トワイライトステイとは?延長保育との違いは?利用条件や費用は

ママと話をする女の子

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夜間保育(トワイライトステイ)とは

トワイライトステイ(夜間保育または夜間養護)とは、地方自治体が行っている一時保育の一種で、一般的には夜の18時から22時までの間、または土日祝日など休日の決まった時間で、子供の保育ができない場合、保護者・養育者に代わって、一時的に子供を預かってもらう子育て支援サービスのことです。

トワイライトステイの内容は、各地方自治体で異なりますが、市区町村によっては子供を一泊預けられる支援サービスもあります。

トワイライトステイのサービス形態
・夜間18時-22時の一時預かり
・土日など休日の日中一時預かり
・夜間22時以降の一泊預かり

日中の一時保育の詳細に関しては、以下を参考にしてください。

トワイライトステイを行う施設は地方自治体によってさまざまで、専門の夜間保育を行う夜間保育所、養護施設、乳児院、支援センターだけでなく、民間の協力者宅ということもあります。

働く女性の中には、仕事が夜の18時以降に及ぶ人も大勢います。そのため、近年はとくにトワイライトステイの需要が高まっているのですが、使い方がよくわからない人も多いでしょう。

そこで今回は、トワイライトステイの使い方や利用条件、料金などについてお話したいと思います。

2017年2月現在の情報です。

その他の一時預かり事業などは、以下を参考にしてください。

トワイライトステイの利用基準・条件

トワイライトステイは、一時保育を夜間に行うサービスのため、その地方自治体で定められている一時保育や子どもショートステイの利用基準・条件によって利用することが可能です。

もちろん、他の一時預かりサービスと同じように、詳細は市区町村役所に問い合わせたり、ホームページで確認してください。

利用の理由

トワイライトステイ利用のために必要な理由は以下の通りです

・養育者の出産、病気、看護、冠婚葬祭、出張などで家庭での養育が困難なとき
・養育者の育児不安、育児疲れ、看護疲れ等の身体上・精神上の理由で養育が困難なとき
・その他、とくに必要と認められるとき
など

利用ができない場合

トワイライトステイを利用できない理由は以下の通りです。これらは各地方自治体だけでなく、各施設によって独自に決められている場合があります。

・子供がインフルエンザなどの感染症のとき
・子供が医療的ケアや介助を必要とするとき
・子供が極度の多動など、集団生活が営めないとき
・施設での受け入れ定員を超えたとき
など

トワイライトステイの利用詳細

トワイライトステイの利用要件などの詳細は、市区町村役所に問い合わせたり、ホームページで確認してください。

以下、中野区のトワイライトステイを例に挙げて、トワイライトステイの利用の特徴を見ていきます。

利用要件

中野区のトワイライトステイの利用要件は、中野区在住であり、保護者が仕事、病気等の理由により、夜間の時間帯において一時的に保育が困難であることとなっています。

病児保育ではないため、健康状態によっては子供を預けることができません。これは他の市区町村でも同様です。

受入対象年齢

中野区の場合、トワイライトステイの受入年齢は、3歳から小学6年生までの子供が対象になっています。

受け入れ年齢は各市区町村によって、1歳から18歳未満の間で設定されています。

わたしが調べた市区町村では18歳未満までが上限でしたが、18歳以降を受け入れている市区町村があるかもしれないため窓口で確認してください。

利用期間・休日

中野区の場合、トワイライトステイの実施は月曜日から土曜日まで、17時から22時までの間で必要な時間帯で子供を預ける事ができ、利用は月5回までとなっています。

各市区町村において、夜間保育(夜間養護)、休日保育(休日養護)、一泊保育(一泊養護)の実施時間や制限は異なるうえ、実施されていない場合もあるため、事前の確認は必要です。

利用定員

中野区の場合、中野区さつき寮でトワイライトステイが行なわれ、定員は1日最大2名までとなっています。

利用料金

中野区の場合、子ども1人あたり1日2,000円で、ひとり親世帯の場合は1,000円になります。ちなみに、夜間保育(夜間養護)、休日保育(休日養護)、一泊保育(一泊養護)を実施している呉市では、利用料金を以下のように定めています。

呉市のトワイライトステイ利用料金事例
・生活保護世帯の場合
夜間保育|0円
一泊保育|0円
8時間までの休日保育|0円
10時間までの休日保育|0円

・市民税非課税世帯の場合
夜間保育|350円
一泊保育|350円
8時間までの休日保育|350円
10時間までの休日保育|400円

・一般世帯の場合
夜間保育|800円
一泊保育|800円
8時間までの休日保育|1,350円
10時間までの休日保育|1,500円

また、施設への送迎は基本的に保護者が行いますが、送迎サービスがある地方自治体もあるため、事前に確認しておきましょう。

申込方法

中野区の場合、利用するために年度毎の登録申請が必要になります。登録は利用可能年齢の1か月前から窓口で受け付けているため、利用しない場合でも念のため登録しておくと良いでしょう。

実際に利用する場合は、利用する日の前月の15日から利用する日の前日の午後5時までに、実施施設の窓口、電話又は電子メールで予約を行います。

登録申込方法、実際の利用方法は地方自治体によって異なるため、早めに窓口で確認した方が良いでしょう。

トワイライトステイの内容

実際に子供をトワイライトステイに預けたときはどのような保育が行なわれるのでしょうか。また、必要な持ち物は何でしょうか。

保育内容

トワイライトステイで行なわれる保育内容は、日中に行なわれる保育ではなく、入浴や睡眠などの規則正しい生活習慣を身につける時間を過ごします。

休日保育(休日養護)の場合は、日中に行なわれる保育と同様だと考えて良いでしょう。

必要な持ち物

保険証のコピーと着替えは必要です。また、年齢によっておむつやミルクが必要になります。夕食は給食がある施設、お弁当が必要な施設などバラバラです。

必要な持ち物は施設によって異なるため、事前の確認は怠らないようにしましょう。

病気や緊急時の対応

トワイライトステイに預けた子供が急な発熱やケガなどをしてしまった場合は、通常の保育園と同様、ママや保育者に緊急連絡が入ります。

もちろん、その場合はすぐに迎えに行かなければいけないため、子供を預けてもそのことだけは忘れないようにしましょう。

延長保育とトワイライトステイの違い

ママの中には、「うちの園は夜まで延長保育してくれたり、宿泊もできるけど、トワイライトステイと何が違うの?」と思っている人もいるでしょう。

夜間に子供を預かってもらうという意味では、延長保育とトワイライトステイに明確な違いはありません。

通常、認可保育園の標準保育時間は11時間と定められていますが、保育時間が何時から何時までというのは保育園が独自で設定しています。

この標準保育時間を超えた保育を「延長保育」と言い、通常の保育料とは別に、延長保育料金が必要になります。つまり、保育園の基準によって延長保育が18時以降になれば、「夜間保育(保育園のため夜間保育)」という言い方もできるということです。

それに対してトワイライトステイとは、地域の一時預かりサービスとして認可保育園だけでなく、その他の施設などでも18時以降22時までの一時預かりサービスを行えるようにしたものです。

トワイライトステイは、現在の家庭環境が反映されてできたものなので、今後も実施する施設は増えていくでしょう(平成24年度時点で全国363箇所)。

もちろん、幼い子供を夜間に親元から離すこと、ましてや宿泊までさせることは、少なからず子供に負担があることは考えなければいけません。トワイライトステイ自体は有意義に活用しつつ、子供の精神的なケアも忘れないようにしたいですね。


参考|子どもショートステイ・トワイライトステイ | 中野区公式ホームページ
参考|地域子供・子育て支援事業について|内閣府
参考|ショートステイ・トワイライトステイ | くれ子育てねっと