3-4か月健診の項目や体重目安は?必要な持ち物と注意点

投稿日:2019年4月24日 更新日:

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

3-4か月健診は首すわりが気になる?

乳幼児期に受ける健診はいくつかの種類がありますが、赤ちゃんが生後3-4か月になると、生後1か月健診に続いて、2回目の乳幼児健診を受ける必要があります。

これを「3-4か月健診」と言います。地域によっては「4か月健診」と言う場合もあります。

赤ちゃんの生後3-4か月と言うと、首がすわる子が増える時期です。そのため、3-4か月健診では首すわりの発達の遅れを気にするママが多いと思います。

首すわり時期の目安
生後02-03か月未満:11.7%
生後03-04か月未満:63.0%
生後04-05か月未満:93.8%
生後05-06か月未満:98.7%
生後06-07か月未満:99.5%

ただ、それ以外にも3-4か月健診で診るべき部分はたくさんあります。

そこで今回は、3-4か月健診で診る項目と注意点などについてお話したいと思います。

3-4か月健診とは

3-4か月健診とは、生後4か月に入った赤ちゃんが、身長・体重などの身体測定や病気の早期発見だけでなく、月齢・年齢に合わせた成長や機能の発達を確認するために行う健康診査のことです。

乳幼児の定期健診(集団検診)
・3-4か月健診
・1歳6か月健診
・3歳健診

乳幼児の任意健診(個別健診)
・1か月健診
・6か月健診(生後6-7か月)
・9か月健診(生後9-10か月)
・1歳健診
・2歳健診

3-4か月健診を受ける場所

3-4か月健診は、定期健診(集団検診)のため、保健福祉センターが主ですが、他には自治体が指委託した小児科、指定した公民館などの施設で、決められた日に実施されます。

3-4か月健診の時期

3-4か月健診の時期は、赤ちゃんが生後4か月に入ってから実施されます。日程は市町村によって異なり、誕生月によって健診実施月日が決められています。

3-4か月健診健診の具体的な日程は、担当地域の保健センターから、1か月以上の余裕をもって「健診のおしらせ」が郵送されるので、そちらで確認してください。

日程の予定が合わない場合は、保健福祉センターに問い合わせて日程を変更することができます。地域によっては満6か月になる前日まで受けることが可能です。

3-4か月健診にかかる時間

3-4か月健診にかかる時間はおよそ1時間-1時間半ほどですが、集団健診は込むことが予想され、場合によってはそれ以上になることもあります。

3-4か月健診で診る項目

赤ちゃんの3-4か月健診の具体的な項目は以下の通りです。ただし、医師によって確認方法や診る箇所、判定と対応方法が若干変わる場合があります。

乳幼児健康調査身体診察マニュアル | 国立成育医療研究センター

身体の発育状態

赤ちゃんの発育状態や脳の成長を確認するため、身長、体重、頭囲などを測ります。体重は乳児発育曲線に沿った増加をしているか確認します。

赤ちゃんは生後4か月時点で、体重が6-8kgほどになります。体重増加や目安体重には個人差がありますが、極端な場合(3パーセンタイル未満、97パーセンタイル以上、または曲線を2つ以上横切るように体重が増えている場合など)は経過観察になります。

男子乳幼児発育曲線
男子 乳児身体発育曲線

女子乳幼児発育曲線
女子 乳児身体発育曲線

平成 22 年乳幼児身体発育調査報告書(概要)|厚生労働省

また、小頭症・大頭症の確認、手足の左右のバランスなども合わせて確認します。

精神の発育状態

近くで目を合わせり、話しかけたり、おもちゃを見せてあやしたときに笑うかを確認します。この時期に赤ちゃんが笑うのは、認知機能が少しずつ発達して、生理的微笑から社会的微笑に移行しているためです。

また、赤ちゃんが声かけに応じて、「あー」「うー」などのクーイングを返すかを確認します。笑わない、声がでない、視線があわない場合は、精神発達遅滞が疑われるため、程度に応じて精密検査が必要になる場合があります。

けいれんの有無

普段からけいれんがあるかを確認します。通常、熱性けいれんは1歳以降によく見られるため(早い子で生後5-6か月以降)、この時期にけいれんが見られる場合は、何らかの病気を疑って精密検査が必要になる場合があります。

運動発達の状態

この時期の仰向けの赤ちゃんは、顔を正面に向け、両足を浮かして、両手を顔の前にもってきて遊ぶ姿が見られます。また、手に触れた物をつかむことができます。

また、うつ伏せの赤ちゃんは、顔が床に対して90度で正面を向き、上半身を両肘で支えることができます。

生後4か月の引き起こし反射では、頭部が身体に平行しており、手に力を入れて肘を屈曲して、床から45度まで引き起こしたときにも頭が後ろに倒れることはありません。

もし、仰向けで頭が一方を向いたまま動かせない強い非対称性緊張性頸反射が見られる場合、手を強く握ったままで物に触れても開いてつかもうとしない場合、60度まで引き起こしても頭部が後屈したままの場合は、程度によって発達の遅れや異常を疑います。

神経系の発達状態

神経系の発達は、仰向け、うつ伏せの姿勢で、運動発達の状態と合わせて観察します。

1か月健診と同様、手足の筋肉を触って弾性の確認をし、関節可動域を診るために関節の屈伸状態を確認します。

この時期のモロー反射は徐々に消失し、手のを開く筋肉も発達してきています。そのため、過度な反射傾向が見られたり、手の握りが強い場合は、発達遅滞を疑う必要があります。

感覚器の発達状態

視覚の異常

生後2-3か月ごろから、両目で物を立体的にとらえる立体視の機能が急速に発達します。そのため、この時期は乳児内斜視があるかどうかを判断するため、片目ずつ固視と追視を確認したり、嫌悪反応を確認します。

嫌悪反応と斜視の確認

赤ちゃんの目は生後4か月で約85%、生後6か月で95%以上が正位になります。もし生後2か月以降に角度の強い内斜視がある場合は、自然に良くなることはほとんどありません。

乳児内斜視を3か月以上放置すると立体視の獲得が難しくなるため、その傾向が見られる場合は専門家による受診を勧められます。

聴覚の異常

出産後に行う「新生児聴覚スクリーニング」の結果から、母子手帳に「両耳リファー」「右耳リファー」「左耳リファー」のいずれかが記載されていれば、精密聴覚検査機関の受診を促します。

1か月健診同様、「新生児聴覚スクリーニング」の結果から「リファー」が見られる場合は、引き続き精密聴覚検査機関の受診を促します。

先天性難聴の多くは内耳性難聴ですが、併発して前庭機能の機能異常が発生していることで、首のすわりが遅れることがあります。そのため、この時期に首がすわっていない場合は難聴の可能性も考慮しなければいけません。

血液の状態

1か月健診同様、全身の皮膚色、及び眼球を視診して、異常の有無を確認します。

皮膚の状態

全身の皮膚を視診・触診して、皮膚の状態を確認します。乳児脂漏性湿疹は生後3-4か月には、皮脂の分泌が軽減するため自然治癒の傾向が見られます。

一方、乾燥性湿疹やアトピー性皮膚炎はこの時期から見られるため、皮膚の状態に応じて、保湿などのスキンケア指導を行います。また、1か月健診同様、カフェオレ斑や色素性母斑による神経皮膚症候群を確認します。

股関節の状態

先天性股関節脱臼を確認するために、赤ちゃんを仰向けに寝かせて、股関節と膝関節を90度に屈曲して足を開き、床からの角度を確認します。また、赤ちゃんの足を伸ばして大腿皮膚溝の深さ、長さ、位置の非対称性を診ます。

頭や首の状態

1か月健診同様、首周辺を触診して、筋肉のしこりや炎症、斜頸がないかを確認し、先天性筋性斜頚の疑いがある場合は、専門医療機関を紹介します。

「斜頚」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる

また、生後3-4か月時点では、まだ大泉門が開いている状態です。発熱がある場合は大泉門が膨らみますが、それ以外で膨らみその他の異常がないかを確認します。

循環器の状態

1か月健診同様、聴診により、心音の速さや不整がないかを確認し、心音異常や心雑音がある場合は、他の症状も合わせて、精密検査を必要とする場合があります。

呼吸器の状態

1か月健診同様、呼吸音の左右差やラ音(ラッセル音)や喘鳴(ぜいめい)などがないかを確認します。

消化器の状態

1か月健診同様、腹部膨満の視診・触診をして、便秘や嘔吐症状があるかどうかの確認、合わせて母子手帳の便色カードを用いた問診を行います。

また、舌圧子(ぜつあつし)を用いた、触診を行います。

泌尿生殖器の状態

外性器異常として、男児の場合は陰嚢腫大、停留睾丸がないかを確認します。女児の場合は陰核肥大、陰唇癒合の有無と色素沈着の程度を診ます。

3-4か月健診において、男児の停留睾丸が疑われる場合は程度によって経過観察、または専門医の紹介が勧められます。女児の陰核肥大、陰唇癒合、高度な色素沈着は精密検査が必要になります。

先天性代謝異常

なし

先天性形態異常

1か月健診同様、頭、顔面、手足などに先天奇形が診られないか、ダウン症候群などの顔の特徴が診られないかを確認し、具合によって専門機関での診療を紹介する場合があります。

その他の異常

1か月健診同様、身体を視診して、傷跡、打撲痕、出血斑、やけど痕などが複数診られる場合は、虐待を疑って子ども家庭相談センターなどに連絡します。

離乳食や乳歯について

健診の途中、または健診が終わった子から順番に、これから生えてくる乳歯のケアについて歯科医師や保健師からの講義を受けることができます。

次の乳幼児健診は6-7か月健診のため、普段時間があまりない人は、ここでしっかりと講義を聞き、できれば質問事項を持って臨むと良い勉強ができると思います。

3-4か月健診に必要な持ち物

・母子手帳
・受診票(自治体からのお知らせ)
・筆記道具

持っていった方が良い物

持っていった方が良いものは、基本的に1か月健診と同様です。生後3-4か月であれば、軽い散歩もしているはずなので、赤ちゃんの成長具合に合わせて、必要な持ち物を選びましょう。

紙おむつとおしりふき

3-4か月健診は集団検診のため、時間がかかる場合があります。おむつは、予備も含めて3枚は用意しておきましょう。

ミルクなど

混合育児、ミルク育児の場合はミルクを持っていきましょう。ただし、授乳は健診の最低1時間前までに授乳を終えていなければいけません。

そのため、待ち時間が長い場合に早めに飲ませるか、帰りに飲ませてください。もちろん、母乳育児の場合は授乳ケープなどを必要に応じて持っていきましょう。

ガーゼやタオル

赤ちゃんは、生後3か月ごろまではよく吐き戻します。そのため、普段の様子から吐き戻しが多い子は、それに備えた準備をしていきましょう。

また、夏場は汗をかきやすいため、ガーゼやタオルを使ってこまめに汗を拭き、赤ちゃんの身体が冷えないように気を付けましょう。

着替え

汚れたときのために、着替えも1セット持っていきましょう。夏場は肌着を2枚用意しても良いですね。また、冬場は防寒対策として、ブランケットなどを用意してください。

おくるみなど

その他

これら以外に指定された持ち物があれば持っていきましょう。

また、「保険証(赤ちゃんとママ)」「赤ちゃんの乳幼児医療証」「現金」などはとくに必要ありませんが、赤ちゃんとお出かけするときには基本的に持ち歩くようにしてください。

3-4か月健診のその他の注意点

赤ちゃんの服装は?

1か月健診同様、赤ちゃんの服は季節に合わせた前開きの肌着に、脱ぎ着しやすいスナップボタン式のカバーオールなどにしましょう。

ママの服装は?

ママはとくに健診があるわけではないため、動きやすい服にスニーカーなどが良いでしょう。

3-4か月健診にかかる費用は?

3-4か月健診は、定期健診のため費用はかかりません。ただし、自治体が指定した健診期間に3-4か月健診が受けられなかった場合、または個別に小児科で健診を受けた場合は、2000-5000円ほどかかります。

もちろん、保険適用外のため、保険証や乳幼児医療証は使えません。

子育ては科学的に学べます!

子育ては日々変化しています。今日OKな子育てが、明日はNGになるかもしれません。

「なんで泣き止んでくれないの?」「わたしの言うこと聞いてよ!」「もっとしっかり食べてほしいのに……。」こんな悩みを解決する子育てはできてますか?

今もっとも正しい方法は、脳科学や心理学的を使った子育てです。赤ちゃんや子供の心を理解できれば、子育てがもっと楽しくなります。

まーさ
わたしも保育士として、年10回は発達心理学、栄養学、衛生管理学などの研修を受けます。

保育士が心理学を学ぶのは当たり前。幼児教育に力を入れる園ほど研修は多いです。子供の気持ちを知りたいママは、以下から資料を請求してください。

\無料で資料請求できます!/

科学的根拠に基づいたカリキュラムが学べる『ギフト教育』

子育ての悩みが解消されます!
子供の才能をより引き出せます!
保護者やママ友にアドバイスできます!

子供の気持ちを理解できるようになって、乳幼児教育アドバイザーという第二の人生を始めてもいいですね。

昔からの子育てには正しい方法もありますが、ママが辛いだけの方法もあります。「うちの子かわいい!」がずっと続くよう、楽しい子育てをしてください。

まーさ
以下からお気軽に、TwitterやFacebookでシェアしてもらえるとうれしいです☺️
  • この記事を書いた人
アバター

まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

Copyright© 育児ログ , 2019 All Rights Reserved.