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赤ちゃんの便秘解消に効果的!のの字マッサージのやり方と手順

投稿日:2018年12月22日 更新日:

子供が便秘になる割合は?子供特有の便秘の原因と対策

記事の読了時間は約 6 分です。

赤ちゃんの便秘解消に効果的なマッサージ

赤ちゃんの便秘の原因は様々ですが、その1つに運動不足・筋力不足による腸の蠕動運動の弱さがあります。

赤ちゃんが便秘になる原因
1.母乳など水分不足
2.食事の量や質
3.運動・筋力不足
4.おむつかぶれなど肌トラブル
5.腸疾患などの病気

赤ちゃんは首がすわり、筋力がついて自分で身体を動かせるようになる生後6-7か月ごろまでは、運動不足による便秘が起こりやすい時期です。

そこで、ママが赤ちゃんのお腹や身体をマッサージすると、腸を刺激することで蠕動運動が促進され、便秘の予防や解消の効果が期待できます。

ちなみに、「小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン」によると、便秘解消マッサージの推奨度はC1(科学的根拠に乏しいが,臨床上有効である可能性がある)となっています。

では、赤ちゃんの便秘解消マッサージはどのように行えば良いのでしょうか。なにか注意すべきことはあるのでしょうか。

今回は、赤ちゃんの便秘解消効果を期待できるマッサージ(のの字マッサージ)のやり方と手順、同時に行いやすいツボ押しについてお話したいと思います。

便秘解消マッサージをするときの注意点

1.赤ちゃんが機嫌の良い時間帯に行う

赤ちゃんが嫌がるときは、無理にマッサージをしないでください。

2.授乳・食事後すぐは避ける

赤ちゃんの胃腸の機能はまだ未熟で吐き戻しやすいため、授乳後や食後は避けましょう。

3.室温は25度前後を目安に寒くないように調整

赤ちゃんは体温調節がまだ上手くできないため、室温を適度に調整してください。赤ちゃんの体温は外気に奪われやすく、低体温になると体力を消耗してしまいます。

4.胸・腹部は皮膚がへこむくらいで強く押さない

赤ちゃんの胸・腹部を強く押しすと、刺激が強くて痛がったり、嘔吐してしまうかもしれません。お腹を強く押してもうんちは押し出せません。優しく刺激することを心がけて下さい。

便秘解消マッサージの準備

1.おむつは替えておく

赤ちゃんは、おむつが濡れていると気持ち悪くて機嫌が悪くなるかもしれません。リラックスして楽しめるよう、事前に替えておきましょう。

2.服を脱がせ、テープおむつは腹部を緩める

マッサージをする際は服を着たままでも問題ありませんが、お腹を露出させるとやりやすくなります。また、テープおむつは、締め付けでお腹が苦しくないよう調節してあげてください。

3.座布団やマットなど柔らかい場所に寝かせる

マッサージは、赤ちゃんを寝かせて行います。そのため、座布団やマットなど柔らかい場所に寝かせて、赤ちゃんが痛くないようにしてください。

4.ママは指輪などを外し手指を温める

赤ちゃんの肌に触れるので、スムーズで安全なマッサージができるように指輪などの装飾品ははずしましょう。また、手指が冷たいと赤ちゃんがビックリして泣いてしまうため、適度に温めてください。

5.ベビーオイルは両手に馴染ませて温める

冬場のベビーオイルやベビーローションは冷たいので、手に馴染ませるか、ボトルごとお湯に入れるなどして温めてあげましょう。

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赤ちゃんマッサージ | 赤ちゃん便秘コム - イチジク製薬

便秘解消マッサージのやり方

便秘解消マッサージでもっとも有名な方法は、「の」の字にマッサージですね。ただ、「の」の字にマッサージは、赤ちゃんとスキンシップを取って行う便秘解消マッサージの流れの1つに過ぎません。

一連の流れで便秘解消マッサージを行って、赤ちゃんをよりリラックスさせてあげましょう。以下の動画はすべて「イチジク製薬株式会社」のものです。

1.「の」の字マッサージ

大腸の走行に沿って「の」の字を書くようにマッサージするとされていますが、厳密に大腸を意識する必要はありません。皮膚の上から、優しく腸を刺激することで腸の蠕動運動を促進します。

「の」の字マッサージのやり方
①赤ちゃんを仰向けに寝かせる。
②赤ちゃんのお腹を、指3本で「の」の字に皮膚が少しへこむ程度の強さでマッサージする。
③赤ちゃんのお腹に両手を当てて温めてあげるのも良い。

2.ゆらゆらマッサージ

赤ちゃんのお腹・腰周辺を左右に優しく揺らすことで、腸を刺激し腸の蠕動運動を促進します。ゆらゆらマッサージは、ガス溜まり解消に効果があります。

ゆらゆらマッサージのやり方
①赤ちゃんを仰向けに寝かせる。
②赤ちゃんのお腹を包み込むように両手を添える。
③両手をゆっくり左右にゆらゆら揺らす。5-10回程度が目安。

3.ペダルこぎ運動

足を大きく前後に動かすことで、腸全体や腸の出口を刺激します。赤ちゃんは生まれつき股関節が緩かったり、大腿骨頭が臼蓋からズレやすい場合がある(先天性股関節脱臼)ため、股関節の可動域に注意して、無理のない範囲で行いましょう。

ペダルこぎ運動のやり方
①赤ちゃんを仰向けに寝かせる。
②赤ちゃんの足の裏を手で包むようにして持つ。
③足を片方ずつ、自転車をこぐように大きく動かす。太ももがお腹に付くぐらい曲げて、足をリズミカルに動かすのがポイント。

4.おしりゆらゆらマッサージ

赤ちゃんの腰から足全体を動かして、腸を刺激します。腰をあまり激しく反らせたり捻らないように、優しくゆらしてください。

おしりゆらゆらマッサージのやり方
①赤ちゃんを仰向けに寝かせる。
②右手で赤ちゃんの右足を持って外側に向けて曲げる(しゃがんだ時のような姿勢)。左手で赤ちゃんのお尻を支え、ゆらゆら揺らす。5-10回程度が目安。
③反対も同じように行う。

5.お腹まわりリラックスマッサージ

赤ちゃんのお腹全体を動かして腸を刺激し、腰からお尻の筋肉をリラックスさせるマッサージです。

お腹まわりリラックスマッサージのやり方
①赤ちゃんに仰向けに寝かせる。
②赤ちゃんの足の裏を合わせて、無理のない範囲でお腹に引き寄せて固定する。
③反対の手で赤ちゃんのお尻を優しく支える。お尻を上げすぎると姿勢が安定せず、赤ちゃんも苦しいので注意。
④赤ちゃんのお尻をゆらゆらと揺らす。5-10回程度が目安。
⑤反対も同じように行う。

6.仕上げマッサージ

仕上げマッサージのやり方
①赤ちゃんの肩-足を優しく撫でてあげる。
②「終わりだよ」「よくがんばったね」などの声掛けをする。

マッサージと同時にツボを押すと効果的

ツボ押しは、東洋医学の考えを元にした治療方法です。自律神経が乱れると内臓の働きが悪くなり、病気や体調不良、便秘などにつながる可能性があります。

ツボを押すと周辺の神経から中枢神経を経由して、自律神経をコントロールする視床下部に刺激が届き、臓器の働きや血圧や呼吸、体温などの調節が正常化します。科学的な根拠は解明されていませんが、東洋医学のツボという概念はWHOにも認められています。

現代に伝わるツボは、東洋医学が長い歴史の中で積み上げてきた検証に基づいたもので、その数はWHO(世界保健機構)に認知されている数だけでも全身に361ヶ所あるといわれています。このツボの健康効果についてはこれまで長い間議論されてきましたが、実は科学的な根拠に基づく証明はされていません。

根拠はある?ツボ押しの効果とメカニズム| 東洋鍼灸コラム

ただし、赤ちゃんにツボを強く押す際は、撫でる程度・少し皮膚がへこむ程度の強さで十分です。指3本で優しく刺激します。便秘解消マッサージ中に、ツボを意識して刺激してください。

便秘に効果があるツボと位置

便秘に効果があるツボ
天枢(てんすう)|おへそから指3本分外側のところ。
大巨(だいこ)|天枢から指3本分下側のところ。
便秘点(べんぴてん)|肋骨の1番下から指2本分下で、背骨から指4本分外側のところ。
大腸兪(だいちょうゆ)|腰骨の高さで背骨から指2本分外側のところ。

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わたしの息子のお腹マッサージ

マッサージと聞くと、特別なことのように感じる人もいますが、赤ちゃんに対しては、通常のスキンシップでお腹を意識する程度と思えば良いでしょう。

たとえば、少々便秘気味だったうちの息子が、生後1か月健診で小児科の医師に腹部を触診されていた時のことです。医師が、息子のお腹を包むように両手で「ぐっ」と押すと、その瞬間おならとともに大量のうんちが出てしまいました。思わず、医師もわたしも吹き出してしまいました。

ちょっと恥ずかしかったので、「すみません……。」と言いながら、おむつを急いで替えるわたしを横目に息子はとても満足気でした。たまたまタイミングが良かったこともありますが、赤ちゃんのお腹がデリケートだと感じたエピソードです。

また、息子は生後6-8か月ごろに何度も便秘を繰り返してたため、お風呂上がりにお腹を軽くマッサージすることが習慣でした。お風呂上がりなら服を脱がす必要もなく、保湿のついでに手間なく行えました。

息子はお風呂上がりに暴れる子だったので、毎日一連のマッサージははできませんでしたが、ある程度マッサージをするとうんちが出ることもありましたし、やっぱり2-3日出ないこともありました。

効果はあったり無かったりでしたが、親子のスキンシップだと考えると当たり前の行為ですね。

マッサージ中は赤ちゃんに声をかけながら行うと赤ちゃんも楽しんでくれます。歌を歌いながらマッサージしたり、「1、2、1、2」とリズムを刻みながら行うと良い声かけにもなります。日々の赤ちゃんとのスキンシップとして習慣にしましょう。



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