赤ちゃんが授乳をやめる前兆は?自然に卒乳できる条件とは

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赤ちゃんが授乳をやめる前兆は?自然に卒乳できる条件とは

投稿日:2019年4月7日 更新日:

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赤ちゃんの卒乳は事前にわかる?

離乳食をしっかり食べられるようになってきた赤ちゃんは、もうそろそろ授乳行為をやめる時期かもしれません。

ただ最近は、ママの意思で子供への授乳行為を強制的にやめる「断乳」よりも、子供が徐々に母乳(ミルク)の執着がなくなり、自らの意思で哺乳をやめる「卒乳」が推奨されています。

とは言え、卒乳はいつ訪れるかわかりません。アメリカ小児科学会(AAP)やWHO(世界保健機関)では、2歳までの授乳を推奨していますが、ママは体力的にも新しい生活を始めるためにも、そろそろ授乳はやめたいと感じているかもしれません。

注釈免疫力の観点、愛着関係の観点から2歳が推奨されるが、衛生面などの地域差は考慮されていない

「せめて、卒乳のタイミングがわかれば見通しが立つのになぁ……。」

このようなとき、赤ちゃんが卒乳する前兆は無いのでしょうか。また、赤ちゃんが卒乳することを手伝ってあげることはできないのでしょうか。

今回は、赤ちゃんが卒乳できる条件や卒乳が訪れるサインについてお話したいと思います。

断乳・卒乳の平均時期

日本において、赤ちゃんの断乳をする時期、また卒乳が訪れるのはいつなのでしょうか。

断乳時期と卒乳時期

注釈2014年にコンビタウンが行った"断乳時期"に関するアンケート、2016年にたまひよが会員向けに行った"卒乳時期"に関するアンケートの集計結果

上記の表とグラフを見ると、断乳の平均時期は1歳から1歳半の間ですが1歳寄り、卒乳の平均時期も1歳から1歳半の間ですが1歳半寄りだということがわかります。

つまり、1歳を過ぎていれば、いつ赤ちゃんに卒乳が訪れてもおかしくありません。むしろ、1歳を過ぎていれば、断乳とは言わないまでも、赤ちゃんの卒乳の後押しをしても良い時期かもしれません。

ただし、赤ちゃんは、それなりの条件を揃えていなければ卒乳をすることはありません。

赤ちゃんが卒乳できる条件・サイン

ある日突然、赤ちゃんの授乳がなくなるわけではありません。心身の成長とともに、少しずつ卒乳に向けた条件を整えていきます。

毎日しっかり3回食を摂っている

赤ちゃんが卒乳をするためには、大人と同じ時間に食事を摂る3回食が始まっていなければいけません。

一般的に、3回食を始めるのは離乳後期(カミカミ期)で、目安は生後9-11か月ごろです。ただし、この時期の赤ちゃんはまだ5倍がゆから3倍がゆに移行している最中です。

十分な栄養摂取をするためには、もう1段先の授乳完了期に移行していた方が良いでしょう。

ストローマグやコップを使える

赤ちゃんがママのおっぱいや哺乳瓶から離れるためには、自分の力で水分を摂取する力が備わっていなければいけません。

そのためには、ストローマグやコップを使って、麦茶などを上手に飲む必要があります。

赤ちゃんがストローマグやコップに慣れると、おっぱいや哺乳瓶に違和感を感じて、卒乳のきっかけになります。もちろん、コップの方が赤ちゃんにとって難易度が高いため、コップに慣れた方が卒乳はしやすいですね。コップを使い始める目安は、生後11-12か月ごろです。

赤ちゃんの飲み方練習の目安
・自分で容器を持つ|生後5-6か月
・練習専用のコップやスパウトで飲む|生後7-8か月
・練習専用のストローで飲む|生後9-10か月
・コップで練習|生後11-12か月

徐々に授乳量・授乳回数が減っている

離乳食をたくさん食べるようになると、赤ちゃんの授乳量・授乳回数が徐々に減っていきます。

初めは1回の離乳食が終わると授乳していたものが、3回の離乳食で1回になるなど、自然に授乳回数が減っていれば、赤ちゃんは卒乳に向けた準備を整えています。

とくに、朝起きた後や昼間に遊んだ後などは喉が乾きますが、水分補給を授乳ではなく麦茶などで補えるようになると、卒乳は近いと考えて良いでしょう。

寝付きの授乳がいらなくなる

離乳食後の授乳がなくなっても、寝付きの授乳が必要な赤ちゃんは多いですね。赤ちゃんがどうしても寝てくれないときは、ママもおっぱいに頼りたくなります。

ただ、寝付きの授乳はおっぱいやミルクが飲みたいというよりも、安心したい気持ちの方が強いため、授乳以外で赤ちゃんが眠るための準備「入眠儀式」を用意しておきましょう。赤ちゃんに入眠儀式があれば、卒乳に一歩近付きます。

入眠儀式5か条
・ママの身体に負担がない儀式
・ママがイライラしない儀式
・準備に時間がかからない儀式
・場所が変わっても行える儀式
・ママじゃなくてもすぐできる儀式

昼間に健康的に遊んでいる

ひとり歩きが始まると、赤ちゃんの興味対象は格段に広がります。昼間は外で虫や草に触ったり、遠くの鳥を指差したり、大きなトラックや新幹線に興奮したりなど、ママ以外の関心が増えるほど、おっぱいや哺乳瓶の関心が薄れます。

また、お家の中でも絵本を読んだり、ブロックで遊んだり、パパや他の家族と遊ぶことに慣れると、そろそろ卒乳の準備ができ始めていると考えても良いでしょう。

卒乳を後押しする方法

「断乳はさせたくないけど、できるだけ早く卒乳をして欲しい……。」と思ったら、少しだけ赤ちゃんの背中を押してください。

まずは、赤ちゃんが卒乳する条件が揃っていなければいけないため、前述した「赤ちゃんが卒乳できる条件・サイン」の項目を整えましょう。

そのうえで、ママと赤ちゃんがこれまでよりも少しだけ離れるようにしてください。もちろん、赤ちゃんを一人きりにするのではありません。

パパが赤ちゃんといっしょに遊ぶ、パパとお風呂に入れる、パパが寝かしつけをするなど、これまで以上にパパの活躍が必要になります。ただし、無理矢理ではなく、あくまでも少しづつ赤ちゃんの意識をおっぱい=ママから離していくことが大切です。

もし何らかの理由で断乳が必要な場合は、以下の手順に気を付けて、以下の流れに沿って行ってください。

断乳の方法と流れ
・断乳の理由を明確にする
・断乳の日を決める
・授乳回数を減らしていく
・夜の授乳をミルクに変える
・おっぱいから少し離す
・子供に言い聞かせ始める
・3日間のプチ断乳を決行する
・断乳後のケアをする

卒乳も断乳も準備が大切

前述した通り、日本においては、断乳の平均的な時期と卒乳の平均的な時期に大きな差はありません。つまり、赤ちゃんがおっぱいや哺乳瓶に依存しない生活環境、育児のやり方が定着しているということです。

ただし、赤ちゃんにはそれぞれ個性があり、日本の平均的な卒乳時期よりも遅れてしまう子はたくさんいます。

うちの子は2人とも1歳でピタッと断乳できましたが、妹の子は卒乳を待っていたら、2歳を過ぎてもおっぱいがないといまだに夜泣きをします。「正直、辛い……。」と言っていました。

どちらが良いというわけではありませがん、赤ちゃんはなかなか思い通りにはいかないものです。

ちなみに、もしスムーズに断乳をしたい場合も、その後の赤ちゃんの健康や成長を考えると、やはりある程度の準備は必要です。

赤ちゃんの断乳を行う条件
・しっかり3回食を行っている
・マグやコップを使うことができる
・多少の言葉を理解している
・子供が健康である
・真夏や真冬は避ける
など

どうでしょうか。見て分かる通り、実は赤ちゃんが卒乳をするための条件と断乳をするための条件は、それほど変わらないものだったりします。


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