共働きに必須?家事代行サービスの市場規模とメリットデメリット

投稿日:2017年12月10日 更新日:

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家事代行は昔からあるサービス?

以前に比べて共働き世帯は増え、小さな子供いる家庭でも母親が働き手になるケースは増えています。

厚生労働省が平成27年に行った「国民生活基礎調査」によると、18歳未満の子供を持つ1181万7000世帯のうち母親が働く世帯は68.1%もあります。

末子の年齢階級別にみた母の仕事の状況

平成27年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省

末子の年齢別に見ると、もっとも子育てが忙しい0-3歳の時期でも4-6割の母親は仕事をし、子育てをしながら家事もこなしています。いわゆるワーキングマザーですね。

そんな女性が忙しい家庭において、家事代行サービス市場が急速に拡大してます。昔で言うと、家政婦さん・お手伝いさんのようなものです。

「家政婦さん雇うお金があるなら、わざわざ働かないよ……。」と思うかもしれませんが、家事代行サービスが伸びているのは、共働きで忙しい主婦に使い勝手が良いいくつかの理由があるためです。

そこで今回は、家事代行サービスの内容とメリット・デメリット、家政婦さん・お手伝いさんとの違いについてお話したいと思います。

家事代行サービスとは

家事代行サービスとは、家庭内の掃除、洗濯、買い物、料理などの家事だけでなく、子供のお世話、高齢者の付き添いなども含めたさまざまな生活支援を代行するサービスのことです。

提供される代行サービスは多岐に渡り、時間単位や業務(用事)単位で価格設定されているため、生活スタイルに合わせた家事代行サービスを依頼できることにメリットを感じる人の利用が増えています。

サービス内容

昨今の家事代行サービスは、以前のような家政婦派遣、お手伝いさん派遣とは違い、派遣されるスタッフの変更が容易で、会社によるさまざまな保障も充実しています。

掃除が得意な人、料理が得意な人、整理整頓が得意な人、ベビー・チャイルドシッターが得意な人、介護が得意な人と個性もあるため、用途に合わせて派遣が可能なことも顧客満足につながっています。

時間も定期時間の代行サービスだけでなく、スポット時間の代行サービスの提供が可能で、業者によっては24時間対応可能な場合もあるため、生活スタイルに合わせた家事代行サービスを受けることができます。

また、ネット環境が発達したため、パソコンやスマホを使った家事代行サービスの予約や料金支払いができたり、家事をしてお金を得たい個人と家事をして欲しい個人をつなげるシェアリングエコノミーを売りにした家事代行サービスもあります。

家事代行サービスの市場規模

平成26年3月の経済産業省の「家事支援サービスについて」の発表によると、2011年度の市場規模は811億円、2012年度は980億円ですが、将来的には6000億円にまで市場規模が拡大する可能性を示唆しています。

家事支援サービスについて|経済産業省

また、NTTタウンページによると、タウンページに登録されている家事代行サービス業者の件数は2006年に205件だったものが、2014年には629件と3倍に伸びており、事業者が確実に増えていることがわかります。

家事代行サービスの登録件数推移

第37回 家事代行サービス登録件数No.1は滋賀県!【全国ランキング】

家事代行サービスの利用割合

一方、家事代行サービスの利用割合を見ると、直近1年間で家事代行サービスを利用した割合は5.1%とまだ少なく、未発達な市場だということがわかります。

注釈マイボイスコム株式会社が2017年09月に行った「『家事代行サービス』に関するインターネット調査」による

直近1年間の家事代行サービス利用割合

家事代行サービスに関する調査/アンケートデータベース(MyEL)

ただ、わたしたち子育て世帯だけでなく、将来的に高齢者世帯や独身世帯が増えていくことはわかっているため、生活のために利用せざるを得ない人も増えていくでしょう。

家事代行サービスのメリット

育児や仕事の時間が確保できる

育児や仕事を誰かに任せることに抵抗がある人でも、炊事・洗濯・掃除など一部の家事は任せたい・やりたくないという人は多いはずです。

子供とのコミュニケーションの時間やリフレッシュの時間を確保する意味でも、スポットの家事代行サービスは有効に活用できます。

女性特有のストレスが減る

本来共働き世帯では、家事・育児の負担を夫婦で共有するものです。ところが、日本の古い慣習によって「家事は女性がするもの」と考えてしまう家庭では、常に女性が精神的・肉体的な負担を感じています。

家事代行サービスを活用することでストレスを軽減できれば、育児にも良い影響を与えるでしょう。

心が落ち着く環境を持てる

子供は部屋のあちこちを汚します。多くの人にとって、家庭は最も心が落ち着く環境にしたいものですが、「子供が汚す→片付ける→子供が汚す→子供が……」のループを経験すると、つい子供を強く叱ってしまいます。

「少しくらい汚れても片付けてもらえる。」と思う気持ちが持てれば、ストレスは軽減しますし、少なくとも家事代行サービス後の部屋は心が落ち着く環境になるでしょう。

家族間のコミュニケーションが増える

わたしたちが結婚して子供を出産するのは、夫のご飯を作りたいだけでも、子供の面倒を見たいだけでもありません。楽しく充実した家庭を築きたいからです。

でも、心と時間にゆとりがなければ、家族間の満足なコミュニケーションは増えませんよね。家族同士のコミュニケーションが増えれば、きっと日々の充実感を味わえるはずです。

子供をもう1人検討できる

国立社会保障・人口問題研究所が平成27年に行った「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」によると、夫婦の予定子供数が理想子供数を下回る理由の多くに、時間や余裕が足りないことを原因とする回答が見られます。

夫婦の予定子ども数が理想子ども数を下回る理由

第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)|国立社会保障・人口問題研究所

もっとも大きな原因は経済的理由ですが、「自分の仕事に差し支える」「自分や夫婦の生活を大切にしたいから」などが解決できれば、時間や心の余裕が生まれ、「子供がもう1人欲しい。」と考えるかもしれません。

家事代行サービスのデメリット

ある程度お金がかかる

いくら昨今の家事代行サービスが安価で提供されているといっても、時間あたり最低2000円はかかります。1回2時間で4000円、週に1回依頼すると交通費を含めて月に2万円ほどの出費です。

月に2万円かかることを考えると、どうしても費用面だけで躊躇してしまうでしょう。

貴重品の破損や盗難のリスク

多くの家事代行サービスでは、損害賠償保険があるため、家具や貴重品の破損・盗難に対して金銭で保障をしてくれます。

ただし、「いつの間にかなくなっていた……。」「いつの間にか壊れていた……。」という場合は、出入りする業者が犯人だと特定できない限り保障が難しくなります。

プライバシーが心配

家の中はプライバシースペースという人は多いはずです。勝手に家の中をうろつかれるのは、誰でも良い気分はしませんね。他人に見られたくないものは、少なからずあるはずです。

家事代行サービスを提供する業者がいくらスタッフの採用に気を使い、研修に力を入れていたとしても、人の口に戸は建てられません。そのため、プライバシーを強く感じる人には、利用が難しいかもしれません。

代行サービスは家事だけじゃない

さて、前述した通り家事代行サービスは、掃除、洗濯、料理、ベビー・チャイルドシッター、介護補助など多岐に渡りますが、それだけではありません。

詳しくは各家事代行サービス業者のサイトを見て欲しいのですが、ペットのお世話や庭の草むしり、買い物、子供の送迎、お墓参り、留守番など、さまざまな生活に関するサービスが提供されています。

そのため、もう少し市場規模が拡大し、あらゆる地域で家事代行サービスが活用できる環境になれば、より多くの人が生活に合わせた使い方をできるようになるはずです。

一方、いくら仕事で家事代行を行っているとはいえ、人の家にあがってさまざまな作業を行うため、どうしてもトラブルは避けられないでしょう。

つまり、今後家事代行サービスが広く使われるようになり、さまざまなトラブルが露呈した後に、その改善が行われることが本当に家事代行サービスを安心して使えるかどうかの分岐点になります。

もし、現段階で家事代行サービスを活用するなら、単純に業者を信用するのではなく、貴重品の破損や盗難、プライバシーのトラブルに十分注意してから使うようにしましょう。

子育ては科学的に学ぶ時代

子育ては日々変化しています。今日OKな子育てが、明日はNGになるかもしれません。

「なんで泣き止んでくれないの?」「わたしの言うこと聞いてよ!」「もっとしっかり食べてほしいのに……。」こんな悩みを解決する子育てはできてますか?

今もっとも正しい方法は、脳科学や心理学的を使った子育てです。赤ちゃんや子供の心を理解できれば、子育てがもっと楽しくなります。

まーさ
わたしも保育士として、年10回は発達心理学、栄養学、衛生管理学などの研修を受けます。

保育士が心理学を学ぶのは当たり前。幼児教育に力を入れる園ほど研修は多いです。子供の気持ちを知りたいママは、以下から資料を取り寄せてみてください。

子供の気持ちを理解できるようになって、乳幼児教育アドバイザーという第二の人生を始めてもいいですね。

昔からの子育てには正しい方法もありますが、ママが辛いだけの方法もあります。「うちの子かわいい!」がずっと続くよう、楽しい子育てをしてください。

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まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

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