食事・離乳食

新生児、月齢別赤ちゃんの1回の哺乳量と1日の授乳回数の目安

投稿日:2016年7月11日 更新日:

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哺乳量、授乳回数、授乳時間の判断

ママが赤ちゃんの授乳で気をつけることは、赤ちゃんが成長に合わせて適切な量の母乳、またはミルクを飲んでいるか見極めることです。

赤ちゃんの哺乳量や授乳回数には月齢ごとに目安があり、育児書やネットの情報で知っている人も多いと思います。

もちろん、赤ちゃんは機械的に満足を知らせてくれないため、一般的な授乳回数、授乳時間の目安と日々の経験によって、最適な哺乳量を考えなければいけません。

ところが、ある程度授乳に慣れる生後2-3か月ごろであれば良いのですが、生後1か月の新生児期は日々赤ちゃんの哺乳量が変わるため、なかなか目安を見つけることが難しいと思います。

そこで今回は、生後1か月の新生児期から離乳食が始まる前の生後5か月までの赤ちゃんに必要な母乳量・ミルク量と授乳回数の目安についてお話したいと思います。

赤ちゃんの授乳時間の目安については、以下を参考にしてください。

母乳授乳とミルク授乳の違い

まず基本的なこととして、母乳の授乳とミルクの授乳の違いを押さえておきましょう。

ママはさまざまな理由で、母乳だけを与える母乳育児、ミルクだけを与えるミルク育児、母乳とミルクを与える混合育児を選択します。

基本は完全母乳育児や母乳メインの混合育児で良いと思いますが、ママの体調や家庭環境の理由によって、完全ミルク育児を選択する場合もあります。

母乳育児、ミルク育児、混合育児は、どれかに決めたらずっと変えてはいけないわけではなく、赤ちゃんの月齢や家庭環境によって変動するため、あまり悩む必要はありません。

ちなみに、平成17年の厚生労働省の調査によると、母乳育児(母乳栄養)、ミルク育児(人工栄養)、混合育児(混合栄養)の月齢別の割合は以下のグラフの通りです。

授乳期の栄養方法_月齢別

授乳に関する現状 - 厚生労働省

基本的な母乳育児の哺乳量と授乳回数

母乳育児では、母乳の授乳量を細かく調整する必要はありません。新生児の間は1日6-8回の授乳を基本として、それ以上は赤ちゃんが飲みたいだけ飲ませます。

1.新生児期の母乳育児

1日およそ8回、3-4時間毎(定期的が望ましい)の授乳をベースとして、その他は赤ちゃんが母乳を欲しがるたびに授乳をします。

授乳時に母乳分泌が足りない分はミルクで補うと楽ですが、十分に母乳が出るママは搾乳して保存し、後から哺乳瓶で授乳するなどの工夫をしてください。

2.生後2か月以降の母乳育児

生後2-3か月ごろになると、赤ちゃんも適量の母乳が飲めるようになっていきます。授乳リズムが落ち着けば、ある程度決まった時間で1日6-8回程度の授乳習慣がついてきます。

基本的なミルク育児の哺乳量と授乳回数

ミルク育児の場合は、個人差がありますがミルクの量を調整して授乳する必要があります。おおよその授乳量の目安は以下の通りです。

1.新生児期のミルク育児

1回あたりの哺乳量は100-120ml前後で、1日の授乳回数は8回が目安です。

2.生後2-3か月のミルク育児

1回あたりの哺乳量は140-160ml前後で、1日の授乳回数は6-8回が目安です。

3.生後3-5か月のミルク育児

1回あたりの哺乳量は160-200ml前後で、1日4-5回程度が目安です。1日トータルの目安量は800-1000mlくらいです。

新生児期の哺乳量と授乳回数の目安

新生児の1か月間は赤ちゃんの体重が出生時から1.6倍、身長が15%異様増加する急激な成長時期です。

日齢でも哺乳量が変わるため、単純に「1回の授乳量は100-120ml前後」とは考えず、赤ちゃんの成長に応じた授乳が必要です。

以下を見ると、早期新生児期(生後7日まで)、新生児期(生後4週間or1か月)、それ以降の哺乳量と授乳回数の目安がわかります。

哺乳量の目安|北海道大学大学院歯学研究科・歯学部

日数1回哺乳量間隔回数1日の総量
生後1日0-16ml3-4時間6-8回-60ml
生後2日10-20ml3-4時間6-8回60-120ml
生後3日20-30ml3-4時間6-8回120-180ml
生後4日30-40ml3-4時間6-8回180-240ml
生後5日40-50ml3-4時間6-8回240-300ml
生後6日50-60ml3-4時間6-8回300-360ml
生後7日60-70ml3-4時間6-8回360-420ml
生後8日70-80ml3-4時間6-8回420-480ml
生後9日80-90ml3-4時間6-8回480-540ml
生後10日90-100ml-43時間6-8回540-600ml
生後11-14日100-110ml3-4時間6-8回600-660ml
生後15-30日110-150ml3-4時間6-8回600-700ml
生後2-3か月150ml位4-5回700-800ml
生後3-4か月160-180ml4-5回800-900ml
生後4-5か月160-200ml4-5回800-1000ml

赤ちゃんの1日のおしっこ回数は5-6回以上を目安にし、生後2-3か月ごろから哺乳量と授乳回数を調整して、徐々に生活リズムを意識し始めます。ただし、出産後3-5日前後に限り「生理的体重減少」があることも認識しておきましょう。

授乳にも赤ちゃんの個性が出る

母乳よりもミルクの方が哺乳量や授乳回数に細かい目安がありますが、赤ちゃんの育ち具合や性格などの個性によって、哺乳量や授乳回数は違います。

また、1日単位で見ると授乳の環境、誰が哺乳瓶で飲ませるか、どのような姿勢で飲ませるかなどの要素でも、赤ちゃんの哺乳量や授乳回数が変わる場合があります。

そのため、目安通りにピッタリ飲んでくれればママも楽ちんなのですが、そんなに簡単にうまくはいきません(^_^;)

ただし、赤ちゃん毎に1日に必要なエネルギーに大きな差があるわけではないので、ママは母乳不足にならないように授乳回数を増やしたり、哺乳量を増やすことで、赤ちゃんが十分成長できる工夫をしなければいけません。

早めに赤ちゃんの授乳スタイル・時間間隔を把握できれば、赤ちゃんも授乳に満足しますし、ママも今より楽に授乳が行えると思います。

もちろん、赤ちゃんの哺乳量、授乳回数を押さえるよりも、まずは母乳育児、ミルク育児、混合育児から授乳方法を選ばなければいけませんね(最初はできるだけ母乳育児)。

完母・完ミ・混合がどのくらいの割合なのか、また、それぞれの授乳方法でどのような悩みを抱えているかを知っておくと選ぶ参考になるかもしれません。


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