一語文・二語文・三語文の違いは?子供の文章の理解は何歳から?

一語文・二語文・三語文の違いは?子供の文章の理解は何歳から?

投稿日:2019年3月22日 更新日:

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子供が意味がある言葉を話す時期

子供が「まーまー」という言葉を話し始めるのは、生後10か月ごろからです。ただし、これは子供が「ママ」や「まんま」を理解して言っているわけではありません。

子供が単語の意味を理解して言葉を話せるようになる目安は、生後12-13か月ごろです。そのとき初めて、「まんま」「あーい」「ばー」「ママ」「パパ」などの言葉の意味を理解しながら話すことができるようになります。

意味がある言葉を話す時期の目安
生後07-08か月未満:2.2%
生後08-09か月未満:6.5%
生後09-10か月未満:9.0%
生後10-11か月未満:21.3%
生後11-12か月未満:40.9%
生後12-13か月未満:57.6%
生後13-14か月未満:69.9%
生後14-15か月未満:79.1%
生後15-16か月未満:86.1%
生後16-17か月未満:88.8%
生後17-18か月未満:89.1%
生後18-19か月未満:94.7%

平成22年度乳幼児身体発育調査|厚生労働省

そして、1つの単語(言葉)の意味を理解して使えるようになると、少しずつ語彙が増えていき、次は2つ、3つの単語を組み合わせて使う「二語文」「三語文」を使えるようになります。

では、子供が二語文、三語文を使えるようになるのはいつごろでしょうか。また、どのように出現するものなのでしょうか。

今回は、子供の言葉の発達に欠かせない一語文・二語文・三語文の発達の流れについてお話したいと思います。

一語文とは

子供の言葉の発現は、ママの口真似から始まります。子供の初めての言葉の多くが「まんま」ですが、それはママが子供にご飯を食べさせるときに、「はーい○○ちゃん、まんまだよー。」という言葉を繰り返すからです。

赤ちゃんは言葉を繰り返し聞くうちに、「まんま」を真似て「まーまー」と言えるようになります。そして、ママがご飯に対して「まんま」と言うことを理解して、ご飯とまんまを結び付けられるようになります。

このように、1つの単語でものの意味や行為を表すことを「一語文」と言います。ただし、「ママ」「わんわん」という言葉と「まんま」「だっこ」という言葉は、同じ一語文でも意味が少し違います。

一語文で対象を認識できる

たとえば、子供がママを見て、「まーまー」と言ったらママを認識しているということです。犬を見て、「わんわん」と言ったら犬を認識しているということです。つまり、子供が目の前に存在する対象と言葉が一致していることを意味します。

一語文で行為を認識できる

対して、子供がお腹がすいたときに「まんま」と言ったら、「ご飯が食べたい。」という意味です。「だっこ」と言ったら「抱っこをして欲しい。」という意味です。

これらの言葉は、目の前に存在する対象を言葉で表現しているのではなく、自分が要求する行為を言葉にして伝えています。そのため、同じ一語文でも、子供の発達具合は異なります。

注意単純にご飯を見て「まんま」、抱っこしている写真などを見て「だっこ」と言うこともある

二語文とは

二語文とは、意味のある2つの単語を組み合わせることで成り立つ文章(または成り立つと類推される文章)のことで、一語文で学んだ「対象」と「行為」の組み合わせによって作られます。「てにをは」などの助詞は使いません。

二語文を話す年齢の目安

子供が二語文を初めて話す目安は、生後18か月から24か月ごろです。もちろん、2歳を過ぎてから初めて二語文が出現しても特別遅いわけではありませんが、三歳児検診において二語文が出現しているかはチェックされます。

感覚運動段階Ⅵの言語指導プログラム|新潟大学教育学部

「ことばの発達とことばの遅れ」特集号|愛知県青い鳥医療福祉センター

二語文の事例

二語文の事例
わんわん いた → 犬(が)いる。
はーみー いや → 歯磨き(は)いや。
ぶーぶ きた → 車(が)来た。
まんま たい → ご飯(を)ちょうだい。
だっこ ちて → だっこ(を)して欲しい。
ちー でた → おしっこ(が)出た。

三語文とは

三語文とは、意味のある3つの単語を組み合わせることで成り立つ文章のことで、「てにをは」などの助詞は使いません。

二語文では目的語などが省略されるため、2つの単語が使われたシチュエーションから文章を推測する必要がありましたが、三語文では文章の内容がよりわかりやすくなります。

三語文を話す年齢の目安

三語文を話しはじめる目安は、生後24か月から36か月ごろです。

三語文の事例

三語文の事例
わんわん あっち いた → 犬(が)あっち(に)いる。
あっくん はーみー いや → あっくん(は)歯磨き(は)いや。
あかい ぶーぶ きた → 赤い車(が)来た。
まんま もっと たい → ご飯(を)もっとちょうだい。
まま だっこ ちて → ママ(に)だっこ(を)して欲しい。
ちー いっぱい でた → おしっこ(が)いっぱい出た。

二語文、三語文を引き出す方法

二語文を引き出す方法

子供が2歳になってもなかなか二語文を話さないと、ママは言葉の発達の遅れを心配するかもしれません。その際に大切なことは、子供が話す一語文をどう補ってあげるかです。

たとえば目の前に犬がいる場合、子供が指を指して「わんわん」と言ったら、「犬がいる。」という意味です。そのため、ママは「そうだね、わんわんだね。」と言うのではなく、「わんわん、いるね。」と言ってください。これは、「わんわん+いる」という二語文の出現を促す行為です。

もし子供が「だっこ」と言った場合は、「抱っこしてほしいの?」と聞いて、子供がそうだという意思表示をしたら、子供の顔を見ながら「抱っこして。」と応えて、言葉の表現を補ってあげましょう。

また、子供の「だっこ」と言う一語文に対して、「ママ抱っこ?パパ抱っこ?」と聞いてください。もし子供が、ママに抱っこして欲しいと思ったら「まま だっこ」と言うようになります。

三語文を引き出す方法

子供が二語文を話しはじめたら、ママは話しかける言葉の難易度をもう少し上げてください。

二語文を引き出したときと同じで、子供が「わんわん いる」と言ったら、ママは「わんわん、あっちにいるね。」と言ってください。他の言葉も同様です。「まんま もっと」と言ったら「まんまもっと欲しいの?」、「ちー でた」と言ったら「ちーいっぱい出たね。」という感じ。

日本語は、文脈を考慮することで言葉を省略をしても意味が通じることが多い言語です。そのため、わたしたちが普段使っている会話や文章も、さまざまな言葉を省略して使っていることが多いと思います。

まだ言葉が未発達な子供は、言葉を省略するのではなく、できるだけ多くの言葉と言葉をつなげて文章を作ることを学ばなければいけません。

三語文で子供の語彙を引き出す方法

ママが補った言葉を子供が繰り返すようになったら、次は目的となる言葉や抜けている言葉を子供自らが言えるように導いてあげましょう。

たとえば、子供が「わんわん いる」と言ったら、ママは「わんわん、どこにいるの?(犬の方を指差して)あっち?(近くを指差して)こっち?」と聞きます。子供の指さしは1歳前後で習得するため、質問が理解できていれば、子供は犬の方を指さします。そのときに、子供に「あっち」と言わせます。

そして、子供が「あっち、こっち」が理解できたら、「わんわん、どこにいるの?」という質問だけをして、子供が「あっち」と言えたら、「わんわん、あっちにいるね。」と言い、これを日常生活で繰り返します。

子供の言葉の遅れの目安

このように、子供の言葉の習得は、最初はゆっくりですが、規則的な文章の作り方を理解できれば、後は質問をしながら比較的簡単に語彙を増やしていくことができるでしょう。

そのため、他の機能の発達に問題が見られなければ、とくに心配する必要はないのですが、発現の目安から3-6か月以上遅れている場合は、その原因を考えなければいけません。

たとえば二語文の場合は、生後18か月から24か月なので2歳半を過ぎたら、三語文の場合は生後24か月から36か月なので3歳半を過ぎたら、それぞれ遅れがあることを認識して対策を講じましょう。

子供の成長には個人差があるため、たまたま言葉の発達が遅れている場合があります。

ただ、子供の意欲を引き出すことも親の役目です。「個人差だから。」「個性だから。」と放置するのではなく、子供が生きるために必要な機能は、親が努力して引き出してあげてください。

それでも心配な場合、なかなか言葉が身につかない場合は、身近なかかりつけの小児科に相談してください。

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まーさ
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まーさ
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まーさ

保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。

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