしょう?

それは単純に断れば良いだけのお話。「前は特別だったでしょ?」と一度諦めさせることを経験すれば、子供は学習します。

積極的に使うべき褒め言葉5.「お利口さんね!」

利口だねという言葉は、子どもが自信を持ち自尊心を高めるのに役立つと考えがちです。けれども残念ながら、こうしたことを褒める手法は実際には反対の結果を招きます。おまえは頭がいいと子どもに告げることで、いい成績を取った時だけ、目的を達成した時だけ、または理想的な結果を生み出した時だけ利口なのだというメッセージを意図せず送ってしまいます。それは、期待に応えなければという大きなプレッシャーになります。

「お利口さんね!」の問題点は、「目的を達成した時だけ、または理想的な結果を生み出した時だけ利口なのだというメッセージを意図せず送ってしまう」ため、使ってはいけないとされています。

子供の褒め方にはバリエーションが必要で、それはとくに難しい話ではありません。「頭が良い」「利口」と褒めるのは、何かが達成されたから言うのではなく、その過程で用いることもできます。

たとえばパズルであれば、完成したことに対して「お利口さんね!」と褒めることは良くないとされていますが、パズルをどう解くか考えた過程を褒めてあげれば良いでしょう。

そのため、「頭が良い」「利口」も積極的に使っても良いですね。過度なプレッシャーがだめなだけで、親が子供に期待をするのは大切なことだと思います。

褒めすぎると子供が勘違いする?

子供を褒めすぎてはいけないというのが、どういうことを言うのかはわかりませんが、子供が褒めすぎて、何か勘違いしたとしても、自分自身でいつか気がつくときがきます。

もし、子供が勘違いをして成長し、「お母さんがこう言っていたから勘違いしてたじゃないか!恥ずかしい!」となっても、褒めることで子供が自信を付けて、何かに挑戦をしてきた行為の方がメリットは大きいはずです。

そのため、親は褒めたいと思ったときに精一杯褒めて、ルールを逸脱したときに真剣に叱ることを意識しておけば良いと思います。

子供を叱るときに注意すべき言葉、使ってはいけない言葉は以下を参考にしてください。