ホッピング反応

育児・教育

ホッピング反応が必要な理由は?出現・消失時期と確認方法

投稿日:2019年1月9日 更新日:

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赤ちゃんに出現するホッピング反応

赤ちゃんには、生きるためにさまざまな反射行動が備わっています。赤ちゃんにとって大切な反射は、大きく「原始反射」と「姿勢反射」に分けられます。

原始反射とは
脊髄、脳幹に反射中枢をもち、ある刺激に対して中枢神経系を経由して起こる反射行動のこと。原始反射の多くは、胎児のときから備わっているが、神経機構の発達に伴って徐々に消失する。

姿勢反射とは
姿勢や平衡を維持するために、乳児の成長に伴って発現する反射行動のこと。神経中枢による筋緊張反射(原始反射)と姿勢や平衡を維持する反射に分けられる。

今回ご紹介するのは、姿勢反射の「ホッピング反応」です。

赤ちゃんに必要なホッピング反応とは、どのような反射なのでしょうか。また、出現時期や消失時期はいつなのでしょうか。

ホッピング反応の確認方法、出現しない場合の原因と合わせてお話したいと思います。

ホッピング反応とは

ホッピング反応(hopping reaction)とは、立位にした赤ちゃんの体を前後左右に傾けたときに、重心が崩れるため、倒れないように足を一歩踏み出す反射行動のことです。「ホッピング反射」とも言います。

わたしたちも、立位や歩行中において、身体のバランスを崩して転倒をしないために、身体が崩れた方向に片足を踏み出します。

ホッピング反応の出現理由

ホッピング反応は、二足での立位姿勢でバランスを保って、転倒を防ぐために起こります。さらに、ホッピング反応が連続で起こることで体重の移動をスムーズに行い、赤ちゃんの初期の歩行を助けています。

また、歩行時につまづいてバランスを崩したときも、ホッピング反応によって足を一歩踏み出すことで、転倒を防いでくれます。

ホッピング反応の出現時期・消失時期

ホッピング反応はいつから?

ホッピング反応の出現時期は、生後9-10か月過ぎで、生後15-18か月ごろに前後左右すべての方向に足を踏み出せるようになります。

初めは前方への踏み出し、または左右どちらかへの踏み出しから始まり、最終的に後方にも足を踏み出せるようになります。そのため、うまく歩けるようになった子でも、後方にバランスを崩したときは注意が必要です。

基本的には、つかまり立ちから一歩踏み出そうとしていれば、ホッピング反応が発現していると言えます。また、伝い歩きが遅れていても、ホッピング反応が出現していれば、すぐに伝い歩きができるようになります。

ホッピング反応はいつまで?

一度獲得したホッピング反応は、消失することはありません。

ただし、高齢になると大脳皮質の衰えからうまく命令が伝わらなくなり、転倒することが多くなります。

ホッピング反応が出現しない場合の異常

ホッピング反応は9-10か月健診で、前方、または左右どちらか一方向に足を踏み出す反応がみられれば正常と判定されます。

ただし、ホッピング反応の出現時期には個人差があり、出現しない原因の多くは赤ちゃんの発達の遅れによるものです。そのため、多くの場合、1か月程度の経過観察をするように言われるでしょう。

もし十分な期間の経過観察をしたうえで、赤ちゃんにホッピング反応が備わっていないと診断された場合は、筋緊張低下、神経発達の遅れ、脳性麻痺などの障害などが疑われます。

もちろん、赤ちゃんが小さい時期のホッピング反応の遅れだけで、脳性麻痺や運動麻痺などの異常の有無を判断することはできません。

どちらにしろ、乳児健診の項目は他にもあるため、何ができて、何ができないのかを見極めて、赤ちゃんがある程度成長するまで見守るしかないでしょう。

あまり悲観的な気持ちにはならずに、慎重に判断をする姿勢が必要です。


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