記事の読了時間は約 6 分です。
鼻くそホジホジ…パクッという子供の癖
妖怪ウォッチにハナホ人というキャラクター(妖怪)がいます。名前の通り鼻をほじほじする妖怪です。両手の人差し指を2つの鼻の穴に挿して、「ホジホジ~」と言います。息子も娘もマネして「ホジホジ~」
「う……うん。まぁ、可愛らしい……のか……?」
「ホジホジ~」パクッ
Σ(゚Д゚)…………別にわたしは、テレビのマネをして両手の人差し指を鼻の穴に突っ込んで「ホジホジ」するくらいなら構いません。でも食うなよ……。
気がついたら「鼻くそホジホジ、パクッ」の6歳になる息子。そして、兄をマネる3歳の娘。どうですかこの不祥事案件。これは他人事じゃないですよね?きっとどの家庭でも子供の「鼻くそホジホジ、パクッ」あるでしょ?
アナ雪でもクリストフが「男はみんな鼻くそを食べるものさっ!」みたいなこと言ってたじゃないですか。でも、普段大雑把なわたしも、これを放置するのはきつい……。なんとかやめさせたい……。
そこで今回は、子供が鼻くそを食べてしまう理由と「鼻くそホジホジ、パクッ」の癖対策を考えたいと思います。
実は大人も鼻くそを食べる…その割合は
調べてみたところ、実は大人も鼻くそをパクっと食べる人が結構いるそうです……。
【年代別「鼻くそを食べたことがある」と回答した人の割合】
20代:37.7%
30代:35.3%
40代:27.3%
50代:22.0%
60代:13.7%次に、20代・30代の男女にスポットライトを当ててみます。
【20代・30代男女の「鼻くそを食べたことがある」と回答した人の割合】
20代男性:38.7%
30代男性:41.3%
20代女性:36.7%
30代女性:29.3%実は健康的】鼻くそ食べたことある率をガチ調査 20代女性の36.7%が経験アリ! – しらべぇ | 気になるアレを大調査ニュース!
この結果に衝撃を受けました。20代、30代だと鼻くそを食べたことがある人は3割以上もいます。わたしと同年代のママたちも、10人中3人は鼻くそを食べてたなんて……。次会った時に自然に鼻に目が行ってしまいそう。
これはかなりマズイと思いました。このまま息子と娘が成長しても、鼻くそを食べる癖が治らなかったら……人に知られなければ良いのか?でも、癖だとつい食べてしまうんじゃないか……絶対にモテないだろうな……。
というわけで、やっぱり今のうちに変な癖はしっかりとやめさせないといけないのかもしれません。
なぜ子供は鼻くそを食べるのか
子供に「鼻くそ食べないで!」と何度注意をしても、子供たちが鼻くそを食べてしまうのはすでに癖になってしまっているからです。
「癖がつくほど食べたいってどういう理由?」「た、食べればわたしもわかるかな……。」なんて出来心が湧きますが、今のところ思いとどまっています。
なぜ子供が鼻くそを食べたがるのか、その理由を調べてみました。以下真偽の程は不明です(^_^;)
鼻くそを食べる理由1.美味しいから…
鼻くそには塩分が含まれています。まぁ、鼻水が口に入るとしょっぱいので何となくわかります。人はしょっぱいもの、塩分が含まれているものが好きなので、鼻くそを食べるそうです。
鼻くそを食べる理由2.免疫力を高めるから(本能)
鼻くそを食べると免疫力が上がって健康になるそうです……。そのため、子供は本能的に鼻くそを食べているという説があります。
カナダのサスカチュワン大学で生物化学を研究するスコット・ナッパー(Scott Napper)博士は、鼻くそを食べることで免疫強化に繋がり健康になる可能性があるという研究をしています。
ナッパー准教授の場合は小さな「2人の美しい娘」のクセから、研究のヒントを見つけたという。「頻繁に鼻をほじっている」彼女らが決まってその指を口に運んでいるのを見た彼は、注意をするのではなく、その秘めたる可能性に興味を抱いた。
鼻くそ食べると健康になる? 娘のクセを見た学者が研究スタート。 | Narinari.com
Scott Napper - College of Medicine - University of Saskatchewan
……これはどうなんでしょうか。もし健康に良いから推奨するって学会で発表されたとしても、街中で普通に鼻くそは食べないでしょ?
鼻くそを食べる理由3.ティッシュや手洗いが面倒
「汚れた手を服で拭かないの!」
「もー、またおかずを服にこぼしてー!」
「口の周りはティッシュで拭きなさい。」
子供はいくら注意をされても、服や身の回りを汚しまくります。片付けを嫌がる割に、汚した後にどうなるかを予測できません。
もちろん鼻くそもいっしょ。ティッシュを使って拭いたり、手洗いは面倒くさい……。でも服につけたり、そのままにするとママに怒られる……。
「えーい。パクー」証拠隠滅完了です。
鼻くそを食べる理由4.何でも口に入れる癖がある
子供は何でも口に入れる癖があります。口に物を入れる癖があるのは単純に哺乳反射の名残だったり、手足よりも口周辺が発達しているからだけではありません。
赤ちゃんには、大人にはない「共感覚」が備わっており、一つの刺激に対して複数の脳の部位が活動しているため、音を聞いて色を感じたり、文字に色を感じたり、形を見て味を感じることができるそうです。
そのため、ある時期までは何でも口に入れて物を噛んだり、舐めたりすることで、「硬い・柔らかい」「大きい・小さい」「温かい・冷たい」などを判断しています。この名残が、何でも口に入れる癖として残ってしまいます。
鼻くそを食べる理由5.親の教育・しつけ不足
おそらく、上記4つが子供が鼻くそを食べる主な原因だと予想しますが、子供が鼻くそを食べる癖がつく理由は親の教育・しつけ不足でしょう。
「子供だから多少は多めに見ても……。」としつけを怠ると、気付いた時には習慣化してしまいます。習慣になると無意識に行動するため、鼻くそを食べる癖が良くないと理解できても、やめられなくなってしまいます。
鼻くそは食べても大丈夫?
では、そもそもなぜ鼻くそを食べてはいけないのでしょうか。「食べても他人に迷惑はかけてないじゃん!」と言われればそれまでです。
鼻くその成分を見てみると、以下の2つを合わせたものが鼻くそです。
1.体外のもの:空気中のホコリ、食べかす、ダニなど微生物、砂ぼこり、細菌など
2.体内のもの:鼻水・皮脂
まぁ……普段から自然とわたしたちの口に入ってくるものばかりです。そのため「あれ?汚くない?」と思うかもしれませんが、塊なのでインパクトは強いですよね。ただ、一概に食べても病気になるほどではなさそうです。
やっぱり、行儀が悪い・不潔というイメージが強いため、鼻くそは食べてはいけないと考えた方が良いですね。少なくともわたしは嫌です。鼻くそを食べる人には近づきたくないですし、異性ならお付き合いはしたくないです。
おそらく普段鼻くそを食べる癖がある人でも、好きな異性が鼻くそを食べていると知ったらショックを受けるはずです。
つまり鼻くそを食べる人は、「自分は良いけど相手がすると嫌。」「嫌がる人がいるのはわかるけど、自分はしたいからする。」というデリカシーに欠ける人、自己中心的な人だということです。
隠れて食べる分には仕方が……いや、やっぱり嫌だわ。
鼻くそを食べるより鼻ほじりの方がリスクがある
子供が鼻くそを食べることで、身体に対する大きなリスクは無さそうですが、鼻くそを食べるよりも鼻ほじりをする方が危険性が高く、身体にも色々な影響が出る可能性があります。
鼻ほじりによる危険性や悪影響は、鼻の粘膜を傷つけて鼻血が出たり、炎症を起こすだけでなく、中耳炎や蓄膿症など感染症や食中毒の原因になる黄色ブドウ球菌を広げてしまう可能性があることです。
もちろん、鼻の粘膜が強い子もいれば弱い子もいるため、単純に子供が鼻ほじりをしただけで鼻血が出るわけではありません。
まぁ、もしかしたら大量に鼻血でも出してくれた方が、鼻ほじりをやめてくれるかもしれませんけど……。
子供が鼻くそを食べないようにする方法
最後に、子供が鼻くそを食べないようにする方法ですが、これは子供が鼻くそを食べることが癖になる3歳前に鼻くそを食べようとする現場を押さえて、ママやパパが注意し続けるしかないと思います。
前述した通り、哺乳反射や口周辺の発達、共感覚の名残はあるものの、ママやパパが注意し続けない限り、子供は5歳になっても6歳になっても口に何かを入れる癖が残る可能性があります。
また、子供にこのような癖が残ってしまうことが、幼児の誤飲につながるかもしれません。
とは言え、子供が鼻くそを食べたくらいでママが怒鳴り散らす必要はありません。
うちでは夫と協力して、子供が鼻を触ったらティッシュを渡す、ホジホジしたら「ティッシュ使いなさい。」とたしなめるなど、指を口に持って行く前に意識させるよう気をつけています。
わたしたちが見ていない場所では食べてるかもしれませんが……。本来は、鼻ほじり自体が癖になる前にしっかりと躾することが望ましいですね。
なるべく早いうちに鼻ほじりの癖を治してあげた方が、みんなが幸せになれるはずです。