健康・病気

赤ちゃん・子供が熱中症になりやすい理由と熱中症を見抜くサイン

投稿日:2016年5月4日 更新日:

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外で遊ぶ子供、室内の赤ちゃん、どちらも熱中症が怖い

これだけ毎日暑いと、外で元気に遊んでいる子供、外で習い事を頑張っている子供が、熱中症にかからないか心配になります。

もちろん、大人なら誰でも、赤ちゃん、子供、高齢者が熱中症にかかりやすいイメージを持っていますね。

では、なぜ外で遊ぶ子供だけでなく、室内にいる赤ちゃんが熱中症にかかりやすいか、その理由を知っていますか。

わたしたち大人が熱中症を予防しようと思ったら、こまめに水分を取りつつ、身体を適度に冷やし、直射日光を浴びたり、室温が高くならないように気を付けます。つまり、意識をすることで熱中症を防ごうとします。

ところが、赤ちゃんや子供は持っている身体の機能、環境、知識が大人とは違うため、大人が考えているよりも熱中症にならないよう気をつけて見てあげなければいけません。

今回は、なぜ赤ちゃんや子供は熱中症にかかりやすいのか、赤ちゃんや子供に起こる熱中症の症状と熱中症の注意点などをお話したいと思います。

赤ちゃん・子供以外で熱中症になりやすい条件

赤ちゃん、子供、高齢者だけが熱中症になるわけではありません。いくつかの条件が揃えば、大人でも熱中症になる危険性は高くなります。

いつなるの?|熱中症予防・対策にひと涼み|熱中症予防声かけプロジェクト。

高齢者

高齢者になると、徐々に体温調節機能が低下していきます。赤ちゃんや小さな子供同様、身体に熱がこもって体温が上昇しやすいだけでなく、暑さやのどの渇きを感じにくくなるなど、感覚機能も低下しているため、気付いたら熱中症を発症している恐れがあります。

下痢や二日酔いなどで脱水気味の人

下痢をしていたり、二日酔いなどの人は、身体の水分が普段より少ないだけでなく、感覚機能も弱っている可能性があります。

疲れ気味、体調不良の人

普段より疲れていたり、風邪などで体調不良の人、何らかの病気を持っている人は、体温調節機能が低下することがあります。これは、普段の生活習慣で寝不足気味の人や三食をしっかり食べない人も当てはまります。

運動不足の人

汗をかいて運動をすることは、体温調節機能を維持するためにとても大切なことです。ただし、普段運動をしない人がいきなり運動をしたり、大量に汗をかく場面があると、熱中症になる危険性が高くなります。

肥満の人

太っている人は、皮下脂肪があることで体内の熱を蓄えてしまいます。そのため、体温が上昇しやすく、熱中症になる可能性があります。

暑さに慣れていない人

寒い地域に住んでいる人や暑さに慣れていない人は、暑さに適応する体温調節機能の感覚が鈍くなります。

赤ちゃんが熱中症になりやすい理由

「子供は外で遊ぶけど、赤ちゃんは外出しないから安心だわ。」と考えているママは気をつけてください。

熱中症は気温25℃前後から増え始めるため、気付いたら室内でお昼寝をしていた赤ちゃんが熱中症で体温が上がり、脱水症状を起こしていた……ということもあり得ます。

わたしたちは、どうしても熱中症に屋外のイメージを持っているため、赤ちゃんの様子を見ることを忘れ、身体の変化に気が付かず、熱中症を放置してしまう可能性があります。

身体が小さいため熱の影響を受けやすいため

熱中症の症状の1つは、身体の熱が上がってしまい、体温調節ができなくなることです。赤ちゃんの身体は小さいため、大人に比べて熱が上がりやすく、熱中症の危険性が増します。

体温調節機能が発達していないため

赤ちゃんは、大人のように体温の上げ下げをコントロールする機能が発達していません。人が体温を下げる場合は、血管を弛緩させ表面積を大きくして熱を放出したり、汗をかいて気化熱で体温を下げようとします。

赤ちゃんは、そんな体温調節機能が未発達のため、身体からうまく熱を放出できず、体温が上がったままになります。

水分が多く熱伝導率が高いため

大人の身体は60-65%ほどが水分ですが、子供はもっと水分割合が多く、赤ちゃんになると身体の75%ほどが水分です。水分は熱伝導率が高いため、水分の割合が多い赤ちゃんは、外気温の影響を受けて体温が上がりやすくなります。

腎臓で電解質の調整を行えないため

大量の汗や下痢によって身体の水分が不足すると、電解質も不足します。赤ちゃんは腎臓の働きが悪いため、身体の電解質割合が低い場合に、体外に出る電解質の再吸収が行えず、電解質異常を起こしてしまいます。

たとえば、低ナトリウムは頭痛やだるさなどの症状が起こり、低カリウムは不整脈や心停止を起こし、低カルシウムは手足のしびれをおこします。

言葉で体調不良を訴えられないため

赤ちゃんは頭が痛い、ふらふらする、のどが渇いた、身体が熱いなどを言葉で伝えることができません。そのため、ママが気づかなければ熱中症が進行します。また、1日の多くを寝て過ごすため、起きたときにはすでに熱中症になってるということもあります。

水分のろ過・再吸収機能が未熟なため

腎臓には、いらなくなった血液を腎臓でろ過して原尿を作り、原尿から再利用できる成分(と水分)を腎臓の尿細管で再吸収するろ過・再吸収の機構があります。

ところが、腎臓が未発達の赤ちゃんは、水分の再吸収をあまりできません。つまり、飲んだ水分がそのままおしっこやうんちとして出てしまうため、水分が不足しやすく、すぐに脱水症状につながります。

床に近いため熱の影響を受けるため

赤ちゃんは、立って生活する大人よりも床・地面が近いため、熱い空気を感じやすく、熱の影響をうけやすくなります。赤ちゃんが日中外で遊ぶことはないと思いますが、室内でも大人が感じるより、赤ちゃんの体感温度の方が高くなります。

子供が熱中症になりやすい理由

赤ちゃんと子供が熱中症にかかりやすい理由に大きな差はありません。ただ、赤ちゃんと子供では生活環境が違うため、ママが気をつけるべきことが少し変わります。

体温調節がまだうまくできないため

子供は、赤ちゃんと違って外で元気に遊びますが、実はまだ体温調節機能は発達中です。体温調節機能は、一般的に2-3歳までに大人と同程度になりますが、個人差でそれ以上かかる子供もいます。

もし、普段からすぐに顔が真っ赤になってしまう子供は、とくに熱中症に気を付けなければいけません。

地面の反射熱を受けやすいため

夏場は地面の照り返し熱(反射熱)がすごいですよね。子供は身長が低いので、大人よりも反射熱を多く受けています。駐車場などで遊んでいる子を見かけますが、アスファルトは照り返しが強いため、気を付けなければいけません。

遊びなどに熱中しやすいため

子供は大人と違って、自分の健康に気をつけようという意識・知識がありません。遊びに夢中になると、喉が乾いても気にしません。そのため、気付かないうちに体温が上がり、熱中症になってしまいます。

赤ちゃん・子供の熱中症は予防が大切

赤ちゃんと子供が熱中症になりやすい共通点はありますが、何もしていなければ、身体の機能が未発達の赤ちゃんの方が熱中症の被害を受けやすくなります。

一方、子供は赤ちゃんよりも身体機能は発達していますが、親が目を離すことで熱中症の被害を受けやすくなります。

どちらの熱中症対策も、周りの大人が様子を見てあげること、定期的に授乳や水分補給してあげること、高温多湿な部屋に長時間いさせないことが大切です。

子供が元気に遊んでいたとしても、定期的な休憩をとり、水分補給を忘れないで下さい。水分補給は、麦茶や薄めたスポーツドリンク(アクエリアスやポカリスエットイオンウォーター)などが良いでしょう。

また、初期の熱中症や脱水症状を起こしているかどうかを判断するために、子供に以下の症状が見られないかを注意深く見守ってあげてください。

熱中症・脱水症状を疑う症状
・元気よく遊んでいるのに汗をかいていない
・普段に比べておしっこの回数が少ない
・いつもより少し元気がないように感じる
・足がもつれたり、ふらふらしている
・顔がやけに熱くて赤い
・顔の血の気が引いて青い
・あくびがよく出る
・吐き気を感じる
など

赤ちゃんや子供は熱中症の進行が早いため、熱中症にならないようにどう予防するかがとても大切です。万が一、熱中症の疑いがある場合は以下の対応をとりましょう。


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まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

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