健康・病気

産後うつはいつからいつまで?夫にわかって欲しい症状、原因とは

投稿日:2016年4月1日 更新日:

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

産後うつとは

通常、産後うつは産後3か月以内に発現し、気分の落ち込み、睡眠障害、食欲の減退、イライラ、倦怠感などの症状が出ます。そして、多くの人は1か月程度、長い人は数か月から1年程度症状が続くものです。

一時的な症状であれば良いのですが、産後うつをうまく解消できなければ、重いうつ症状に至ることもあり、長引く場合は心療内科や精神科での本格的な治療が必要になります。

女性は出産後に「プロラクチン」や「オキシトシン」などの女性ホルモンの分泌によって体内のホルモンバランス量が変わりやすく、ホルモンバランスが崩れることで、誰でも軽いうつ状態を起こしやすくなります。

さらに、産後のホルモンバランスが変化した身体に、次の3つのストレスが加わることで、重い産後うつの原因になることがあります。

産後うつの原因1.初めての子育てに対する不安

初めての子育ては、誰でも不安です。人間を育てるため、単純に可愛いがるだけじゃなく、言葉や身体の動かし方を教えたり、人格を形成するための教育をするなど、社会に送り出すまで長い責任も負わなければいけません。

そんな子育てに不安を持ったママが、子育てのことを人に聞いたり、育児書を見ることで、「子育てはこうあるべき!」と思い込んでしまい、余計にプレッシャーを感じるようになります。

自分の育児の仕方が、子供の成長や人格形成に大きな影響を与えると自覚しているため、今の子育て方法が周囲からどう見られているかが気になり、常に子育ての正解を探したくなってしまいます。

また、子供が成長していく過程の金銭問題や教育問題など、先々を考えると不安でいっぱいです。プレッシャーで押しつぶされそうになる気持ちもわかります。

産後うつの原因2.子供が思い通りにならない不安

子供はある程度大きくなるまでは、ママと一心同体です。

基本的に寝ている時以外は目を離せませんし、定期的に授乳の必要がありますし、夜中突発的に起きて激しく泣くため、ママは子供を寝かしつけるまで眠れません。

また、子供の扱いにある程度慣れるまでは、全ての行動が慎重になるため常に気を張り続けます。

旦那さんが仕事に出てしまえば、一日中子供と一緒にいて、自分の意思では全くどうにもならない時間を何度も味わわなければいけません。

「わたしはうまくやってるつもりなのに……なんで、なんで……。」と考えてしまいストレスが溜まっていきます。

産後うつの原因3.人間関係に不安がある

出産時期に夫婦関係、嫁姑関係、隣近所、妊婦友達など、これから赤ちゃんも含めた家族として関係する人たちに対して、不安を抱えている場合があります。

ママとしては、赤ちゃんを守らなければいけないという責任と、自分を守るためにいろいろなことを排除したいという気持ちで板挟みになってしまい、大きなストレスを抱えてしまいます。

日常生活で一番のストレスは人間関係だと言われているので、可愛いはずのわが子でさえも邪魔に思えてしまい、そんな自分が嫌になると余計に心を病んでしまいます。

産後うつの原因とどう向き合えば良いか

たとえ産後うつに至らなくても、「将来に対する不安」「子育てに対する不安」「人間関係に対する不安」などで常にストレスを感じている状況に対して、「わかるわ~。」というママはとても多いと思います。

とにかくまじめに子育てをしようと考えるママ、子育て自体を神聖化しているママほど、「思い通りにならない周囲の環境」「予測不能な子供の行動」「コントロールできない自分の気持ち」でパニックになり、ときには大事なわが子を傷つけてしまうこともあるんです。

わたしも出産後にストレスが溜まっていた時期に、当時現役のベテラン保育士だった母に相談したところ、「子供はどうせすぐ出てっちゃう。子供はあなたのものじゃないんだから、送り出すまで元気に育てることだけ考えてれば良いんだよ。」と言われました。

たしかに、子供にとってママの影響は大きいため、「わたしが完璧に子育てしなきゃ……。」と思うママは多いかもしれません。

でも、子供の将来の人格はママが作るわけではありません。今の自分を「1から10まで全て親が作ってくれた。」と考えている人は少ないですよね?

というわけで、「将来に対する不安」「子育てに対する不安」「人間関係に対する不安」を感じることはよくわかりますが、あまり真正面から向き合わず、ライトに考えてください。

周囲の環境は思い通りになりませんし、子供の行動は予測不可能なことが当たり前ですし、自分の気持ちをコントロールするのも難しいことです。

不安やストレスは定期的に発散

産後うつの原因になる不安やストレスは、人に相談をしたり、愚痴をこぼしたり、たまには何も考えないようにすることで軽減できます。

ただし、そのためには時間と身体の余裕が必要です。そのため、ママが抱えている産後うつの症状と抱えている不安やストレスは、まずパパに話をして理解してもらい、そのうえで時間を作れるように相談しましょう。

時間を作ることができれば、出産・子育てを経験した自分の親、子供がいる友人、子育て支援センターなどにも相談に乗ってもらい、不安やストレスを抱え込まないようにしたり、近くの保育施設に数時間だけ子供を預けて、さらに心に余裕を作る工夫をしましょう。

根本的な解決に至らなくても、抱えている不安やストレスを聞いてもらい、心に寄り添ってもらうだけで安心感につながり、ママの産後うつの症状は和らぐはずです。

また、産後うつにしろ、これから味わう育児ストレスゼにしろ、病んでしまいやすいママの傾向があるので、そういう人は注意してください。


Copyright© 育児ログ , 2019 All Rights Reserved.