へその緒が捻れる臍帯過捻転・過少捻転の原因や予防・治し方は?

投稿日:2016年6月21日 更新日:

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臍帯巻絡よりも怖いへその緒の異常

へその緒の異常(臍帯異常)で最も有名なものは、へその緒が赤ちゃんの首や身体に巻き付いてしまう「臍帯巻絡(さいたいけんらく)」です。

もちろん、臍帯巻絡から胎児の新生児仮死や死産など、大事に至ることも稀にありますが、胎児の首にへその緒が巻き付いて出産すること自体は珍しいことではありません。

ところが、似たような名前の「臍帯過捻転(さいたいかねんてん)」や「臍帯過小捻転(さいたいかしょうねんてん)」という症状は、臍帯巻絡とは少し違います。

臍帯過捻転や臍帯過小捻転は、臍帯巻絡よりも珍しい症状(確率は出産の1%ほど)ですが、臍帯巻絡よりも新生児仮死や死産の危険性が増します。

そこで今回は、臍帯過捻転・臍帯過小捻転がどのような症状なのか、治療法や予防法があるのかをお話したいと思います。

臍帯過捻転と臍帯過少捻転

臍帯過捻転と臍帯過小捻転は、字を見てわかる通り、へその緒のねじれが過多・過少という症状が見られる臍帯異常のことです。 

臍帯過捻転(さいたいかねんてん)とは

臍帯過捻転とは、臍帯(へその緒)に起こる分娩時の異常の1つで、胎児のへその緒が過剰にねじれてしまった状態を言います。

胎児によって個人差はありますが、へその緒は長さ50-60cm程(長い場合は1m近くにもなる)、太さが2cm程の管状で、管の中には動脈が2本と静脈が1本通っています。

へその緒の静脈は母体から胎児に栄養や酸素を含んだ血液が流れ、動脈は胎児から母体に老廃物や二酸化炭素を含んだ血液が流れることで、胎児は生命活動を行っています。

そのため、へその緒の血液の流れが滞ることは、胎児にとっては生死にかかわる事態になります。

一般的に、へその緒はらせん状にねじれていますが、このねじれが過剰だと血管が圧迫されて血液の流れが滞ってしまい、胎児の発育不全や分娩中の新生児仮死・死産につながる恐れがあります。

臍帯過少捻転(さいたいかしょうねんてん)とは

臍帯過少捻転とは、臍帯過捻転と逆で、胎児のへその緒のねじれがなくなってしまう状態を言います。

ねじれなければ良いことだと思うかもしれませんが、適度なねじれがないとへその緒に強度がなくなり、分娩時の無理な体制から折れ曲がってしまう可能性があります。

もちろん、胎児のへその緒が折れ曲がると血流が妨げられるため、胎児機能不全や胎児死亡、新生児仮死につながる恐れがあります。

臍帯過捻転・臍帯過少捻転の原因と予防法

臍帯巻絡を含めて、臍帯過捻転・・臍帯過少捻転は、すべて胎児の胎動が原因で起こります。

そして、元気に動き回っている赤ちゃんほど、その複雑な動きによって臍帯異常が起こりやすいため、臍帯異常が起こったときの妊婦のショックは相当なものでしょう……。

臍帯過捻転・過少捻転が起こっても、出血やお腹の張りなど妊婦に何らかの自覚症状はなく、通常の超音波検査(エコー)でも異常を発見することは困難です。

また、へその緒はそもそもねじれがあるため、これがどれくらい過剰にねじれていれば胎児に影響があるかを外から判断することも困難です。

そのため、現在の周産期医療では臍帯過捻転、臍帯過小捻転の予防はできません。

臍帯過捻転・臍帯過少捻転の治療法や対策

では、もし幸運なことに超音波検査(エコー)や心拍数検査によって、臍帯過捻転や臍帯過少捻転などの臍帯異常の疑いがあることがわかった場合は、どのような治療や対策が取られるのでしょうか。

結論を言うと、胎外から臍帯異常を治療する方法は存在しないため、対処法としては可能な限り経過観察を行い、胎児の成長具合や状況・妊婦の体調などを踏まえたうえで、帝王切開(妊娠28週-39週)による早産に踏み切るというものです。

帝王切開に踏み切る1つの材料としては、胎動が以前よりも弱まってしまった場合に、「これ以上胎内にいると命の危険性がある。」「これ以上胎内にいても発育不全のままだ。」と医師が判断した場合のみです。

ただし、臍帯過捻転や臍帯過小捻転が、必ずしも新生児仮死や死産につながるわけではないため、医師によってはとくに可能性を告げること無く経過観察を続ける場合もあるようです。

臍帯異常は発見が困難

胎児のへその緒に関係する異常はいくつもありますが、どの臍帯異常も発見がとても困難で、予防方法も明確な治し方も存在しません。

そのため、あまり気にしても仕方ないのですが、気になる人は担当医師に臍帯異常について一度詳しく説明を聞いてみると良いでしょう。

臍帯異常を発見する流れは、「胎児の胎動が少ない・感じない→エコーやその他検査を行う→とくに異常が見られないため臍帯異常を疑う」というように消去法で考えられるものです。

とは言え、知れば知るほど心配は増していくもの……。

そこで、臍帯異常をどうすれば発見できるのか、発見を早めるためにはどうすれば良いのかが気になる人は以下を参考にしてください。あくまでも1つの方法論として参考にして頂ければ。

子育ては科学的に学ぶ時代

子育ては日々変化しています。今日OKな子育てが、明日はNGになるかもしれません。

「なんで泣き止んでくれないの?」「わたしの言うこと聞いてよ!」「もっとしっかり食べてほしいのに……。」こんな悩みを解決する子育てはできてますか?

今もっとも正しい方法は、脳科学や心理学的を使った子育てです。赤ちゃんや子供の心を理解できれば、子育てがもっと楽しくなります。

まーさ
わたしも保育士として、年10回は発達心理学、栄養学、衛生管理学などの研修を受けます。

保育士が心理学を学ぶのは当たり前。幼児教育に力を入れる園ほど研修は多いです。子供の気持ちを知りたいママは、以下から資料を取り寄せてみてください。

子供の気持ちを理解できるようになって、乳幼児教育アドバイザーという第二の人生を始めてもいいですね。

昔からの子育てには正しい方法もありますが、ママが辛いだけの方法もあります。「うちの子かわいい!」がずっと続くよう、楽しい子育てをしてください。

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まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

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