子供の誤飲は何歳まで?タバコ、薬など誤飲が多い物と予防法

投稿日:2016年4月21日 更新日:

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子供の誤飲は何歳まで?

毎年起こる赤ちゃんの誤飲事故は、ずりばいを始めた生後7-8か月前後から急に注意が必要になります。何にでも興味津々な赤ちゃんは、ちょっと目を離すと物があるところに行きますからね。

「いつも周りに物がないか気を使うから大変。気付いたら何か口に入れてるし……。もう少し大きくなったら心配もなくなるのに。」そうですね。そう考える気持ちはよくわかります。

息子はもうすぐ6歳。赤ちゃんの育児をしているママにとっては、6歳の子供はとてもお兄ちゃんの年齢に感じると思います。

とは言え、6歳はようやく自我がしっかりしはじめ、これから知識を吸収して、社会の中で物事の善し悪しの判別を自分でつけられるようになっていく幼い年齢です。

そんな息子は、気が付くと色んな物を口に入れています。娘のぬいぐるみからテレビのリモコンまでべとべと……。当たり前ですが、それが食べ物でないことはわかっています。

ところが、タバコ……電池……薬など、何がどれくらい危険な物かは、6歳でも1つずつ教えないと理解できません。では、子供は何歳になるまで誤飲の恐れがあるのでしょうか。また、誤飲が増える年齢はいつ頃でしょうか。

今回は、子供の誤飲は何歳まで起こるのか、また、年齢に応じて誤飲を防ぐために注意すべき点についてお話したいと思います。

子供の誤飲事故報告件数

厚生労働省によると、小児の誤飲報告件数は平成24年度が385件、平成25年度が531件、平成26年度は357件となっています。

年度別・家庭用品による小児の誤飲事故のべ報告件数比較表

平成26年度家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告|厚生労働省

意外と少ないと思うかもしれませんが、これは報告を受けた件数(病院を受診して誤飲だと判断された件数)のため、日常の誤飲事故はこの何十倍あってもおかしくないと思います。

また、誤飲事故を起こした年齢は、対象物に近付いて口の中に入れようとする生後6か月-1歳ごろの子が目立ちます。これは、この時期の赤ちゃんが手足よりも口の中や舌を使って、物の形や感触を認識しようとしているためです。

また、1歳から2歳にかけては、つたい歩きやひとり歩きによってテーブルや棚の上などに探索範囲が広がったり、手を使って物を取り出すことができるようになるため、生後6か月-1歳までとは別の観点で誤飲が増えることになります。

子供が誤飲する物の内訳

年度別・家庭用品等の小児の誤飲事故のべ報告件数

子供が誤飲する物はある程度決まっています。そのため、とくにこれらの誤飲物の内訳を把握して、注意する必要があります。平成26年度の誤飲物の内訳は以下のようになります。

誤飲物の内訳
タバコ|72件(20.2%)
医薬品・医薬部外品|51件(14.3%)
金属製品|43件(12.0%)
プラスチック製品|39件(10.9%)
玩具|31件(8.7%)
電池|21件(5.9%)
洗剤類|20件(5.6%)
硬貨|12件(3.4%)
乾燥剤|11件(3.1%)
食品類|10件(2.8%)
その他|47件(13.2%)

これらの誤飲物の内訳を見てわかる通り、上位10品目の中で明らかに大人しか使わない物が7つ(タバコ、薬、金属製品、電池、洗剤類、硬貨、乾燥剤)も入っています。

プラスチック製品もそうかもしれません。また、その他の47件には化粧品や紙製品なども含まれますが、これらもほぼ大人しか使わない物でしょう。

つまり、子供の誤飲事故は、大人の不注意さえなくせば、ほとんどは防ぐことが可能だということがわかります。

誤飲につながる子供の行動

誤飲事故は、子供の成長や発達段階によって変化する行動特性が影響しています。

そのため、ママは子供の成長に応じた子供の行動特性、事故の特徴や注意すべきポイントを具体的に認識しておく必要があります。

身近な物を何でも口の中に運ぶ

子供は生後2-3か月から1歳半ごろにかけて、自分の周辺にある物は何でも手で掴み、口に入れてしまいます。さらに、歯が生えている子はガシガシと噛み、ふとした拍子に飲み込んでしまうことがあります。

とくに、誤飲の上位にある医薬品・医薬部外品は包装されているため安心しがちですが、包装ごと口に入れて噛んだり、チューブを噛んで破いたりなど、わたしたちが気付かない方法で誤飲してしまう可能性があります。

人のマネをする

子供は、1歳から2歳にかけての身体機能や精神的な発達によって、家族のマネをすることで誤飲につながってしまう場合があります。

たとえ、子供にとって高い場所にある戸棚でも、2歳近くになると足場を用意して医薬品などをとる子もいます。これは、子供がいつもパパやママが口に入れている何か(薬)があることを知っており、そのマネをしようとするためです。

また、パパがいつもタバコを咥えていることを知っている子は、そのマネをしようとします。

つまり、誰かが口に入れたり、咥えたりする物には、とくに子供のマネの対象になる場合があるということです。

興味本位で取ろうとする

前述した通り、子供は2歳近くになると、身体機能を活かして大人のマネをしようとします。つまり、これまで手が届かなかった場所にある物を頭や道具を使って取る行為にチャレンジするわけです。

冷蔵庫を開けていろいろ取り出したり、リモコンの裏から電池を取り出したり、戸棚のストッパーも簡単に開けてしまいます。そして、1度開け方を覚えてしまうと、それを何度も繰り返すため、ママは目が離せなくなってしまいます。

2歳までの誤飲事故の予防方法

子供の誤飲事故を予防するために、まず知っておかなければいけないことは、誤飲は生後6か月前後から1歳が最も多いということです。また、誤飲する物は、ほとんどが直径40mm未満の物です。

0-1歳の誤飲事故予防

0-1歳の子供は、まだ戸棚ストッパーを開けたり、冷蔵庫を開けることはできません。つまり、子供の目につき、手が届くところに置いてある物が原因で誤飲をしてしまうということです。

そのため、ママだけではなく、家族全員が子供の手の届くところに物を置かないように注意しなければいけません。

1-2歳の誤飲事故予防

1-2歳の誤飲事故予防をするためには、戸棚ストッパーやベビーゲートを子供の手の届きそうなところに厳重に設置し、医薬品やタバコ、硬貨、リモコン、化粧品などの置き場所を見せないことです。

とくにタバコや医薬品は、使用する動作を見せないようにした方が良いでしょう。

2歳以降の誤飲事故予防方法

2歳を過ぎたら、口に入れて良い物、入れてはいけない物を教えましょう。とは言え、まだまだ子供が理解できないことは多いですし、好奇心の方が強いためチャレンジを繰り返します。

とにかく、子供は手に収まる物なら何でも舐めますし、口の中に入る物なら何でも収納してしまいます。

食べ物以外を口に含んだら注意する

とくに危険性がない物でも、食べ物以外を口に含んだ場合は「それは食べ物じゃないよ!」「のどに詰まっちゃうよ。」としっかり注意しましょう。小さな物はふとした拍子に飲み込んでしまう場合があります。

落ちている食べ物でも注意する

子供が落ちているお菓子を拾って食べる行為をとがめると、「そんなに言わなくても……。」という人がいますが、拾って口に入れる行為は癖がつく可能性があります。

癖がつく前に「落ちた物は食べないで!」と注意してやめさせましょう。これは誤飲を防ぐために必要な行為です。

口に含んだまま他のことをさせない

口に物を含んで動くと、つまずいた拍子に飲み込んでしまうことがあります。口に物を含んで動くのは、生活習慣で癖がついてしまう行為です。

そのため、寝ながらお菓子を食べていたり、歯磨きしながら遊んでいたり、食べながら走り回っていたら、必ず注意しましょう。

安全な場所に片付ける

ママもパパも赤ちゃんには誤飲がないよう注意しますが、2歳を過ぎると「食べ物じゃないことくらいわかるだろう。」と考えるようになります。

誤飲は、食べ物という認識で起こるわけではありません。小さな物、危険な物は必ず子供の手が届かない場所に片付けてください。

また、誤飲の時刻は、昼食・夕食前の時間帯に多いそうです。「夕飯の用意しなきゃ。」と急いだ拍子にテーブルや棚の上に何か放置していないか、必ず確認してください。

戸棚ストッパーやベビーゲートの対象年齢は、おおよそ生後24か月までのものが多いため、ママは子供の行動に注意しつつ、誤飲が起こらないように物の置き場所を工夫しましょう。

誤飲事故発生時の対応

誤飲事故が発生した場合でも、迅速かつ適切に対応することで、重症化リスクを軽減できます。

誤飲事故の対処は、誤飲した物によって異なるため、そちらはまた別途まとめます。

万が一、子供が誤飲をした場合は、子供の状態や誤飲した物、その量を確認した上で、直ちに専門の相談機関に連絡するか、必要に応じて医療機関を受診するようにしましょう。

子供が誤飲した際の相談機関としては、以下を利用してください。

公益財団法人日本中毒情報センターの中毒110番
こどもの救急(ONLINE-QQ) - 小児救急電話相談 #8000

小児救急電話相談は、以下も参考にしてください。

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まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

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