幼児音と幼児語の違いは?子供の幼児音はどう治せば良い?

投稿日:2019年4月20日 更新日:

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娘はまだ言葉がたどたどしい

娘が小学校に行き始めて少し経ちました。それほど大きく変わったことはありませんが、息子と娘を合わせて学童に迎えに行けることはとてもありがたいですね。

ただ、娘が小学生になったことは、まだ実感が湧きません。というのも、どう考えても息子が小学校1年生になったときよりも幼いからです。

身体つきが小さいわけではないのですが(むしろムチムチしている)、考え方も行動も幼いため、やはり何かと心配になります。もう1つ娘が幼く感じる理由は、言葉です。

娘はしゃべり方が少々舌っ足らずで、言葉の言い間違いが多いんです。つまり、「幼児音」がまだ治らないんです。さすがに幼児語は話さなくなりましたが、発音がたどたどしいため、幼さが抜けません。

では、子供の幼児音はどう治せば良いのでしょうか。

今回は、幼児音と幼児語の違い、子供の幼児音の治し方についてお話したいと思います。

幼児語と幼児音

幼児語(ようじご)とは

幼児語とは、赤ちゃんが生後10か月ごろから使う「まんま」「ぶーぶ」「あんと」など、3歳前後まで親との意思疎通に使われる言葉の総称のことです。一般的には、赤ちゃん言葉と呼ばれます。

幼児音(ようじおん)とは

幼児音とは、滑舌のせいで正確に発音することができず、話し方が幼児特有になってしまう言葉のことです。いわゆる舌足らずな話し方、話し言葉を指します。

たとえば、さ行が「しゃ・し・しゅ・しぇ・しょ」、た行が「ちゃ、ち、ちゅ、ちぇ、ちょ」などの「拗音(ようおん)」「拗長音(ようちょうおん)」になるため、「しぇんしぇー(先生)」、「ちゅみき(積み木)」などの発音になります。

幼児音・幼児語の原因

子供は、初めから正しい発音をできるわけではありません。たとえば、母音でも「あ」に比べて、「い」「う」は難しく、「え」「お」がはっきり発音できるのは3歳ごろです。

そのため、幼児音・幼児語の多くは、成長とともに正しく言えるようになっていきます。

ところが、5歳になっても幼児音や幼児語が残るのは、「構音障害」の可能性があります。と言っても、多くは「機能性構音障害」で、日々の練習によって少しずつ良くなるものです。

器質性構音障害
生まれつき唇、舌、口蓋、声帯などに形態異常があるため発音ができない障害

運動障害性構音障害
発声に関わる神経や筋肉の病気によって、思い通りに発音ができない障害

機能性構音障害
個人差による言語発達の遅れや発音の誤った習慣によって発音ができない障害

幼児音の治し方は

では、子供が機能性構音障害の場合、どのような練習をすれば幼児音は正しい発音になるのでしょうか。

とにかく日々子供に語りかける

子供の発音が拙くても、日々語りかけをして、発音のマネをする機会、発語の機会を作ってあげましょう。

赤ちゃんが聞き取りやすい語りかけのコツ
・口を大きく開けて話す
・ゆっくりした口調で話す
・一度目を見てから話す
・1対1の空間を作って話す
・擬音語・擬態語をたくさん使って話す
・二語文で話しかける
・こそあどは使わない

発音の間違い・言い間違いを強く指摘しない

子供の発音がおかしかったり、言葉を間違えた場合は、流さずに自然に訂正をしてあげましょう。ただし、「違う!」などとは言わずに、「しぇんしぇー」と言ったら、「先生ね。」とオウム返しをしてください。

子供は何度も言い間違いをするため、何度も優しくオウム返しをします。そのときは、できるだけスキンシップをを交えた方が良いですね。

しりとりなどの言葉遊びをする

うちでは、今でも夜寝る前にしりとりをしながら寝ます。しりとりは、発音の練習になるだけでなく、語彙を増やす勉強にもなります。また、「人の名前はダメ」「物の名前だけ」などのルールをくわえることで、考える力も養えます。

口の筋肉を動かす意識をする

子供は、まだ口・舌・喉の筋肉をうまく使えないことで幼児音になることがあります。そのため、ご飯はよく噛んで食べる、しっかりうがいをするなど、日常生活でうまく口周辺の筋肉を使うように導いてあげましょう。

正しい発音ができるまでの過程

口から正確な音を発するためには口・舌・喉、そして肺が協調しなければいけません。また、発声は、音によって難易度が異なります。

そのため、言葉を発し始めた子供の発音がたどたどしいのは当然ですし、発声する音に時期の差があることも当たり前のことです。子供がすべての音を正しく発するまでには、生まれてから5-6年ほどかかります。

子供が発声を身につける年齢
2-3歳代|ア・イ・ウ・エ・オ、タ・テ・ト、パ行、マ行、ヤ行、ン
2-5歳代|バ行
3-4歳代|カ行、ガ行、ナ行、チ、チャ行、ダ・デ・ド、ハ行、ワ
4-6歳代|サ行、ザ行、ツ、ラ行

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それぞれ上記の音を出してみるとわかりますが、音によって舌の使い方や空気の抜き方、唇の合わせ方などに違いがあります。わたしたちは普段何気なく言葉を話しますが、意識してみると、意外と複雑な音を出していることがわかります。

とくに4-6歳が習得の目安である「さ行」はうまく歯の間から空気を抜かなければ音が出ませんし、「ら行」は舌をうまく使わなければ音が出ません。

そのため、子供はとても難しいことを習得しようとしているんことを理解してください。

小学生の幼児音はグループ形成に不利になるかも

もちろん、難しいことをしているとは言え、機能性構音障害の子供がいつまでも幼児音で過ごして良いわけではありません。

いえ、個人の心情で言えば多少の幼児音が残っていたとしても構わないのですが、子供のことを考えるならば、やはりなるべく幼児音が出ないように矯正してあげた方が良いでしょう。

小学生になると子供の個性も明確になり、運動能力や勉強能力などの個人の能力差も少しずつはっきりしてきます。

そして、その能力がコミュニケーション手段になるため、能力に応じた集団を作るようになります。すると、集団の中での個のヒエラルキーの他に、集団同士のヒエラルキーもできていきます。

要はいっしょにいる友達のグループができあがるということです。これは良し悪しではなく、人が増えることで集団を作る人間の心理です。

そして、集団を作るの要素の一つに幼児音などの能力差が含まれる可能性があるわけです。そのため、親は子供が小学校生活に慣れ始める1年生の後半には幼児音を治しておきたいところです。

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まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

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