時間の使い方や喧嘩など…出産後の夫婦関係と生活はどう変わる?

夫婦と子ども

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出産で夫婦の関係性や生活は変わる

「結婚したら相手が変わった気がする……。」というのは、男女ともに相手に対して思うことですよね。残念ながら、女性も男性も結婚によって自分が変わったことにあまり自覚がありませんが。

ところが、出産後は結婚後よりもさらに夫婦の関係性や生活が変わることが多く、こちらは女性も男性も自分が変わったことを自覚できているようです。

では、実際に妻が出産することで、夫婦の関係性や生活がどのように変わってしまうのでしょうか。

リクルートライフスタイルが2014年に0-2歳の小さな子供を持つ既婚男女2000人を対象にして行なった「乳児のパパ・ママ意識調査」の結果を見ると、出産後の男女の意識の違いが明らかになっています。

参考|乳児のパパ・ママ意識調査

今回は、こちらの調査を参考にして、出産後の夫婦の意識がどのように変わったのかについてお話したいと思います。

夫婦の出産前後の変化1.仕事の帰宅時間

仕事の帰宅時間

まず夫婦それぞれが仕事している場合に、「出産前後で仕事からの帰宅時間にどのような変化が現れたか」を調査しています。

この表の見方は、「夫への調査」の場合、夫が自身の仕事の帰宅時間が遅くなったと感じるが11.9%、変わらないと感じるが66.6%、早くなったと感じるが21.5%と見ます。また、夫が妻の仕事の帰宅時間が遅くなったと感じるが5.2%、変わらないと感じるが75.4%、早くなったと感じるが19.5%と見ます。

同様に「妻への調査」の場合も、妻自身の帰宅時間に関して、そして妻が夫の帰宅時間に対してどう変化したと思うかを調べています。

夫の仕事の帰宅時間について、夫自身が遅くなったと感じている割合(11.9%)に比べて、夫が妻の帰宅時間が遅くなったと感じている割合(5.2%)は半分以下です。

反対に、妻の仕事の帰宅時間について、妻自身が遅くなったと感じている割合(5.3%)に比べて、妻が夫の帰宅時間が遅くなったと感じている割合(12.4%)は2倍以上となっています。

また、妻自身は仕事の帰宅時間が早くなったと感じている割合が28.2%に対して、夫の帰宅時間が早くなったと感じる妻は14.7%しかいません。

夫婦の出産前後の変化2.飲みに行く回数

飲みに行く回数

次に、出産前後で夫婦がお互いに飲みに行く回数がどのような変化したかを調査しています。

こちらは大きな特徴は見られません。夫婦どちらも、自己評価・相手評価は飲みに行く回数が減ったという回答が多いですね。

出産をして子供ができることで、お互いに飲みい行く回数は控えていると感じているようです。

この項目に関しては夫の方が偉いと感じました。まだ子供が2歳であれば、妻の方はもう少し控えても良いのかな……とは思います(^_^;)

夫婦の出産前後の変化3.自分の時間

自分の時間

次に、出産前後で夫婦がお互いに自分の時間がどう変化したと感じるかを調査しています。

こちらも先程の飲みに行く回数と同様、子供ができたことで自己評価・相手評価ともに自分の時間が減ったという回答が多くなっています。

ただ、妻の方がより顕著に自分の時間が減った(74.3%)と感じているようです。それに対して、夫が見た妻の時間の評価が35.5%となっており、かなり厳しい見方をしていることがわかりますね。

実際、0-2歳の子供の相手をしている多くのママは、理不尽に時間を取られているイメージはあるでしょう。いつスクランブル発進があるかわからずに待機している年末の消防士のような感じ……でしょうか(わかりにくい)。

夫婦の出産前後の変化4.友達付き合い

友達付き合い

次に、出産前後で夫婦がお互いに友達付き合いがどのように変化したと感じるかを調査しています。

この調査は、「夫だから」「妻だから」という話はあまり関係がなく、それぞれ環境と性格によって自己評価は変わるのではないかと思います。

ただし、夫婦それぞれがパートナーに対する評価は異なっていて特徴があります。

まず、自己評価として友達付き合いが減ったと感じている夫は44.7%もいます。妻の自己評価も同様に40.8%が友達付き合いが減ったと感じています。

ところが、妻は夫に対して友達付き合いが増えている(8.2%)と見ていることに対し、夫は妻に対して友達付き合いが増えている(4.8%)とは見ていないようです。

実際に子供ができると、妻の人間関係は大きく変わります。これまでいっしょにいた友人関係よりも、ママ友関係の方が時間や価値観を共有することが増えていきます。

この調査は0-2歳の子供の親が対象ですが、保育園・幼稚園など子供の集団生活が始まると、その傾向はより顕著になっていきますね。

夫婦の出産前後の変化5.おこづかい

おこづかい

次に、出産前後で夫婦がお互いにおこづかいがどのように変化したと感じるかを調査しています。

一般的に、1つの家庭で財布は1つの場合が多いため、夫婦で差が出ることはないと思いますが、微妙に差が出ているのはなぜなんでしょう……。

共通点としては、夫婦どちらも子供がいる今後の家計を考えて、おこづかいは減らす傾向があるようです。

夫婦の出産前後の変化6.夫婦の会話

夫婦の会話

次に、出産前後で夫婦の会話がどのように変化したと感じるかを調査しています。

夫婦の会話はどちらもそれほど大きく変わらず、夫婦ともに会話が増えた人、会話が減った人がいることがわかります。ただし若干、妻の方が夫婦の会話が減ったと感じている傾向があるようです。

夫婦の出産前後の変化7.夫婦喧嘩の回数

喧嘩の回数

次に、出産前後で夫婦喧嘩がどのように変化したと感じるかを調査しています。

夫婦どちらも、夫婦喧嘩は増えたと回答している人が多いことがわかります。こちらも若干、妻の方が夫婦喧嘩が増えたと感じているようですね。

夫婦喧嘩は線引が難しいため、何らかの衝突があっても、認識によって喧嘩と考える人とそうではない人がいるとは思いますが、そういう意味では、妻の方が夫に対してイライラが多いようです。

もちろん、出産後の身体の仕組み上、妻がイライラする割合が高くなることは仕方がありません。

夫婦の出産前後の変化8.夫婦の愛情表現

愛情表現

最後に、出産前後で夫婦のキスの回数、夫婦生活の回数がどのように変化したと感じるかを調査しています。合わせて、愛情表現という意味合いで良いと思います。

こちらは予想通り、どちらも大幅に減ったという回答が多いのですが、キスの回数にしても、夫婦生活の回数にしても、妻の方が減ったと感じている割合は高いようです。

とくに、夫婦生活の減少が顕著ですね。どちらにしても、出産をすると夫婦生活が7割前後も減ってしまうということです。まだ出産前の夫婦は、先を見越して対策を取っておいた方が良いのかも……(^_^;)

出産後の変化を乗り切れば夫婦関係は盤石?

全体を総括してみると、出産によって夫の方が夫婦の関係に変化を感じる度合いが弱く、妻の方が変化を感じる度合いが強い傾向が見られます。

また、夫が夫婦関係に変化を感じていないためか、妻の変化にも気付かないようで、たとえば「自分の時間が減った(74.3%)」と感じる妻に対して、夫が「妻の時間は減った(35.5%)」というのは大きな隔たりがあります。

女性の立場でお話すると、子供がいることで妻の時間がなくなることは夫に知ってもらいたいです……。感覚のズレをなくすためには、夫婦の会話に時間の話を積極的に入れていくことが大切ですね。

また、妻は出産で人間関係が大きく変わります。これは、友達が増える場合もあれば、減る場合もあります。人間関係の変化に良し悪しはありますが、どちらもストレスになります。この話も夫婦の会話に含めた方が良いですね。

そのため、本来夫婦の会話は出産前より増えて然るべきなのですが、妻の愚痴が多くなると、夫はあまり会話をしたくない……と思うのかもしれません。

また、妻も夫に対する不満を口にするぐらいなら、あまりしゃべりたくない……と考えるのかもしれません。そして、その結果夫婦喧嘩の回数も出産前より増えている……ということでしょうか。

どちらにしろ、出産が夫婦に与えるインパクトは、とても大きいものだということが改めてわかりました。

ただ、夫婦の関係性や生活が変わることは、悪いことではないと思います。今後何十年も人生をいっしょに過ごすにあたり、さまざまな変化はありますが、出産後の変化ほど大したことではありません!

……という気持ちで乗り越えていけると良いですね。