ベビーシート・チャイルドシート・ジュニアシート・兼用シートの違い

投稿日:2017年1月10日 更新日:

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

赤ちゃんから6歳未満の乳幼児を車に乗せる場合は、運転者にチャイルドシートの着用義務があります。

チャイルドシートは法律で定められた義務だからではなく、もしものときに赤ちゃんや子供の命を守るために必ず正しくく使用するべきものです。

ではどんなチャイルドシートを選べば良いか……さまざまなメーカーが毎年新しいモデルのチャイルドシートを販売していて、ざっと数百種類はあります……。

値段も5,000円から5-6万円以上までピンきりで、何を選んで良いかわかりません。

たしかにチャイルドシートは機能や新旧で値段が違いますが、そもそも年齢や体重、身長によって「ベビーシート」「チャイルドシート」「ジュニアシート」に分かれています。

高価なチャイルドシートを使っていても、種類が間違っていると赤ちゃんが危険です。

そこで今回は、ベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシート、兼用チャイルドシートの違いと利用方法についてお話したいと思います。

新生児・乳児用のベビーシートとは

新生児・乳児用のベビーシートとは、新生児からおよそ1歳ごろまでの乳児が使うチャイルドシートのことです。

ベビーシート使用時期の目安
年齢目安|新生児から1歳ごろ
体重目安|13kg未満
身長目安|70cm以下

新生児はまだ首がすわっていないため、背もたれの角度が緩やかになっており、赤ちゃんを寝かせて使うタイプが一般的です。

ベビーシートを取り付ける向きは、車の進行方向に対して後ろ向きに使用する「シートタイプ」と、横向きに使用する「ベッドタイプ」に分かれます。

また、ベビーシート自体が軽量のため、種類によっては簡易的なベビーキャリーとして取り外して使用できるタイプもあります。

ベビーシートの特徴

ベビーシートは、45度の傾斜がついて身体を包み込む形をしていることで、衝突などの衝撃を背中で分散させる役割と赤ちゃんが苦しくない空間を作る役割を持っています。

取り付ける車のシートによっては45度以下になる場合もあるため、クッションなどを使って赤ちゃんの腰を少し上げるか、ベビーシート自体を上げる必要があります(付属クッションがある場合も)。

1歳近くになると赤ちゃんの身体が大きくなるため、ベビーシートが狭くなります。そのため、狭いベビーシート内で、衣服が赤ちゃんの口元を塞がないよう、とくに冬場は車内をエアコンで温めた後は首周りをすっきりさせるケアが必要です。

幼児用のチャイルドシートとは

幼児用のチャイルドシートとは、生後9-10か月から4歳ごろまでの幼児が使うチャイルドシートのことです。

チャイルドシート使用時期の目安
年齢目安|生後9-10か月から4歳ごろ
体重目安|9kg-18kg未満
身長目安|65cm-100cm以下

1歳近くになると子供の首や腰がしっかりするため、幼児用のチャイルドシートは背もたれが高く、角度もある程度つけられています。リクライニングするタイプもあるため、ゆったりとひとり座りが可能です。

幼児用のチャイルドシートから、ようやく子供を車の進行方向に向けてセットできる「シートタイプ」になるため、ママも運転席から振り返れば、子供の顔を見ることができるようになります。

チャイルドシートの特徴

4歳までの幼児専用のチャイルドシートは、多くが5点式ハーネスがついたものです。5点式ハーネスとは、両肩、腰の両サイド、股の間の5点で固定するベルトのことで、大きくなった子供の身体をしっかりと固定する役割を果たします。

この時期の子供は、チャイルドシートを嫌がるものです。ある程度自由に身体を動かせるようになるため、力づくでチャイルドシートから抜けようとします。

初めは泣きわめきながら必死に暴れて、チャイルドシートから抜けようとしていた子供も、慣れてくると静かに脱出していることがあるので厄介です……(^_^;)

子供が脱出しないためには、子供を座らせてから肩部分のハーネスに空間ができないようにハーネスを留めたうえで、ベルトに緩みがないように調節しなければいけません。

学童用のジュニアシートとは

学童用のジュニアシートとは、主に4歳以上の子供が使うチャイルドシートのことです。

ジュニアシート使用時期の目安
年齢目安|4歳から6-10歳まで
体重目安|15kg-36kg未満
身長目安|140cm未満

ジュニアシート自体にはベルトがありません。ジュニアシートはシートに子供を固定するのではなく、車のシートベルトを直接使うために座高を高くすることを目的としています。

また、座高を高くすることが目的のため、背もたれ付きと背もたれなしのタイプ(ブースター)に分かれています。

ジュニアシートの特徴

ジュニアシートの背もたれは、取り外しが可能なタイプがあります。6歳前後までは背もたれがあるタイプを使い、それ以降は背もたれを外して身体の大きさに対応するなど、使いやすい方法を取りましょう。

また、道路交通法ではチャイルドシートの着用義務は6歳未満となっていますが、6歳はほぼ全ての子供の身長が140cm未満です。そのため、子供の安全を確保するためにも、子供の身長が140cm(4年生の平均身長)になるまでは、ジュニアシートを使うようにしてください。

兼用チャイルドシートとは

「チャイルドシートを買い換えるとお金がかかるな……。でも、子供を守るためだし仕方ないか……。」

気持はわかります。でも、諦めないでください。兼用チャイルドシートというものがあります。

兼用チャイルドシートとは、「新生児から4歳まで」「4歳から11歳まで」「新生児から6歳まで」などメーカー設計によって、ベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートを兼用できるチャイルドシートのことです。

兼用チャイルドシートに決まりはありませんが以下のタイプをよく目にするため、年齢と体重を合わせて探してみましょう。

乳児・幼児兼用シート

使用年齢目安|新生児から4歳くらいまで
使用体重目安|18kg未満

乳児・幼児兼用シートを取り付けたら、新生児から1歳未満はチャイルドシートを回転させて後ろ向きで使用し、1歳以降は前向きで使用します。ただし、4歳以降はジュニアシートが必要です。

幼児・学童兼用シート

使用年齢目安|1歳から6歳まで、11歳までなど
使用体重目安|9kg-36kg未満

幼児・学童兼用シートは、体重9-10kg以上でひとり座りできる子が主に使いますが、体重18kg以上の子が使う場合は背もたれ部分を外して、ジュニアシートとして使用できます。ただし、0歳から1歳の間に車に乗せる機会がある場合は、ベビーシートが必要です。

乳児・幼児・学童兼用シート

使用年齢目安|新生児から10歳前後まで
使用体重目安|36kg未満

乳児・幼児・学童兼用シートはシート全体がリクライニングしたり、いらないパーツを取り外して、新生児から10歳前後の子まで10年ほど使えます。

このタイプのチャイルドシートは買い換える必要がないため便利で経済的ですが、機能性が高くないことと長く使うため壊れやすいことがデメリットです。

子供に合わせてチャイルドシートを選ぼう

ベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートの値段はピンキリですが、決して安いものではありません。

チャイルドシートはたまにレンタカーだけ使う家庭でも必要ですし、子供の安全のために古いタイプを使うことは躊躇しますよね。

我が家では、コンビの乳児・幼児兼用シートを息子と娘が使いまわし、1人1台ジュニアシートを購入したため6万円ほどの出費でした。年子だともっとお金がかかります。

我が家のチャイルドシート事情
乳児・幼児兼用シート|40,000円×1台(息子→娘)
ジュニアシート|10,000円×1台(息子)
ジュニアシート|10,000円×1台(娘)
--
合計|60,000円

高い……ですね……。わたしは利用できませんでしたが、チャイルドシートの購入に助成金が出たり、レンタル制度を展開している自治体もあるため、一度調べてみてください。

チャイルドシートは子供がある程度大きくなっても使うものですし、高価なものなので、しっかりと家族で話し合って購入するか、一時的にレンタルするかを決めるようにしましょう。

まーさ
以下からお気軽に、TwitterやFacebookでシェアしてもらえるとうれしいです☺️
  • この記事を書いた人
アバター

まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

Copyright© 育児ログ , 2020 All Rights Reserved.