嘘の種類とは?子供の嘘の種類と嘘をつく5つの理由

24b4062168ee0293b11e198d2ed3efd5_s

この記事の読了時間は約 6 分です。

息子が何気なくついてしまった嘘

親のわたしが言うのも何ですが、今5歳でもうすぐ6歳になる息子は基本的に良い子です。

幼稚園でお友達が1人でいると「いっしょにあそぼう。」と誘ったり、先生が園児たちに難しい質問をすると、積極的に答えてリードしているそうです。

恐らくわたしの血が濃い子です( ・´ー・`)

一方、3歳の娘は自由奔放です。彼女の感性は、「俺のものは俺のもの、お前のものも俺のもの。」です。お友達が持ってきたおもちゃを自分のものだと言い張り、手(足)も出します。

……わたしの妹に似ています。

そんな兄妹がケンカをすると、妹は殴る蹴るで、兄は防御に徹します。でも、やっぱりイライラして、おりゃーと妹を突き飛ばし、泣かせてしまいました。傍目に見て娘が悪い……。でも、娘が突き飛ばされて泣いているのも事実……。

私「なんで、◯ちゃんを突き飛ばしちゃったの?」
息「突き飛ばしてないよ。◯ちゃんが自分で転んだんだよ。」

あー、せっかく息子の擁護をしようとしていたのに……問題が2つになってしまった。

さて、息子が嘘をついてしまったのは良くないことだと思います。でも、突き飛ばされる原因を作っているのは娘です。こんなときどうしますか?

5つの嘘の種類

人は1日に200回嘘をつくだとか、1年で1000回嘘をつくなど諸説ありますが、どちらにしても、生きている限り嘘をつき続けていることは間違いありません。

じゃあ、息子が嘘をついたことは問題がないか、というとそうではありません。嘘の種類は大きく5つに分かれるそうですが、子供がつく嘘はどれに当たるでしょう。

嘘の種類1.自分本位な嘘

自分本位な嘘とは、自分の利益のために相手を騙したり、自分の立場を有利にするためにつく嘘です。詐欺もこの嘘になりますね。

嘘の種類2.誹謗中傷の嘘

誹謗中傷の嘘とは、他人を傷つけたり、陥れるためにつく嘘です。自分が嫌いな人の立場を悪くするために、ありもしない噂を流すのはこの嘘ですね。

嘘の種類3.自己拡大の嘘

自己拡大の嘘とは、自分を大きく見せたり、注目をして欲しくてつく嘘です。「わたしモテるんだー。」「あの有名人と知り合いなのー。」など、自分を良く見せたいのはこの嘘ですね。

嘘の種類4.自己防衛の嘘

自己防衛の嘘とは、言い訳をしたり、自分を正当化するためにつく嘘です。会社に遅刻してしまった時に、寝坊とは言いづらい……「み、道に迷ったおばあさんがいまして……。」というのはこの嘘ですね。

今回の息子の嘘はこれですね。

嘘の種類5.思いやりの嘘

思いやりの嘘とは、、周囲との関係を円滑にしたり、正直に言いづらいことをごまかすためにつく嘘です。「わたしの彼氏かっこ良くない?」「う、うん、かっこ良いね(エヘッ」というやつ。

この嘘は相手がどうすれば喜ぶか、傷つかないかを考える嘘ですが、自分の心に反している言葉が口からでるため、結果的に嘘をついたことになります。

子供が嘘をつく理由

子供がつく嘘は、基本的に相手をどうにかしてやろうという悪意はありません。自分をどう見せるか、ごまかすかだけです。

そのため、子供がつく嘘は、「自己拡大の嘘」「自己防衛の嘘」です(たまに「思いやりの嘘」も)。では、子供が嘘つくのはなぜでしょうか。

理由1.親に嫌われたくないから

ママは育児のイライラが表に出てしまい、子供をきつく叱ることがあります。

子供はママのイライラがわかるため、「ママに嫌われたくない。」という思いから、とっさに嘘をつきますが、子供の嘘は直ぐにバレるものです。

すると、ママのイライラは当初の目的から離れ、子供が嘘をついたことにフォーカスします。そして、つい「なんで嘘をつくの!そんな子はウチの子じゃない!」などの怒り方をしてしまいます。

子供は嫌われないために、「嘘じゃないもん!」と嘘を重ねてしまいます。

理由2.親のマネをするから

嫌なことがあって暗い顔をしていると、「どうしたの?何かあった?」と聞かれますよね。

相手に心配をかけたくなかったり、言及してほしくない場合、「なんでもない、大丈夫だよ。」と答えます。大人は明らかに嘘だとわかり、それ以上深入りはしません。

が……これ……子供もわかりますよ。とくに子供はママの顔色にはとっても敏感です。

ママが、「なんでもない、大丈夫。」を頻繁に言うと、子供も何か嫌なことがあっても、「なんでもない、大丈夫。」というようになってしまいます。

理由3.親を悲しませたくないから

嫌われたくないから嘘をつくことと似ていますが、たとえば、いたずらをしてママに叱られるとします。

その際に、ママの叱り方が「そんなことするなんてママ悲しいよ。」というものだった場合、子供は自分がした行為でママを悲しませていると認識します。

子供は、ママを悲しませることに罪悪感を感じて、「僕はやってないよ。」と嘘をついてしまいます。このような嘘は、子供なりの優しさの一種と考えても良いですね。

理由4.親の関心を引きたいから

2-3歳までの子供は、親の愛情を感じるために発信行動、接近行動、定位行動という愛着行動を起こしますが、3歳以降に親の愛情を感じるための行動がなくなるわけではありません。

子供は、言葉や行動によって親とのコミュニケーションを図ろうとしますが、もし親がそれに応えてあげなければ、言葉や行動はエスカレートし、物事を大げさに表現する嘘をつくきっかけになってしまいます。

理由5.相手に認めてもらいたいから

子供は、羨ましいと思ったことを、願望として口にすることがあります。

たとえば、お友達がみんなが欲しがるおもちゃを持っていた場合、つい「僕も持ってる。」「わたしも買ってもらう。」などと言ってしまうことがあります。

これは「◯◯だったら良いな」という気持ちが言葉になってしまっただけで、子供は嘘と認識していなかったり、誰かを騙したいとは思っていません。

嘘をつく理由のおまけ.妄想しているから

小さな子供は、テレビや映画や絵本と現実世界の区別がつきません。そのため、ミッキーはアニメのまんまで存在しますし、サンタクロースや節分の鬼もお家にやってきます。

そして、子供たち自身も、その世界に入り込むことができます。「おれキョウリュウジャーと話できるんだぜー。」とよくわからないことを言ってるのを聞いて、大いに笑わせてもらいました。

これは嘘ではなく、子供たちにとっては現実です。そのうち言わなくなるので、「外では変なこと言わないの。」とは言わないであげてください。

もし子供が嘘をついてしまったら

私たち大人は、日々心の中で嘘をついているにもかかわらず、子供が嘘をつくことを過剰に嫌います。

なぜなら私たちは、人を騙したり、相手を陥れることが、「嘘をつく」ことだと認識しているからです。また、子供が純粋で素直な存在だと思い込んでいるので、ちょっとした嘘も許せないんです。

でも、ママは頭ごなしに「嘘をついちゃダメ!」と言うのではなく、子供がどんな理由で嘘をついているか見極めましょう。前述した「子供が嘘をつく理由」を見ると分かる通り、子供が嘘をつくきっかけの多くは親との関係性によるものです。

そのため、嘘をついた理由を理解できれば、きっと優しくフォローできるはずです。

ちなみに、早い子は2歳から嘘をつき始めますが、脳科学的に見ると頭が良い証拠だそうです。そのため、もし子供が初めて嘘をついたら、「嘘をついちゃダメ!」の前に「嘘をついた!頭の良い子だ。」と思うようにしましょう。

さて、冒頭の事件ですが、まず泣いている娘を片膝に乗せ、息子を抱き寄せて、このように話しました。

「ママは◯◯が突き飛ばしたのを見てたけど、何をされたからそんなに怒っちゃったの?」

ひとまず息子が嘘をついたことはスルーして、ケンカになった原因を息子の口から言わせます。

私「じゃあ、つい怒って◯◯を突き飛ばしちゃったんだね?」
息「うん……だって◯ちゃんが~~~~」

息子が嘘を訂正したため、まずは突き飛ばしたことがいけないことだと教え、その後に理由を言えたことを褒めました。以下の流れの通りです。そして、娘の方も同様の対応です。

子供が嘘をついたときの対処
1.親は子供の嘘にフォーカスしない
2.嘘ではなく行動に対してビシっと叱る
3.悪いことをしてしまった理由を聞く
4.話の流れの中で嘘を訂正する
5.嘘を認めた時は褒める

ただ、息子も娘も頑なにごまかし続けることもあります。もちろん、優しく理由も聞いた上でフォローしますが、嘘をつき続けると、状況証拠で大きな雷を落とさざるを得ません。

大きな雷を落とすのは夫の役目なのですが、そんな夫はいつも自己嫌悪で凹んでいます。