妊娠・出産

妊娠初期症状はいつから?赤ちゃんかも…と疑う30の兆候とは

投稿日:2016年11月28日 更新日:

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妊娠初期症状とは

「何だか身体がダルい。」「熱っぽいかも。」「最近腰が痛くて……。」「やたら眠いんだけど。」

このような症状を感じつつ、生理予定日を過ぎても生理が来ない場合、もしかしたら妊娠の兆候が現れているのかもしれません。

妊娠をすると、大量の女性ホルモンが分泌されます。そんなホルモンバランスの影響によって、妊娠初期の妊婦の身体にさまざまな症状が起こることを「妊娠初期症状」と言います。

妊娠初期症状は個人差があります。身体に起こるわずかな症状で、「……もしかして妊娠?」と気付く人もいれば、妊娠初期症状が現れず生理予定日を過ぎて生理が来ないことで妊娠に気付く人もいます。

なぜ、妊婦は妊娠をしたときに妊娠初期症状が現れることがあるのでしょう。また、妊娠初期症状にはどのような症状があるのでしょう。

今回は、「あれ?できたかも……。」を疑うさまざまな妊娠初期症状についてお話したいと思います。

妊娠初期症状はいつから?

妊娠初期症状は、名前の通り妊娠初期に身体や心に現れる症状を言います。

妊娠は、受精卵の着床が成立した日の前にあった生理初日を妊娠0週0日(妊娠開始日)として数え始めます。

そのため、妊娠初期症状が現れるのは受精卵が子宮内膜に着床して1週間が経過してから、つまり妊娠3-4週ごろからです。

妊娠による症状が早く現れる妊婦は、生理予定日の少し前から妊娠初期症状が現れることがあり、その場合は「妊娠超初期症状」と言います。

一般的な妊娠初期症状が現れる妊婦は、生理予定日を過ぎてから徐々に現れる場合が多いでしょう。

ただし、妊娠初期症状にはさまざまな症状がありますが、妊娠を確信できる症状はありません。あくまでも妊娠を疑う症状なので、妊娠初期症状自体にとらわれないでください。

さまざまな妊娠初期症状の種類

吐き気(つわり)

妊娠初期症状で最も有名なものは、吐き気を催す「つわり」ですね。一般的なつわりとは、妊娠5-6週に始まり妊娠12-16週ごろに消失する消化器症状のことです。

つわりは、妊婦の50-80%以上が体験すると言います(あるアンケート調査では妊婦の92.8%に発症するなど正確にはわからない)が、吐き気以外にもさまざまなつわりの種類と症状があり、強弱の個人差もあります。

おりものの変化

おりものには生理と同じ様に周期があります。通常、おりものは排卵前にが増えて黄体期に減少しますが、この変化には妊娠後に分泌される「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が深く関わっています。

エストロゲン(卵胞ホルモン)が増えると、黄体期に入ってもおりものの量は増え、生理前の粘り気がある状態から、さらさらな状態に変わります。また、薄い白色ではなく濃い白色だったり、クリーム色ではなく黄色だったり、少量の血が混じって薄茶色になる場合もあります。

高体温

一般的に生理初日から排卵日までは、卵胞が成長してエストロゲン(卵胞ホルモン)が増えることで低体温が続き、排卵後から生理予定日近くまでは、プロゲステロン(黄体ホルモン)が増えることで高体温が続きます。

ところが、妊娠によるプロゲステロン(黄体ホルモン)の増加で、普段の高体温よりもさらに0.5度前後体温が高くなったり、生理予定日後も高体温が続きます。

倦怠感、眠気

妊娠初期はプロゲステロン(黄体ホルモン)によって高体温が続くため、常に身体が熱を帯びている状態です。そのため、倦怠感を感じたり、強い眠気を感じます。普段の何でもないときに、急に眠気に襲われる症状を眠りつわりと言います。

身体のほてり、発熱感

妊娠後の高体温状態が続くことで、体のほてりを感じ、熱っぽい症状が出る場合があります。

妊娠時と非妊娠時の体温の違い

貧血

妊婦は、妊娠をすると胎児や胎盤を形成する血液確保のため、血液が増加して血流が良くなります。ところが、赤血球よりも血漿の割合が増えることで、赤血球内のヘモグロビン濃度が基準値より低下して、一時的に血液濃度が薄まり貧血状態になります。

寒気

妊婦は、血液濃度が薄まって貧血を起こすことで体温が下がり、寒気を感じるようになります。

手足の冷え

妊婦は、女性ホルモンの乱れ、自律神経の乱れによって身体の細部への血行不良が起こり、冷えを発症しやすくなります。

むくみ

血行不良によって手足が冷えることで、同時にむくみも起こります。むくみが起こる仕組みやむくみによる影響は、以下を参考にしてください。

頻尿

妊娠の初期症状で頻尿になる理由は、血液量が増えて腎機能が活性化したり、大量に分泌されたプロゲステロン(黄体ホルモン)が膀胱の筋肉を弛緩する働きがあるためです。

下痢

妊娠の初期症状で下痢になる理由は、ホルモンバランスが崩れて自律神経が乱れたり、ストレスによって小腸の働きを悪くし、適切な水分量をコントロールできなくなるためです。

便秘

妊娠の初期症状で便秘になる理由は、プロゲステロン(黄体ホルモン)が胃や腸の筋肉を緩めることで、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が低下してしまうためです。

下腹部痛

生理痛、排卵痛と同じように、妊娠後も妊娠初期症状として下腹部痛が起きる場合があります。

その理由は、子宮内膜に着床した胎芽の成長を促進するよう子宮が収縮を繰り返すため、ホルモンバランスが崩れて胃腸の働きが低下するため、拡大した子宮が他の内臓を圧迫するためです。

胸の張り

胸の張りも下腹部痛と同様、よく起こる妊娠初期症状です。胸の張りがあるのは、妊娠によるホルモンバランスの変化により、乳腺や乳管が発達し、母乳生成の準備が始まるためです。

乳首の痛み

妊娠初期症状として胸の張りを感じると、こすれるなど少しの刺激で乳首に痛みを感じることがあります。これは、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌によって乳首が過敏になるためです。

乳首・乳輪の肥大・黒ずみ

大量のプロゲステロン(黄体ホルモン)はメラニン色素の沈着を起こし、乳首や乳輪などを黒く大きくする場合があります。

腰痛、内もも、足の付根の痛み

妊娠初期には、リラキシンというホルモンが分泌されます。リラキシンは、出産に備えて骨盤の関節や靭帯を弛緩させる効果があります。

ただ、骨盤周辺の関節や靭帯が緩むと、それを支える腰やおしりの筋肉を使うことになり、腰痛、内もも、足の付根の痛みが起きる場合があります。

頭痛

エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)には、血管を拡張する作用もあります。血管が拡張すると血流が良くなり、胎盤形成を促します。

ところが、脳の血管が拡張すると、三叉神経が圧迫されて刺激を受け、偏頭痛を起こす場合があります。

歯痛・虫歯

プロゲステロン(黄体ホルモン)によって神経が過敏になると、「妊娠性歯痛(にんしんせいしつう)」とう歯痛が起こる場合があります。虫歯がある場合はさらに痛みが増すかもしれません。

胃痛

プロゲステロン(黄体ホルモン)が胃の働きを抑制することで、胃の違和感や胃痛を感じる場合があります。

ゲップ・おなら

プロゲステロン(黄体ホルモン)で胃の働きが弱まると、食べ物の消化が悪くなり、多くのガスが発生します。そのため、ゲップやおならが出やすくなります。

着床出血(ちゃくしょうしゅっけつ)

子宮内膜に着床した受精卵の絨毛が、子宮を傷つけて出血を起こす場合があります。これを「着床出血」と言います。着床出血は個人差がありますが、大抵は出血量が少なくおりものに血が混じる程度です。

味覚の変化

つわりによって味覚が変化し、食べ物の好みが変わる場合があります。味覚が変化する原因は一般的なつわりや匂いつわりで、急激なホルモン分泌、代謝の変化、環境の変化によるものと考えられます。

嗅覚の変化

エストロゲン(卵胞ホルモン)は、嗅覚を敏感にする作用があります。そのため、以前は気にならなかった食べ物や場所の匂い、コーヒー、タバコも以前より不快に感じる場合があります。

唾液過多(だえきかた)

妊娠初期症状には、よだれが増えるよだれつわり(唾液過多症)があります。よだれつわりは、主にhCGによって嘔吐中枢が刺激されたり、プロゲステロン(黄体ホルモン)で胃腸の働きが抑制されるため起こります。

くしゃみ・鼻水

つわり症状には、くしゃみ・鼻水が増える「妊娠性鼻炎」の症状もあります。妊娠性鼻炎の原因は、大量のホルモン分泌によってホルモンバランスが変化するためだと言われています。

ニキビや吹き出物など肌荒れ

乱れたホルモンバランスがニキビ、吹き出物、乾燥肌などの肌荒れを引き起こす場合があります。

肌の黒ずみ、シミ、そばかす

ロゲステロン(黄体ホルモン)はメラニン生成を促すため、色素沈着による肌の黒ずみ、シミ、そばかすの原因になります。普段メイクをする人は、メイクのノリで変化に気付くかもしれません。

動悸、息切れ

妊娠によって子宮が大きくなると、横隔膜を押し上げて肺を圧迫します。そのため、呼吸が苦しくなり、動悸や息切れの原因になる場合があります。

情緒不安定

ホルモンバランスが崩れると、イライラしたり、涙もろくなったり感情をコントロールできなくなることがあります。妊娠初期に出やすい情緒不安定な状態をプレグナンシーブルーと言います。

体毛が濃くなる

妊娠すると急にお腹周りや手足などの体毛が濃くなり、髪の毛の量も増えたように感じます。これは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)によって体毛量が増えるとともに、抜けにくくなることが原因です。

出産後にはエストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が減って、徐々に目立たなくなるそうですが……。

妊娠初期症状では妊娠判定できない

妊娠初期は、妊婦特有のさまざまな症状が現れますが、多くは生理前後など女性が普段生活をしているうえで感じたことがある症状ばかりです。

そのため、ちょっとお腹が痛い、何だか眠い、メイクのノリが悪い、熱っぽい、鼻水が出る、腰が痛い、胸が張るなどの症状を妊娠の兆候と考えて、安易に「あ!これって妊娠!」と判断しないでください。

妊娠初期症状が現れなくても妊娠の場合はありますし、むしろ本当に妊娠していたら、厄介な妊娠初期症状はない方がありがたいですよね。

また、常に妊娠をしたいと考えてストレスになり、妊娠初期症状と同様の症状が現れることもあります。いわゆる「想像妊娠(偽妊娠)」です。

そのため、妊娠を確認したければ、やはり、生理予定日を過ぎてから妊娠検査薬を使う方法が1番確実で、精神的にも落ち着きます。

女性の身体は妊娠関係なく敏感で繊細です。そのため妊娠初期症状は、あくまでも不安材料を軽くする知識程度に留めておきましょう。


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まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

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