妊娠初期・中期・後期の妊娠週数・月数は?妊婦・胎児の特徴は?

本を読んでリラックスする妊婦

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妊娠には期間を表すさまざまな言葉がある

妊娠には、妊娠期間を表す言葉や呼び方がいくつもあります。代表的な妊娠期間を表す言葉は「妊娠週数」です。

妊娠週数とは、妊娠期間を週単位で数える方法で、0日、1日、2日、3日、4日、5日、6日で1週間と数えます。妊娠週数は1週ではなく0週からスタートします。つまり、妊娠開始日は妊娠0週0日となり、妊娠開始日から45日経過した場合、妊娠6週2日と数えます。

妊娠週数・月数の数え方
妊娠週数|妊娠期間を週単位で数える
→妊娠0日-6日の7日間で妊娠1週間
妊娠月数|妊娠期間を月単位で数える
→妊娠0週0日-3週6日の28日間で妊娠1か月

また、妊娠期間は、「妊娠初期」「妊娠中期」「妊娠後期」の3つの期間に分けられます。「妊娠超初期」もありますが、妊娠期間としてはあまり意識しなくても良いと思います。

それぞれの妊娠期間は、妊娠初期(妊娠2-4か月/妊娠4週-15週)、妊娠中期(妊娠5-7か月/妊娠16週-27週)、妊娠後期(妊娠8-10か月/妊娠28週-39週)と3か月区切りになっており、それぞれの妊娠期間で妊婦と胎児の状態に特徴があります(妊娠超初期のみ妊娠1か月)。

今回は、妊娠初期、妊娠中期、妊娠後期がどのような妊娠時期なのか、妊婦や胎児にどのような特徴があるのかについてお話したいと思います。

妊娠超初期とは

妊娠超初期(ちょうにんしんしょき)とは、妊娠1か月のことで、妊娠週数で言うと妊娠0週0日から妊娠3週6日までを言います。

生理周期が28日で安定している人の場合、排卵日は生理初日から14日(妊娠2週0日)前後であり、受精卵が子宮内膜に着床して妊娠の継続が確定するのは妊娠6-7週ごろです。

その際に「妊娠超初期症状」が強く現れて妊娠を自覚する人もいますが、ほとんどの人は妊娠を自覚できません。

また、この時期に起こる流産は、受精卵が子宮内膜に着床するものの安定前に終わってしまう「化学流産」が多いため、妊婦は妊娠だけでなく流産(厳密には流産ではない)にも気づくことが少ないでしょう。

そのため、この時期は妊娠の初期段階として意識する必要はありません。

妊娠初期とは

妊娠初期(にんしんしょき)とは、妊娠2か月から妊娠4か月までの期間のことで、妊娠週数で言うと妊娠4週0日から妊娠15週6日までを言います。

病院で妊娠検査を受けると、妊娠6週以降に胎嚢・胎芽・心拍の確認をもって正式に妊娠確定(妊娠継続)と診断され、その後、妊娠開始日や出産予定日が決まります。

妊娠初期は、妊娠の事実を受け入れて、これから始まる本格的な妊娠期間の準備を始める時期です。

母子手帳の交付を受けて、お腹の中に赤ちゃんがいる嬉しい気持ちや不思議な気持ちがあり、妊婦健診も始まるため、ふわふわした落ち着かない感覚が続くこともあるでしょう。

また、妊娠12週に入るまでは流産確率が高いため、不安な気持ちやイライラした気持ちが強くなる人もいるでしょう。

さらに、妊娠初期は大量の女性ホルモンの影響などを受けて、つわり、下痢・便秘、胸の張り、腹痛、腰痛、頭痛などの「妊娠初期症状」が出やすいため、精神的にも肉体的にも辛い日々が続く人もいます。

妊娠中期とは

妊娠中期(にんしんちゅうき)とは、妊娠5か月から妊娠7か月までの期間のことで、妊娠週数で言うと妊娠16週0日から妊娠27週6日までを言います。

妊娠5か月を過ぎると胎盤の形成も完了して妊娠安定期に入るため、流産の心配もグッと減り、つわりなどの妊娠初期症状も少しずつ治まっていきます。

その反面、気持ち的にも肉体的にも落ち着いたことで食欲が出だしたり、必要以上に身体を動かすなどの無理をしがちです。

とくに、妊娠前に不摂生な生活をしていた人は、安易な気持ちで激しい運動や夜更かし、飲酒などをしないように出産に向けた生活習慣、体重管理、体調管理を心掛けましょう。

また、お腹も徐々に膨らみ始め、妊娠20週前後には胎動を感じ始める人もいます。

妊娠後期とは

妊娠後期(にんしんこうき)とは、妊娠8か月から妊娠10か月までの期間のことで、妊娠週数で言うと妊娠28週0日から妊娠39週6日までを言います。

妊娠8か月を過ぎると赤ちゃんは大きく成長し、推定胎児体重も1000g-1500gに達するため、お腹はかなり重くなります。そのため、仰向けに寝ると苦しかったり、常に腰が痛いなど生活が不便に感じる人も多いでしょう。

妊娠30週を過ぎると、赤ちゃんの視力は0.02-0.03程度で周囲がぼんやり見え、お腹の外の雑音や人の話し声が聞こえるようになり、羊水に溶けた食べ物の味や匂い成分を感じることができるなど、五感の機能は新生児と変わらないほどに成長します。

そして、いよいよ妊娠後期の最後の月は「臨月(妊娠10か月)」を迎えます。妊娠10か月は、妊娠36週0日から妊娠39週6日ですが、この期間は正産期(妊娠37週-41週)とは異なります。

この時点で胎児が順調に成長していれば、臨月だろうが正産期だろうが、それほど違いはありません。いつ陣痛が起こってもおかしくない時期なので、期待しながらも落ち着いて過ごしましょう。

妊娠初期・中期・後期の把握は大切

もちろん、全ての妊婦や赤ちゃんが、同じ時期に同じ症状や状態に至るわけではありませんし、環境や生活状況によっても妊婦や赤ちゃんの状態は千差万別です。

とは言え、ある程度の妊娠時期とその時期に何が起こりやすいかを把握しておくことは、長い妊娠時期をなるべく楽しく、前向きな出産の意欲をもって過ごすためには必要な知識です。

妊婦や赤ちゃんに何が起こっているかは、妊婦自身だけでなく旦那さんなど家族にも知っておいて欲しいことですね。周囲のちょっとした気遣いで妊婦のストレスが軽減し、少しでも良い妊娠状態を維持できれば、それだけ元気な赤ちゃんに会える可能性が高まります。

このような妊娠初期・中期・後期の特徴を書くと、どうしても”注意すべき点”が注目されますが、それ以上に妊娠を体験することは人生で特別な時間だと自覚し、ワクワク感をもってそれぞれの妊娠時期を過ごせるようにしましょう。

最後にもう一度、妊娠初期・中期・後期をまとめておきます。

妊娠初期・中期・後期
妊娠超初期|妊娠1か月(妊娠0週0日-妊娠3週6日)
妊娠初期|妊娠2-4か月(妊娠4週0日-妊娠15週6日)
妊娠中期|妊娠5-7か月(妊娠16週0日-妊娠27週6日)
妊娠後期|妊娠8-10か月(妊娠28週0日-妊娠39週6日)