こんにちは赤ちゃん事業と新生児訪問指導の違いは?時期や訪問者は

こんにちは赤ちゃん事業と新生児訪問指導の違いは?時期や訪問者は

投稿日:2019年2月26日 更新日:

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注釈本記事はライター寄稿記事を一部修正したものです

赤ちゃんと2人きりになると不安が…

初めて赤ちゃんを出産すると、感動と安堵と感謝の気持ちがいっぺんに訪れます。これから育児が始まることはわかっていても、なんだか一つのことをやり遂げた気持ちになるものです。

このような希望に満ちた感情の中、入院中は医師や看護師、助産師などが側にいてくれますし、いろいろとアドバイスももらえるため気付きにくいのですが、いざ退院して赤ちゃんと2人きりになると、「本当にちゃんと育てていけるのかな……。」「育児と家事を両立できるかな……。」など、急に心細くなりますよね。

わたしは、初めての赤ちゃんが双子で、早産で、低体重でした。2100グラムしかない二人の赤ちゃんといざおうちに帰って来たとき、大きな不安に襲われたことを今でも覚えています。

当時は夫の転職で引っ越しして半年しかたっておらず、地域に知り合いはいませんでした。また、どちらの両親も遠方に住んでいるため、気軽に助けを呼べる状況ではありませんでした。

そんな心細い気持ちを抱えたある日、市の民生委員さんがうちを訪ねてきてくれました。民生委員さんはとても優しい人で、我が家の双子のワンオペ育児を心配してくれ、わたし育児の悩みを真剣に聞いてくれました。話も弾んで、不安だった気持ちがずいぶん落ち着いた気がしました。

このように赤ちゃんが生まれたばかりの家庭に対して、訪問する取り組みには「こんにちは赤ちゃん事業」と「新生児訪問指導」があります。

今回は、「こんにちは赤ちゃん事業」と「新生児訪問指導」の内容や実施時期の違いなどについてお話したいと思います。

こんにちは赤ちゃん事業(乳児家庭全戸訪問事業)とは

こんにちは赤ちゃん事業とは、児童福祉法第6条の3第4項に定められた事業のことで、正式名称を「乳児家庭全戸訪問事業」と言います。

こんにちは赤ちゃん事業の対象者

こんにちは赤ちゃん事業は、基本的に生後4か月までの乳児がいるすべての家庭を訪問します。ただし、訪問自体を受けないことも可能です。

こんにちは赤ちゃん事業の目的

こんにちは赤ちゃん事業の目的は、家庭のさまざまな不安や悩みを聞き、子育て支援に関する情報提供等を行うことです。

また、親子の心身の状況や養育環境などを把握して、支援が必要な家庭に対しては適切なサービス提供につなげたり、地域社会をつなぐことで乳児家庭の孤立化を防ぎ、乳児の健全な育成環境の確保を図ろうとするものです。孤立化を防ぐことは、児童虐待の防止にもつながります。

生後4ヶ月までの乳児のいるすべての家庭(里親家庭及び小規模住居型児童養育
事業を含む。)を訪問し、以下の支援を行う。
(1)育児に関する不安や悩みの傾聴、相談
(2)子育て支援に関する情報提供
(3)乳児及びその保護者の心身の様子及び養育環境の把握
(4)支援が必要な家庭に対する提供サービスの検討、関係機関との連絡調整

乳児家庭全戸訪問事業実施要綱

こんにちは赤ちゃん事業の訪問実施者

こんにちは赤ちゃん事業の実施主体は市町村です。訪問スタッフは、民生委員、愛育班員、母子保健推進員、児童委員、子育て経験者など、地域によって異なりますが、訪問指導を行うに当たって適性のある人を自治体が選んでいます。

訪問スタッフは、必ず事前に研修を受けなければいけません。研修では、家庭訪問の同行や支援場面を想定した実技指導などを組み込み、訪問の内容とその質を一定に保つこと、個人情報の適切な管理や守秘義務等についての指導が行われます。

厚生労働省 乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)の概要

小児保健研究乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)の現状と課題

新生児訪問指導とは

新生児訪問指導は、母子保健法第11条に定められた事業のことです。

新生児訪問指導の対象者

新生児訪問指導事業は、生後28日以内(里帰り出産の場合は60日以内)の赤ちゃんがいる家庭を対象に、保健師などが家庭を訪問します。

とくに、出産した赤ちゃんの体重が2500g未満だった場合は、低出生体重児の届出を市区町村役所か地域の保健センターに提出しなければいけませんが、その届出をもって必ず新生児訪問指導が実施されます。

新生児訪問指導の目的

新生児訪問指導は、主に新生児の体重測定を行い、栄養状態、発育状態、生活環境、疾病予防など、育児上重要な事項の指導や母子の健康を確認する事業です。

また、授乳の方法や乳房の状態など、母乳に関することや日常の育児で不安に思っていることを相談できます。

育児不安は、分娩後、生後1週間程度で退院して自宅に戻った直後から乳児期早期にピークがあります。まだ育児に慣れていないと、赤ちゃんが泣き止まない、授乳の量が十分か・順調に成長しているかわからないなどの不安を強く感じて、マタニティブルーになりやすい時期です。

新生児訪問指導の実施者

新生児訪問指導を行うのは、保健師、看護師、助産師などの専門職の女性です。

しかし、予算や人材確保の観点から、新生児全数に対して専門職の訪問を実施する体制を整えるのは難しいため、自治体によっては第一子のみ、あるいは希望者のみなど対象を限って実施しているのが現状です。

東村山市 「新生児訪問指導」と「乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)」の違いは何ですか?

新生児訪問指導とこんにちは赤ちゃん事業の違い

こんにちは赤ちゃん事業は、赤ちゃんが生まれた家庭すべてに訪問し、地域や子育て支援とのつながりを設けて乳児家庭の孤立化を防ぎ、健全な育成環境を確保することを目的としています。

そのため、地域の民生委員や子育て経験者などが訪問し、場合によって必要な子育て支援先を紹介して適切なサービスを受けられるように補助するものです。

東村山市 「新生児訪問指導」と「乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)」の違いは何ですか?

一方、新生児訪問指導は、母子の専門的な健康確認やケアが目的です。

しかしながら、人材確保の面から全戸訪問が難しい自治体も多く、希望者や第一子のみなど対象者が限定されていることがあります。また、里帰りが60日以上など長期化することで、希望をしていても訪問が受けられないこともあります。

確実に新生児訪問指導を受けるためには、母子手帳についている「出生連絡票」を提出して、地域の保健センターが出生状況を把握する必要があります。新生児訪問指導を「希望する・希望しない」という選択式の自治体もあるため、確認してください。

「出生連絡票」とは、赤ちゃんが生まれた後に、名前、性別、生年月日、出産場所(病院など)、出生体重、妊娠週数、医師の証明などを記載して提出する書類です。

せっかくの子育て支援をフル活用しよう

その後、我が家に訪ねてきた民生委員さんから、近所にいる双子の兄弟を紹介してもらったり、ファミリーサポートセンターにつなげてもらうなど、とてもお世話になりました。

わたしは、民生委員さんの訪問がきっかけで、だんだんと地域になじみながら、前向きに子育てができるようになっていきました。

当時は2人の新生児の子育てに追われ、その民生委員さんの訪問が何の事業か、どんな行政のサポートなのかよくわかっていませんでしたが、今振り返ると、この訪問は「こんにちは赤ちゃん事業」でした。

わたしは、こんにちは赤ちゃん事業のおかげで育児不安が解消でき、とても感謝していますが、このような子育て支援制度があることを知っているだけでも、安心感を持てる人はたくさんいるはずです。

最後に、新生児訪問指導とこんにちは赤ちゃん事業について簡単にまとめておきます。

 訪問者目的法律
こんにちは赤ちゃん事業民生委員、愛育班員、母子保健推進員、児童委員、子育て経験者など地域の子育て支援を紹介したり、相談相手になるなど、
社会と乳児家庭をつないで孤立化を防ぐ役割
児童福祉法第6条の3第4項
新生児訪問指導保健師、看護師、助産師などの専門職の女性乳児や母親の健康に関する専門的な指導や相談対応をする役割母子保健法第11条

「新生児訪問指導」と「こんにちは赤ちゃん事業」は、どちらも赤ちゃんを迎える家庭にとっては、外出せずに気軽に相談ができる大事な制度なので、きちんと理解して上手に活用できるようにしたいですね。

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まーさ
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まーさ
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まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

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