赤ちゃんや子供の鼻水・鼻づまりの原因は?肌荒れ・病気の注意点

赤ちゃんと聴診器

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鼻水は赤ちゃんの健康のバロメーター

赤ちゃんはいつも鼻水が垂れていたり、鼻が詰まっています。それは赤ちゃんが大人に比べて、鼻水が出やすく、鼻が詰まりやすい体質を持っているためです。

ところが、それを当たり前だと思ったママが、「赤ちゃんの鼻水・鼻づまりはいつものことだし。」と放置すると、赤ちゃんに起こっている身体の変化や潜んでいる病気に気付けなくなってしまいます。

鼻水はさらさら、ねばねばの状態や、無色、白濁色、緑っぽい色などの種類があり、「漿液性鼻漏(しょうえきせいびろう)」「粘液性鼻漏(ねんまくせいびろう)」「膿性鼻漏(のうせいびろう)」という3つの鼻水の状態にわかれています。

では、赤ちゃんや子供の鼻水が出る原因、鼻が詰まりやすい原因は何でしょうか。鼻水の何を見れば、赤ちゃんや子供の健康状態や今起こっている身体の変化を見抜くことができるんでしょうか。

今回は、赤ちゃん・子供の鼻水・鼻づまりの原因、気をつけたい肌荒れや鼻・耳の病気の注意点についてお話したいと思います。

赤ちゃんが鼻づまりを起こす原因

鼻づまり原因1.鼻が小さいため

赤ちゃんは鼻が小さく鼻腔も狭いため、大人に比べてすぐに鼻水が溜まってしまいます。そのため鼻づまりが起こります。

鼻づまり原因2.自分で鼻の通りをよくできないため

大人であれば鼻水が出ても、鼻をかんだり、鼻水をすすることで鼻づまりを解消できます(鼻をすするのはNG)。ところが、赤ちゃんや小さな子供は、鼻をかむこともすすることもできないため鼻づまりを起こします。

鼻づまり原因3.仰向け状態が多いため

赤ちゃんは仰向けで過ごすことが多いため、さらさらの鼻水でも自然に流れることが少なく、常に鼻腔内に鼻水が溜まった状態です。

鼻づまり原因4.小児副鼻腔炎のため

小児副鼻腔炎とは、急性副鼻腔炎や慢性副鼻腔炎(蓄膿症)のことです。赤ちゃんや子供は風邪をひくと急性副鼻腔炎になりやすく、その際に分泌される鼻水は粘り気があるため、鼻づまりを起こしてしまいます。

小児副鼻腔炎は長引く可能性があるので、以下を参考にして普段から予防するように心がけましょう。

鼻づまり原因5.鼻中隔弯曲症のため

鼻中隔弯曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)とは、鼻腔内の軟骨が曲がっているため副鼻腔に鼻水が溜まりやすく、鼻づまりを起こしやすい状態のことです。鼻中隔弯曲症の子供は、小児副鼻腔炎にもかかりやすくなります。

鼻中隔弯曲にかかる割合は、児童では70%、成人では90%と年齢とともに割合が高まります。つまり鼻中隔は、徐々に歪んでいくものですが、一部の赤ちゃんにも見られます。

参考|【鼻の病気のQ&A】<鼻中隔彎曲症>:社団法人 日本耳鼻咽喉科学会

肌荒れ・病気など鼻水・鼻づまりの注意点

鼻水には色や粘り気のタイプがありますが、どの鼻水の場合も注意しなければいけないことがあります。

注意点1.肌荒れの見極め

赤ちゃんは鼻水が出やすいため、気が付くと鼻水とよだれと涙と汗で顔がぐちゃぐちゃ……ということがよくあります。

鼻水は、細胞から分泌された粘液と血管からの浸出液、または最近やウイルスが含まれるものですが、赤ちゃんの肌には刺激があり、放置すると肌荒れの原因になることもあります。注意して定期的に鼻水を拭きとりましょう。

注意点2.急性中耳炎の見極め

赤ちゃんが鼻づまりを起こしていた場合、鼻水を吸引せずに放置すると、急性中耳炎になることがあります。とくに、風邪などが原因で出る膿性鼻漏(緑・黄色っぽい鼻水)は、中耳炎の原因になる細菌やウイルスが混ざっています。

注意点3.風邪など病気の見極め

基本的に赤ちゃんの普段の鼻水は、空気の乾燥、気温の変化、ほこり等に反応して出る鼻水なので、透明でさらさらした漿液性鼻漏です。

ただし、白っぽくなったり、粘り気がある粘液性鼻漏に変わってきた場合は、風邪など病気の初期症状の可能性があります。

赤ちゃんの鼻水の状態を観察して、発熱、ぐずり、食欲不振などの症状を伴っている場合は、病気を疑い、迅速な対応をとるようにしましょう。

注意点4.アレルギーの見極め

赤ちゃんは、まだどんなアレルギーを持っているかわかりません。成長の過程でアレルギーを見極めるのですが、アレルギー性鼻炎などのように鼻水が判断材料になることがあります。

赤ちゃんは多くのアレルギー性疾患を持っていることがあるため、鼻水が出続けている場合は、アレルギーの可能性も疑いましょう。

鼻水・鼻づまり放置はしない

赤ちゃんの鼻水・鼻づまりは、いつものことなので、ママは赤ちゃんの機嫌が悪くなければ放置することもあると思います。気が付いたらほっぺが鼻水でカピカピ……ということもありますね(^_^;)

ところが、赤ちゃんの肌は鼻水の刺激で弱くなっているため、強めに拭きとると肌荒れから炎症を起こすこともあります。また、赤ちゃんの鼻づまり解消を怠ってしまうと、中耳炎や蓄膿症になることもあります。

鼻や耳の病気は、数か月、数年単位のお付き合いの可能性もあるため、赤ちゃんの鼻づまりは積極的に解消してあげなければいけません。

たかが鼻水、されど鼻水です。赤ちゃんのころはこまめに鼻水ケアをして、3歳ごろに自分で鼻をかむことができるように、今からイメージをしておきましょう。

鼻をかむ行為は病気予防にとても重要なので、以下を参考にして子供にきちんと鼻のかみ方を教えてあげてください。