初めてのうんちが黒い理由は?胎便の成分や量、病気との関係

ママびっくり!赤ちゃんの初めてのうんちが黒い理由は?

投稿日:2019年3月8日 更新日:

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赤ちゃんのうんちが真っ黒!

出産後の赤ちゃんが、初めてうんちをするのはいつか知っていますか。個人差はありますが、赤ちゃんの初めての排便は、出産から12時間以内に行われます。

赤ちゃんの初めてのうんちを「胎便(たいべん)」と言いますが、初めて胎便を見たママは、きっとびっくりします。なぜなら、胎便は真っ黒だからです。

胎便

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赤ちゃんがこんなに真っ黒なうんちをするのは、理由があります。そして、赤ちゃんが胎便を出し切ることはとても大切なことなんです。

今回は、赤ちゃんの胎便が黒い理由、胎便のトラブルで起こる病気についてお話したいと思います。

胎便(たいべん)とは

胎便とは、赤ちゃんが初めて出すのうんちのことで、緑がかった黒っぽい色をしています。質感はべっとりとした泥状でネバネバしていますが、匂いはありません。

胎便は、地域によってカニババ、蟹屎(かにくそ)胎屎(たいし)とも呼ばれます。

新生児の多くは出産から12時間以内に胎便を排泄しますが、もし出産から2日以内に初めての排便が見られない場合は、消化器系の異常を疑います。

胎便の量

胎便の総量は100-200グラムほどですが、赤ちゃんは胎便を一度に排泄できるわけではなく、数回に分けて排泄します。

胎便の成分

胎便の成分は、羊水の不用な成分(腸壁上皮細胞、胎児の髪の毛、胎児の脂肪、腸粘液、胆汁粘液など)が蓄積されたもので、80%以上が水分、残りはムコプロテイン、脂肪、コレステロールなどの固形成分です。

また、胎便には胆汁が混じっているため、ビリルビンという成分も多く含まれています。

胎便~移行便~通常便の変化

胎便は、初めての排便から2-4日かけてすべて排泄されますが、その過程で黒緑色の胎便に黄色が混じった移行便になり、少しずつ黄色みが強くなっていきます。

さらに、移行便から黄色い粒が入った黄色顆粒便に変わり、その後、茶色っぽい通常便に変わっていきます。

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胎便・移行便・黄色顆粒便

胎便:胎便是嬰兒在母體內就已經形成的糞便。懷孕20周以上,在胎兒腸道中便存在有胎便, -華人百科

胎便と授乳

赤ちゃんの胎便が排泄されはじめ、徐々に黄色顆粒便や通常便に移行するためには、初日-4日目までの授乳が大切です。

赤ちゃんは、授乳によって排便反射が起きることで、胎便の排泄が促されます。

排便反射とは、胃の中に食べ物が入ると信号を受けて大腸が蠕動運動(ぜんどううんどう)を始め、直腸にうんちが到達すると直腸内圧を高めうんちを出す準備に入ります。そこで、便意を感じて肛門括約筋(こうもんかつやくきん)が緩み、排便に至る反射を言います。

そのため、もし赤ちゃんが母乳不足になってしまうと、胎便の排泄が阻害され、それがトラブルにつながる可能性があります。

胎便と病気の関係

赤ちゃんの胎便は、場合によって病気などのトラブルを起こします。

新生児黄疸(母乳性黄疸)

赤ちゃんは肝臓の機能が未熟なため、うまくビリルビンを無毒化して排出することができません。そのため、ビリルビンが大量に血中に存在すると黄疸症状が現れます。

胎便にはビリルビンが多く含まれているため、授乳量を増やして早めに排出しなければ、新生児黄疸(母乳性黄疸)の原因になります。早期新生児期に胎便の排泄が遅れると、胎便中のビリルビンが腸管から再吸収され、高ビリルビン血症に至ります。

胎便吸引症候群

胎便吸引症候群とは、赤ちゃんが胎内で羊水といっしょに胎便を吸引することが原因で、出産後に肺呼吸を始めた際、胎便が気管支などの呼吸器に詰まって呼吸困難を起こす病気のことです。

胎便吸引症候群の多くは、出産後の呼吸確保時に気管支内の胎便を吸引することで解決しますが、吸引が困難な場合は、吸い込んだ空気を吐き出せずに気胸を起こしたり、重症になると新生児死亡に至る可能性があります。

また、胎便による羊水汚染(MSAF)によって肺炎などの感染症を起こす場合もあります。

赤ちゃんは、妊娠10週ごろから羊水を飲んで排尿をすることで、消化器機能と腎機能を高めていますが、排便は行いません。ところが、臍帯巻絡などの酸素欠乏によってストレスを受けると、反射的に羊水内に排便をすることがあります。

そのため、胎便で汚染された羊水を飲み込んでしまい、胎便吸引症候群の原因になってしまいます。

胎便吸引症候群 - 19. 小児科 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

胎便はおしりにくっついてなかなか取れない

出産後は、入院中に赤ちゃんの授乳やおむつ替えを行います。そのため、胎便の処理をすることもあるでしょう。

胎便は赤ちゃんの通常のうんちよりもネバネバして水分が少ないため、少し放置すると乾いておしりにこびりついてしまいます。

産まれたばかりの赤ちゃんのおしりはとてもデリケートなので、胎便で荒れてしまわないように、早めにきれいに拭き取らなければいけません。

おむつ替えの際は、おしりふきはできるだけ肌に優しいもので、水分が少ない場合はぬるま湯を少し足してから拭いてあげましょう。大人の感覚でゴシゴシ擦ると、切り傷になって菌が繁殖することもあるため、ゆっくり丁寧に拭いてください。

また、胎便を放置しないように、授乳をしたら1時間後におむつをチェックしてあげるなど、こまめなおむつ交換を心がけるとなお良いですね。

胎便は2-4日以内にはすべて排泄されるため、退院するころには緑がかった黄色いうんちに変わっているはずです。

子育ては科学的に学ぶ時代

子育ては日々変化しています。今日OKな子育てが、明日はNGになるかもしれません。

「なんで泣き止んでくれないの?」「わたしの言うこと聞いてよ!」「もっとしっかり食べてほしいのに……。」こんな悩みを解決する子育てはできてますか?

今もっとも正しい方法は、脳科学や心理学的を使った子育てです。赤ちゃんや子供の心を理解できれば、子育てがもっと楽しくなります。

まーさ
わたしも保育士として、年10回は発達心理学、栄養学、衛生管理学などの研修を受けます。

保育士が心理学を学ぶのは当たり前。幼児教育に力を入れる園ほど研修は多いです。子供の気持ちを知りたいママは、以下から資料を取り寄せてみてください。

子供の気持ちを理解できるようになって、乳幼児教育アドバイザーという第二の人生を始めてもいいですね。

昔からの子育てには正しい方法もありますが、ママが辛いだけの方法もあります。「うちの子かわいい!」がずっと続くよう、楽しい子育てをしてください。

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まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

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