食事・離乳食

赤ちゃんのミネラルウォーター/湯冷まし/麦茶はいつから?注意点は

投稿日:2016年4月16日 更新日:

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離乳食前の赤ちゃんに母乳以外を飲ませても良い?

基本的に離乳食前の赤ちゃんには、母乳やミルク以外の水分を飲ませる必要はありません。

母乳やミルク以外の水分は、赤ちゃんに脱水症状の恐れなどがあり、水分摂取が必要なときは生後3-4か月以降、それ以外は一般的に離乳食開始後に飲ませることが推奨されています。

離乳食前の赤ちゃんに母乳やミルク以外の水分を飲ませるシチュエーションは、以下の場合です。

赤ちゃんに水分補給が必要な場合
1.嘔吐や下痢の場合
2.ミルクで栄養過多の場合
3.夏場や汗をかいた後
4.発熱した場合
5.便秘の場合
6.鵞口瘡(がこうそう)の場合

もし、赤ちゃんに母乳やミルク以外の水分が必要だと判断して飲ませる場合、基本的にはミネラルウォーター(軟水)・湯冷まし・薄い麦茶のどれかです。では、これらの水分を赤ちゃんに飲ませる際の注意点は何でしょうか。

今回は、赤ちゃんに飲ませるミネラルウォーター・湯冷まし・麦茶の注意点についてお話したいと思います。

赤ちゃんに飲ませても良い水分

軟水のミネラルウォーター

水道水は、貯水槽の衛生面や残留塩素の問題があります。そのため、赤ちゃんに飲ませても良い水は、ミネラルウォーターです。

ただし、ミネラルウォーターは硬水ではなく、硬度100mg/L以下の軟水を選びます。硬度の高いミネラルウォーター(硬水)はミネラルが多く含まれており、赤ちゃんの胃・腸・肝臓に負担がかかります。

そもそも、赤ちゃんに必要なミネラルは、母乳やミルクで補えます。離乳食前の赤ちゃんがミネラルを摂り過ぎると、肝臓でミネラルを分解できず、ミネラルバランスが崩れて下痢を起こす可能性があります。

硬度100mg/L以下の軟水で有名なミネラルウォーターは、「南アルプスの天然水(硬度20mg/L)」「クリスタルガイザー(硬度38mg/L)」「ボルヴィック(硬度60mg/L)」「六甲のおいしい水(硬度84mg/L)」などです。

また、最近はウォーターサーバーもラインナップが増えてきました。すぐに温水が出るため調乳にも便利ですが、硬水を扱っている場合もあるため、赤ちゃんが飲む水の種類には注意しましょう。

湯冷まし(ゆざまし)

湯冷ましは水を沸騰させて作ります。使う水は水道水で構いませんが、水自体は日持ちしないため、一度作った湯冷ましを次の日に使わないようにしましょう。

水道水を使う場合は、カルキ(塩素)、トリハロメタンなどの不純物を飛ばすために、10-15分ほど沸騰し続けます。沸騰させたお湯を常温(20-35℃)になるまで冷ませば、口当たりが柔らかい湯冷ましになります。

ちなみに、沸騰させたお湯のことを「白湯(さゆ)」と言い、それが冷めると湯冷ましになります。これは温度による呼び方の違いだと思ってください。最近は、ウォーターサーバーを使ってお湯を出し、手軽に湯冷ましとして使う家庭が増えていますね。

薄めた麦茶(ベビー麦茶)

赤ちゃん用の麦茶を飲ませるのは最低生後3-4か月以降(本来は離乳食開始から)が良いのですが、できれば白湯、湯冷ましを加えてさらに薄める方がベターです。

もし手元に赤ちゃん用のベビー麦茶がない場合は、通常の麦茶を3倍以上に薄めて飲ませます。

麦茶を薄めなくても赤ちゃんの身体に影響はありませんが、赤ちゃんには麦茶の味が濃くて苦いため嫌がります。

市販のベビー麦茶には「生後1か月以降」と書いてあるため、赤ちゃんに飲ませることは可能ですが、現在の育児では基本的に母乳・ミルク以外を飲ませる必要はありません。

赤ちゃんの水分摂取の際の注意点

軟水のミネラルウォーター、湯冷まし、薄い麦茶を赤ちゃんに飲ませる場合は、以下の点に注意しましょう。

温度は常温以上か人肌にする

冷たい飲み物を飲みすぎると、大人でも体を冷やしたり胃腸を刺激して下痢になりますが、赤ちゃんはもっと敏感です。

赤ちゃんは下痢になるだけではなく、消化器官を刺激することで嘔吐をして水分が取りづらくなり、脱水症状を引き起こす可能性もあります。

また、冷たい飲み物で体が冷えると低体温になり、免疫力が低下して病気にかかりやすくなります。そのため、水や湯冷ましを飲ませる場合は常温以上(20-25度程度)、または人肌にしましょう。

1回の量は10-20ccを目安にする

何度も言いますが、離乳食が始まる生後6か月までは母乳とミルクによる水分補給で十分です。そのため、赤ちゃんに飲ませる湯冷ましや水の量は、1回につき10-20ccを限度にしましょう。

飲ませ方はスプーンを使って少量ずつ口に流し込みます。赤ちゃんが慣れてくると、哺乳瓶を使って飲めるようになります。

授乳の前はなるべく避ける

赤ちゃんの授乳時間の前に、水や湯冷ましは飲ませないようにしましょう。母乳の飲みが悪くなると、栄養不足になる可能性があります。

もし、赤ちゃんの水分不足を感じたら、少し早めに母乳やミルクを飲ませて様子を見るようにしましょう。

月齢に気をつける

母乳やミルク以外の水分補給は極力避けた方が良いため、飲ませる時期にも気を配ってください。湯冷まし(白湯)は調乳に使うため、ミネラルウォーターよりもまだ飲みやすいかもしれません。

生後0-3か月の間は、風邪や下痢で水分不足が心配な場合に母乳やミルクを飲ませてから湯冷ましを飲ませます。生後4か月以降で水分が足りないと感じたときに飲ませるなどしましょう。

保存状態に気をつける

湯冷ましや作りおきの麦茶を保存する場合は、麦茶ポットなどに入れてその日の分だけ使います。また、外出する場合は魔法瓶で持ち歩きます。

母乳育児のママがミネラルウォーターを用意する場合は、500ml以下の小さいサイズを選び(125mlサイズもあります)、いざというときに赤ちゃんが飲む水分として分けておきましょう。

また、雑菌が発生するため、大人はもちろん赤ちゃんもペットボトルに口をつけて飲ませないでください。どちらにしても、フタを開けて時間が経つと雑菌が繁殖するため、余ったら捨ててください。

果汁は摂取させない

離乳食前の赤ちゃんの水分補給というと、果汁を思い浮かべる人もいるでしょう。「赤ちゃんは果汁を飲ませなきゃダメよ。」と親に言われたことがあるママもいるかもしれません。

ところが、現在の育児では、離乳食前の赤ちゃんが果汁を摂取することは栄養、口腔ケア、脱水症状、アレルギーの面から推奨されていません。詳しくは以下を参考にしてください。

ママは脱水症状の傾向を把握しておく

たしかに、赤ちゃんが母乳やミルクの飲みが悪いことはあります。そんなとき、ママは何とか赤ちゃんに水分をとって欲しくて、湯冷ましや麦茶を飲ませようとするものです。

赤ちゃんは脱水症状を起こすことが一番怖いので、水分補給自体は間違ってはいません。ただし、それによって下痢を起こしてしまうと、より水分が失われてしまい本末転倒です。

脱水症状、または脱水症状気味の赤ちゃんや子供の対処は、「意識がある場合」「意識が不明確な場合」「離乳食前の赤ちゃんの場合」で分かれるので、しっかりと押さえておいてください。

脱水症状の応急処置1.子供の意識がある場合
・意識がある場合は、積極的に水分補給と電解質補給を行う
・30-60分ほど様子を見て回復傾向がないなら、すぐにかかりつけ医に

脱水症状の応急処置2.子供の意識がない場合
・子供に意識がはっきりしていない場合は、救急外来か救急車の手配を行う
・意識がない子供に水分を飲ませると嘔吐する可能性があるため、ムリには飲ませない

脱水症状の応急処置3.離乳食前の赤ちゃんの場合
・基本的に赤ちゃんの場合は、脱水症状が見られた時点で病院に連れていく
・水分が足りていない程度であれば母乳やミルクで水分補給をする
・母乳やミルクを飲まない場合は、湯冷ましを少量ずつ飲ませる

また、離乳食前の赤ちゃんが脱水症状気味の場合は、すぐに小児科を受診しましょう。また、以下の場合も脱水症状を疑う症状なので知っておきましょう。

・おしっこの量や回数が少ない
・おしっこの色が濃い
・泣いているのに涙が出ていない
・よだれが少ない
・肌や唇がかさかさしている
・口の中が乾燥している
・体が熱いのに汗をかいていない
・顔がやけに熱くて赤い
・顔の血の気が引いて青い
・めまいや立ちくらみをしている


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まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

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