マタニティハイの原因は?妊婦が幸せでも友人の迷惑になる行為…

喜ぶ女性

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妊婦がハイテンションなのは良いこと?

妊娠中に不安やストレスを抱えて気分が落ち込むことを「プレグナンシーブルー」と言いますね。または、産前うつということもあります。

プレグナンシーブルーと産前うつに明確な違いはありませんが、症状の重さで区別する場合があります。以前、妊婦が抱える不安をご紹介しました。以下の不安は多くの人が抱えるものです。

妊婦の心理的変化
1.生活の変化による不安
2.体と心の変化による不安
3.パパに対する不満と不安
4.出産に対する不安
5.子育てへの不安
6.経済的な不安
7.コミュニティが変化する不安

このように妊娠をしたことで不安は抱えるものの、妊娠は多くの女性にとって喜びを感じる出来事でもあります。

「大好きな人との愛の結晶を授かった。」「待ち望んだ赤ちゃんを妊娠できた。」「尊敬する母のようになる準備ができた。」など、将来の希望に満ちて、気持ちが充実する変化を感じる人もたくさんいるでしょう。

でも、妊娠したことが嬉しすぎて、普段の自分とは違うハイテンションが続いてしまうことがあります。これを「マタニティハイ」と言います。

気分が落ち込んでいるわけではないので悪くないように思いますが、マタニティハイはプレグナンシーブルーとは違うことに気をつけなければいけません。

今回は、妊婦にマタニティハイが起こる原因、マタニティハイによって周囲に与える影響についてお話したいと思います。

マタニティハイとは

マタニティハイとは、妊娠したことで気持ちが高揚し、普段の自分よりもハイテンションが継続する状態を言います。

妊娠したことが嬉しいのは多くの女性に共通する感情ですが、マタニティハイの症状は妊娠による女性ホルモンの分泌も関係しています。

女性は、妊娠によって「セロトニン」などが大量に分泌されることで、急激に気分が高揚します。セロトニンは脳内で働く神経伝達物質の一種で、人間の精神に大きな影響与えます。

さらに、妊娠した体を助けるために「エストロゲン(卵胞ホルモン)」や「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という女性ホルモンも分泌されます。女性ホルモンが大量に分泌されるとホルモンバランスが崩れて、情緒不安定な状態を作ります。

神経伝達物質と女性ホルモンの分泌には個人差があるため、マタニティハイ、プレグナンシーブルーのどちらも経験する人もいますし、経験しない人もいます。

また、神経伝達物質やホルモンバランスだけではなく、妊娠による体調や体型の変化、環境の変化を実感し、喜びが大きくなってマタニティハイになる女性もいます。

妊婦のマタニティハイによる影響

「幸せでハッピーな気持ちが維持できるなら、不安やストレスを感じるよりもよっぽど良い!」と普通は思います。

ところが、ハイテンション過ぎて失礼な態度や空気の読めない言動をする人をどう思うでしょう。……もし、自分が気づかずに周囲から「うざい。」と思われているとしたら……これがマタニティハイの恐怖です。

影響1.赤ちゃんグッズを買い漁る

出産はまだ先なのに、やたら部屋が赤ちゃんグッズで溢れかえっている人がいます。10冊、20冊……。「もっと勉強しなきゃ。」と毎日育児書を読み漁る人もいます。

たしかに、妊婦健診の度に赤ちゃんが成長していることがわかり、ずっと楽しいままという気持ちはわかりますが、赤ちゃんとの生活はまだスタート地点にも立っていません。

今は体や頭を休めて、少しずつ出産に向けた準備をすれば良い時期なんです。

影響2.赤ちゃんの名前は譲れない

マタニティハイになると、赤ちゃんの名前をずっと考え続けてしまうと言います。

「可愛い赤ちゃん!わたしのお姫様が産まれてくる♪他に誰もいない思いっきりキラキラした、特別な名前をつけてあげなきゃ可哀想!!」

……そして気が付いたら、たしかにお姫様っぽくてキラキラしてるけど、誰にも読めない不思議な名前を心に固く決めてしまいます。

どれだけ可愛くても、人生で赤ちゃんの時期は1年しかありません……。子供っぽい見た目はせいぜい10年です……。もう少し冷静に子供の未来を考えて、キラキラしすぎな名前は避けましょう。

影響3.他人に結婚や妊娠を勧めてしまう

マタニティハイの女性は、妊娠が嬉しすぎて、まだ結婚していない友達に結婚を勧め、妊娠していない友だちに妊活を勧めてしまいます。でも、結婚も妊娠も人によってはセンシティブなお話しです。

妊娠したくても不妊に悩む女性はたくさんいます。しかも、その悩みはその女性だけではなく、夫婦で共有している大きな悩みです。そのため、相手を傷つけるだけでは済まない問題に発展する場合もあります……。

影響4.挨拶状や年賀状にマタニティフォトを使う

年賀状にマタニティフォトを使う女性……正直誰も興味はないと思います(^_^;)

可愛い赤ちゃんや子供の写真なら、家族の成長を伝える意味がありますが、大きなお腹の写真を見せられてもとくに言うことはありません。

しかも、暑中見舞い、残暑見舞い、寒中見舞いなど、これまで誰にも送ったことのない季節の挨拶状にも妊娠の報告やマタニティフォトを載せ、明らかに浮かれ気分……。

これも場合によっては相手を不快にさせてしまう可能性があります。

影響5.SNSで妊娠状況の報告

SNSに載せる写真は、友だち同士で楽しいひと時を過ごしているものならOKです。内輪で盛り上がっているだけですからね。

ところが、妊娠の経過情報やエコー写真などをSNSにあげてしまう女性がいます。たしかに、初めはみんなから「おめでとー」「可愛い子生んでねー」「赤ちゃん見せてー」なんて言われるでしょう。

そんな反応に「あぁ……わたしの幸せをみんなに共有できてる……♪」なんて思うかもしれません。

妊娠中は楽しかったり苦しかったりして、日々ドラマが起こります。でも、妊婦健診の度にエコー写真をSNSにあげられても、日常生活を過ごしている友達は反応に困ります。

影響6.妊娠報告があまりにも早過ぎる

初めての赤ちゃんを妊娠してテンションが上がっているのはわかりますが、安定期に入るまでは流産の危険が高いことを忘れないで下さい。

年齢によって違いますが、妊娠全体の13-15%ほどが流産になります。わたしも一度経験しています。

もちろんわたしは、安定期までは母親と夫以外には誰にも言わないようにしていましたが、流産のときのショックを思うと、本当に言わなくて良かったと思います。

影響7.妊婦同士でいつも共感できると勘違い

妊婦は女性ホルモンやその他の影響で情緒不安定な状態のため、今日はテンションがハイな状態でも、明日ブルーになるかもしれません。

精神状態が安定しにくい日も多いため、妊婦がいつもハッピーだと勘違いしてはいけません。また、妊娠中はさまざまな病気にかかったり、不安を感じる出来事もたくさん起こります。

楽しい気分をいつも共有したいと思って毎日妊婦同士で連絡を取り合って、共感の押し売りをするといつの間にか嫌われてしまうかもしれません。

自分ではマタニティハイに気付きにくい

マタニティハイの女性は、自分ではなかなか気が付きにくいものです。旦那さんも「テンション高いけど、とりあえずイライラしてないし良いよね……。」程度にしか思わないかもしれません。

妊婦の感情の起伏に共通する症状としては、「なかなか人の話を受け入れない。」ということですね……(^_^;)

ハッピーな気分も、ブルーな気分も、妊婦だからという特別な理由があるため、旦那さんや子供がいない女性の助言は耳に入ってきません。

そのため、経験豊かな人生の先輩や母親、お姑さんなどからアドバイスが貰える環境を作っておけると良いですね。先輩や年配の女性に優しくたしなめてもらったり、励ましてもらえる環境がある人は幸せだと思います。

みなさんも知らず知らずのうちに、周囲を巻き込んでいないか注意しましょう。

また、マタニティハイのまま出産に突入すると、出産後に産後ハイという症状に至る場合があります。出産後もうざい……ということです。どちらも気を付けましょうね(^_^;)