赤ちゃんが1番泣く時期は?泣きやまない理由はパープルクライング?

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赤ちゃんが1番泣く時期は?泣きやまない理由はパープルクライング

投稿日:2019年3月28日 更新日:

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赤ちゃんが泣きやまない理由を知りたい!

赤ちゃんは泣きます。ひたすら泣きます。延々と泣き続けます。赤ちゃんが泣く理由はさまざまですが、基本的には「お腹が空いた」「眠い」「痛い・苦しい」「暑い・寒い」などを訴えるために泣いています。

そのため、赤ちゃんが泣いたらただ抱っこしてあやすのではなく、赤ちゃんに何が必要か、何を求めているのかを確認しながらあやさなければいけません。

「はーい、よしよしお腹空いたねー。あれ?飲まない……。」
「うん、おむつ気持ち悪いよねー。あれ?濡れてない……。」

誰もが、泣いている赤ちゃんをあやしながらこのような経験をしたことがあるでしょう。そんなときは、部屋の温度を確認したり、発熱がないか・どこか痛がっていないかなどを確認します……が、やっぱりわからない。

赤ちゃんは、わたしたち親が思いつく限りのことを確認しても、さらに泣き続けます。そして、30分-1時間ほど泣いて、いつの間にか疲れて眠ってしまいます。

しかも、起きたときはケロッとごきげんだったりするわけです。このような赤ちゃん特有の泣き方、泣きやまない理由を「パープルクライング」と言います。

今回は、赤ちゃんのパープルクライングの意味、そして赤ちゃんが泣きやまない理由についてお話したいと思います。

パープルクライングとは

パープルクライング(PURPLE Crying)とは、赤ちゃん特有の泣き方や泣く期間を表す言葉です。赤ちゃんが泣いて紫色になるからではなく、6つの特徴の頭文字から「PURPLE」と名付けられています。

What is the Period of PURPLE Crying? | PURPLECrying.info

PEAK OF CRYING|泣くピーク

PEAK OF CRYINGとは、泣くピークという意味です。

赤ちゃんがもっともギャンギャン泣くピークの時期は生後2か月目です。その時期の赤ちゃんは何をしても泣き続け、生後3-5か月ごろまで続く可能性があります。

UNEXPECTED|予想ができない

UNEXPECTEDとは、予想ができないという意味です。

赤ちゃんが泣く基本的な理由は「お腹が空いた」「眠い」「痛い・苦しい」「暑い・寒い」などですが、どれにも当てはまらずに泣くことがあります。

さらに、突然泣き始めたと思ったらすぐに泣き止んだり、すぐに泣き止むと思ったら30分泣き続けたりと法則やルールに当てはめることができず、本当に予測がつきません。

RESISTS SOOTHING|なだめても抵抗する

RESISTS SOOTHINGとは、なだめても抵抗するという意味です。

抱っこをしても、おっぱいをあげても、歌を歌っても泣き止まないどころか、「泣き止んでやるもんか!」と反抗しているかのように激しく泣き続けることがあります。

PAIN-LIKE FACE|痛そうな表情

PAIN-LIKE FACEとは、痛そうな表情という意味です。

赤ちゃんが泣いている顔を見ると、痛みを訴えている苦しそうな表情に見えます。そのためママは、何とかして赤ちゃんの苦しさをなくしたいとあやしますが、実際は痛みなどがない場合がほとんどです。

LONG LASTING|長続きする

LONG LASTINGとは、長続きするという意味です。

長続きするのは、もちろん赤ちゃんが泣くことですが、その長さは1日合計で5時間以上になることもあります。

生後2-3か月の赤ちゃんの睡眠時間は14-16時間ほどなので、起きている時間の半分以上泣いているということです。しかも、授乳時間を考えると、起きているときはほぼ泣いていることになります。

EVENING|夕方

EVENINGとは、夕方という意味です。

赤ちゃんは、夕方になると突然泣き始めます。これを「黄昏泣き(たそがれなき)」と言いますが、その原因はさまざまで特定できません。

その日の黄昏泣きが終わっても、夜には「夜泣き」があります。1日で黄昏泣きと夜泣きを繰り返すと、赤ちゃんを泣きやませることがほとほと嫌になってしまいます。

パープルクライングの時期はいつからいつまで?

赤ちゃんのパープルクライングがある時期を「パープルクライング期」と言います。このパープルクライング期は、いつから始まり、いつまで続くのでしょうか。

個人差はありますが、一般的にパープルクライング期は生後2週間から始まり、生後2-3か月のピーク(PEAK OF CRYING)を迎え、徐々に減って生後3-5か月ごろまで続くと言われます。

そのため、赤ちゃんが泣きやまないときは、「お腹が空いた」「眠い」「痛い・苦しい」「暑い・寒い」という基本的な原因を1つ1つ確認したうえで、泣いている理由がわからない場合は、「パープルクライング期だから仕方ないよね。」と思うしかありません。

5か月もの間、わけがわからずギャンギャン泣き続ける赤ちゃんをあやし続けることはとても大変なことです。

ただ逆に言うと、「赤ちゃんにはパープルクライングがあるから泣き続けるのだ。」と割り切れる理由があことを知っていると、心が少し落ち着きます。

パープルクライングは、赤ちゃんの正常な発達段階の過程で起こるもので、赤ちゃんならみんなこの段階を経て成長していくものなんです。

パープルクライングが起こる理由

大前提として、パープルクライングとは赤ちゃん特有の泣き方や泣く期間を表す言葉です。つまり、なぜ赤ちゃんが泣きやまないのかと問われれば、「赤ちゃんだから」と答えるしかありません。

そのうえで、パープルクライングが起きている理由として考えられるのは、赤ちゃんが何かに対して不快感を感じているためです。

身体的に不快感を感じているため

たとえば、基本的な不快感とは「お腹が空いた」「眠い」「痛い・苦しい」「暑い・寒い」などですが、これらはママも確認しやすいものですね。それだけであれば、不快感を解消することで赤ちゃんは泣き止みます。

ところが、「身体の一部分がむずがゆい」「髪の毛があたってチクチクする」「わたぼこりでくすぐったい」なども不快を感じて、赤ちゃんが泣く原因になります。

身体を自由に動かせるわたしたちと違い、赤ちゃんはかゆいところをかくこともできません。そんなときは、泣いて訴えるしかありません。でも、赤ちゃんが泣きやまない姿を見て、どこかがかゆいのかもしれないなんて想像もつきませんね……。

精神的に不快感を感じているため

精神的な不快感とは、「何となく寂しい」「何となくイライラする」「何となく不安」などです。大人もこのような感情になることはありますが、何らかの気分転換をして気持ちを切り替えようとします。

もちろん、赤ちゃんは感じている不快感を解消することはできません。ママが一生懸命あやしていても、実は放っておいて欲しい気持ちなのかもしれません。

泣きやまない赤ちゃんへの対処

では、泣きやまない赤ちゃんにはどのように対処すれば良いのでしょうか。

泣きやまない赤ちゃんを何とか泣きやませたい、ニコニコさせたいと思っても、何が原因で泣いているのか、そもそも赤ちゃんに泣きやむ気があるのかはわかりません。

そのため、パープルクライングという概念があるんです。

赤ちゃんが泣きやまないことは仕方がないことです。ママの育児が悪いわけでも、赤ちゃんのせいでもありません。そもそも、あやしても意味がないかもしれません。

そして、パープルクライングは長くても生後5か月ごろには終わります。そういうものなんです。とは言え、単純に赤ちゃんを放置して良いわけではありません。対処法は以下の3つを守ることです。

パープルクライングの対処法
・抱いて、なだめて、歩いて、話しかける
・その場を離れてリラックスしてまたみる
・決して強く揺さぶらない

赤ちゃんが泣いたら、いつも通り抱っこをしたり、話しかけるなどしてあやしましょう。赤ちゃんが泣きやまないときは、一旦赤ちゃんから離れてリラックスしましょう。できるだけイライラせず、赤ちゃんを強く揺さぶらないことが大切です。

パープルクライングを知るべき理由

ママは、赤ちゃんにパープルクライングがあることを知っておかなければいけません。その理由は2つあります。

赤ちゃんが泣きやまないことに責任を感じないため

何度も話している通り、赤ちゃんはなぜ泣くのかわからない時期があります。そもそも理由があるのかさえわかりません。その時期の赤ちゃんは、誰があやしても泣きやまないかもしれません。

赤ちゃんはそういう生き物だと割り切って過ごすことが、ママの育児ストレスの軽減につながります。

揺さぶられっ子症候群を防ぐため

泣きやまない赤ちゃんに対して、イライラすることもあります。そこで、つい強く赤ちゃんを揺さぶってしまうと、揺さぶられっ子症候群(乳児揺さぶられ症候群)を発症してしまいます。

揺さぶられっ子症候群の原因
1.頭を2秒間に5-6回揺さぶる
2.体を10秒間に5-6回激しく揺さぶる
3.体を20分間左右に揺さぶる
4.「高い高い」で空中に投げてキャッチを繰り返す
5.急激に持ち上げゆっくり下ろすを繰り返す
6.ゆりかごに入れて大きく何度も揺さぶる
7.新生児用ではないチャイルドシートに長時間座らせる

赤ちゃんは、決して泣きやませなければいけないわけではありません。

突発的な虐待を防ぐために

子供の虐待のおよそ2割が3歳未満の乳幼児に対するものです。そして、加害者の6割近くが実の母親です。

とくに乳児に対する虐待は頭部外傷が多く、これは揺さぶられっ子症候群によるものだと考えられます。

つまり、どうしても泣きやまない赤ちゃんにイライラして、つい強く揺さぶってしまった結果、揺さぶられっ子症候群が起きている可能性があります。

このような突発的な虐待を防ぐためには、ママのイライラを防ぐ必要があります。イライラの原因になるのは、「なぜ泣きやまないの?」「なぜ言うことを聞いてくれないの?」「なぜうまくできないの?」という「なぜ」の気持ちです。

もし、揺さぶられっ子症候群を起こしてしまったママが、パープルクライングの存在と意味、そして期間を知っていたら、突発的に虐待に至る可能性は少なかったのではないでしょうか。

赤ちゃんのパープルクライングを知ることは、イライラの気持ちを抑えることにつながります。もしこれから赤ちゃんを授かるお友達がいるなら、ぜひ教えてあげてください。


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まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

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