検診と健診の違いは?妊婦や赤ちゃんが受けるのはどっち?

健康・病気

検診と健診の違いは?妊婦や赤ちゃんが受けるのはどっち?

投稿日:2019年3月27日 更新日:

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妊婦・赤ちゃんが受けるのは健診?検診?

女性は、妊娠をすると、妊娠期間を通して「妊婦健診」を受けます。

妊婦健診では、妊娠週数に合わせて血液検査・超音波検査など各種検査を受け、無事に赤ちゃんを出産できるように妊婦や胎児の健康を観察します。

また、赤ちゃんもある程度決まった時期に「乳児健診」を受けます。

乳児検診では、赤ちゃんの栄養状態の観点、及び機能的な観点からの成長具合を確認し、同時に母親の育児不安の解消をするためのアドバイスやサポートをします。

妊婦健診、乳児健診にはどちらも「健診」という漢字が使われます。一方、わたしたち女性は成人すると、「子宮がん検診」や「乳がん検診」を受けますが、こちらは「検診」と書きます。

同じ身体のこと、健康に関することを調べる医療行為にもかかわらず、なぜ「けんしん」には、検診と健診という2つの漢字の書き方があるのでしょうか。

今回は、検診と健診の違いについてお話したいと思います。

検診、健診とは

検診とは

検診とは、子宮がんや乳がんなど、特定の病気にかかっていないかを調べるために、それに適した診察や各種の検査を行う医療行為のことです。

健診とは

健診とは、「健康診査」または「健康診断」を省略したもので、体格や発育の状態、または一般的な検査を通して、健康かどうか・病気の原因が潜んでいないかを評価するための医療行為のことです。

検診・健診・受診の違い

わたしたちが身体に不調を感じて病気を疑う場合、わざわざ健診や検診をうけずに、直接医療機関を「受診」します。そのため、受診は自覚症状がある人、健診・検診は無症状の人が対象です。

自覚症状がない人は、まず普段の「健診」によって病気の早期発見をしたり、結果の数値を見て生活環境の見直しを行います。

もし健診で異常が発見された場合は、専門的な「検診」受けることで、特定の病気の有無や進行状況を把握して、適切な治療を受ける必要があります。

そのため、健診は「一次予防」のための行為、検診は「二次予防」のための行為と認識すれば良いでしょう。

妊婦健診・乳児健診は予防の概念

予防には、職場環境や家庭環境を整えることで病気を防ごうとする「0次予防」の概念を含めて、4つの予防があります。

4つの予防の概念
0次予防|職場環境、家庭環境を整えることで病気を予防する
一次予防|生活習慣や予防接種などにより病気を予防する
二次予防|早期発見・早期治療によって病気が進行しないよう予防する
三次予防|リハビリなどで、予後の後遺症や再発がないよう予防する

一次予防、二次予防、三次予防 | 用語集 | あさかホスピタルグループ

妊婦健診や乳児健診は、一次予防の概念のため、病気の発見や予防の気持ちを持って臨まなければいけません。

妊娠に向けて受ける検診・健診

妊娠をしたら、赤ちゃんのため、自分のために妊婦健診を受けることは当たり前です。

ただ、近い将来妊娠したいと思っている人は、妊娠前にも必要な健診・検診を受けておきましょう。もちろん、毎年定期健診を受けるのは基本です。

妊娠数か月前に受けたい予防接種

妊娠中は、多くの予防接種(生ワクチン)を打つことができません。そのため、妊娠前に予防接種をしてください。もしインフルエンザの時期であれば、インフルエンザワクチンも接種しておきましょう。

予防接種
・麻疹風疹混合ワクチン
・水痘ワクチン
・おたふくかぜワクチン

妊娠前に受けたい検診・健診

子宮頸がん検診

もし子宮頸がんになった場合、手術で子宮を残せるのは初期だけです。子宮頸がんの初期は自覚症状がほとんどないため、妊娠前に検診を受けた方が良いでしょう。

・視診
・細胞診

子宮頸がん検診Q&A | 認定NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴ

乳がん検診

妊娠中はマンモグラフィを受けられません。妊娠中はエコーで乳がん検診を受けられますが、早期発見したいなら妊娠発覚前が良いでしょう。

・マンモグラフィー検査

ピンクリボン、乳房健康研究会は乳がんの早期発見を呼びかけています

ブライダルチェック

妊娠を意識したら、定期検診以外にも女性向けの健康診断(ブライダルチェック)を受けておきましょう。

・内診・超音波検査
・おりもの検査
・血液検査

健診の重要性

もしこれから妊娠をしたい人は、万が一のことを考えて、妊娠期間を通して妊婦健診を受けなければいけません。また、無事産まれてきた赤ちゃんは、これから健やかに成長するために乳児健診を受けなければいけません。

妊婦や赤ちゃんに限らず、定期的なメンテナンスは当たり前です。以下の心構えを持って健診に望みましょう。

健診の必要性 | 健康診断 | ホンダ健康保険組合

欠かさずに健診を受ける

1年に1回、定期的に健診を受けるだけでなく、受ける機会があれば他の健診も積極的に受けて、健康管理に気を付けましょう。もちろん、妊婦健診や乳児健診も欠かしてはいけません。

健診結果には必ず目を通す

何となく検診結果を見る・聞かされるのは怖いものです。ただ、結果を受け止めなければ健診を受けた意味はありません。後回しにしないで、結果をすべてチェックして、保存しておきましょう。

結果を受けとめて改善に取り組む

定期健診は結果を数値で判断しますが、妊婦健診や乳児健診は、医師と向き合うことができます。どちらの場合も結果を受け止めて、改善が必要であれば、計画を立てて改善に取り組むようにしましょう。

気になったら機関や医師に相談する

健診を受ける前の検査項目、健診の結果など気になったことがあれば、必ず健診機関や医師に相談しましょう。

再検査や精密検査を怖がらない

妊婦健診や乳児健診の場合、異常が発見されたら必ず医師から説明があります。そして、場合によって再検査や精密検査が必要になります。もちろん、再検査や精密検査は怖いものですが、避けては通れないので、早めの対策を取りましょう。

常に正しい生活習慣を意識する

健診の結果、異常がなかったとしても、気を引き締めてください。普段の生活にしろ、妊婦の生活にしろ、赤ちゃんの生活にしろ、健康を意識して正しい生活習慣を作ることはとても大切です。


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まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

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