哺乳反射とは?赤ちゃんが乳首を吸っておっぱいを飲める理由

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赤ちゃんが母乳を飲めるのは本能

赤ちゃんは生まれてすぐにおっぱいを咥えて、乳首をちゅーちゅーと吸うことで、母乳飲むことができます。

不思議ですよね。赤ちゃんが、生きるために母乳を飲まなければいけないことは誰も教えていないのに……。

生まれたばかりの赤ちゃんがおっぱいを咥えて母乳飲むことができるのは、意識して飲んでいるわけではなく、母乳を飲むための複数の反射が起こっているためです。

これを「原始反射」と言います。原始反射とは、ある刺激に対して中枢神経系を経由しておこる反射行動のことで、その多くがママのお腹の中にいる胎児のときから備わっています。

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そこで今回は、赤ちゃんが母乳を飲むことができる仕組みと複数の原始反射についてお話したいと思います。

母乳を飲むために必要な哺乳反射

赤ちゃんが母乳を飲むために必要な一連の反射は「適応反射」と「防衛反射」に分かれます。適応反射とは、必要なことをするために適応する反射のことで、防衛反射とは、身を守るために起こる反射のことです。

この適応反射の中で特に母乳を飲むことに特化した反射のことを「哺乳反射(ほにゅうはんしゃ)」と言い、いくつかの反射の種類があります。

哺乳反射1.口唇探索反射(こうしんたんさくはんしゃ)

口唇探索反射とは、赤ちゃんの口の周りに指や乳首などが触れると顔をそちらに向けて口を開ける反射行動のことです。口唇探索反射は、生後6か月ごろを過ぎると消失します。

探索反射で顔を向け、補足反射で口の中に含むという反射の分類をすることもあります。

哺乳反射2.吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)

吸啜反射とは、赤ちゃんが口の中に物を入れたときに規則的にちゅーちゅー(ちゅくちゅく)と吸引する反射行動のことです。吸啜反射は、生後6か月ごろを過ぎると消失します。

哺乳反射3.舌突出反射(ぜつとっしゅつはんしゃ)

舌突出反射とは、口の中に入ったものをうまく吸うために、舌を動かして吸引を補助するための反射行動のことです。舌突出反射は、生後6か月ごろを過ぎると消失します。

哺乳反射4.嚥下反射(えんげはんしゃ)

嚥下反射とは、赤ちゃんの口に入った母乳やミルクなどの液体を飲み込み、喉から食道まで運ぶ反射行動のことです。嚥下反射は、生後6か月ごろを過ぎると消失します。

授乳に不必要なものを排除する防衛反射

赤ちゃんは哺乳反射によって母乳やミルクを飲むことができますが、哺乳反射だけでは万が一口の中に異物が入った場合も、同じように飲み込もうとしてしまいます。

そのため、赤ちゃんが異物を飲み込まないように防衛反射が備わっています。

防衛反射1.嘔吐反射(おうとはんしゃ)

嘔吐反射とは、口の中の喉近くに異物が入ると異物を排除するために嘔吐する反射行動のことです。産まれたばかりの赤ちゃんにとっては、固形物は異物になります。

嘔吐反射は生きている限り消失しません。大人になっても喉奥に異物があると、嘔吐反応が起きるのはこの嘔吐反射があるためです。

防衛反射2.咳反射(せきはんしゃ)

咳反射とは、気管・気道内に刺激があった場合に、肺の空気を流出させて異物を排除する反射行動のことです。

咳反射も生きている限り消失しません。大人になっても気管・気道内に刺激があると、咳が出るのはこの咳反射があるためです。

哺乳反射による赤ちゃんの指しゃぶり行動

このように赤ちゃんは「ママのおっぱいを飲みたい!」という意識があって乳首に吸い付くのではなく、原始反射によって本能的に母乳を飲んでいます。

同様に、赤ちゃんが行う指しゃぶりも乳首を吸うことと同じように本能から始まります。特に生後2-3か月の赤ちゃんは吸啜反射が強く、口に触れたものは直ぐに口に入れてちゅーちゅーと吸引しようとします。

この時期の赤ちゃんの行動は哺乳反射で行っていることが多いため、たとえパパが赤ちゃんの口に指を入れて吸わせても、赤ちゃんは「母乳出ないじゃん!」とは思いません。

また、赤ちゃんは手を比較的自由に動かせるようになると、手の動きを確かめるように口元に持っていくようになります。これをハンドリガードと言います。

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そして自分の指も反射的にちゅーちゅーと吸い始めます。これが指しゃぶりの始まりです。

赤ちゃんは指しゃぶりをすることで自分の指の感覚を覚え、吸うという感触を少しずつ認識できるようになります。吸っている指もその感覚を確認できるようになっていきます。

もちろん、赤ちゃんは手の指だけでなく、足の指やおもちゃやシーツなど色々なものを口に入れて吸うことで、物の存在や感覚も確かめようとします。

そのため、ママは「何でも口に入れちゃダメ!」とは言わずに、赤ちゃんが口に入れても問題がないものを赤ちゃんの近くに置いてあげましょう。

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卒乳すると少し寂しい…ママは授乳を楽しもう

出産後に、初めて赤ちゃんに授乳をしたことが忘れられないママは多いと思います。

わたしは、初めて赤ちゃんの顔を見たときも感動しましたが、赤ちゃんにおっぱいを吸われたときは「ママになったんだなぁ。」と実感しました。思ったより吸う力が強くて痛かったけど、それも何だか幸せを感じました。

それからすぐに育児生活がスタートし、おっぱいを吸われることが当たり前になると、眠気と痛みでイライラすることもありました。さらに、歯が生え始めてからは、何十回乳首を噛まれたか覚えていません(^_^;)

赤ちゃんがママの手・肩・授乳中の乳首を噛む理由と噛み癖対策

そのため、赤ちゃんに乳首を噛むのをやめて欲しくて1歳前に卒乳(正しくは断乳です)してしまいましたが、卒乳すると何だか寂しい感覚もありました。

結局、2人目のときも授乳の感動→イライラ→卒乳(断乳)→さびしい……でしたけど(^_^;)

断乳と卒乳の違いは、以下を参考にして下さい。

赤ちゃんの断乳・卒乳・離乳とは?意味や時期などの違い

今授乳を頑張っているママは、イライラしたり、疲れも溜まっていると思いますが、赤ちゃんには生きるための本能(哺乳反射)が備わっているため、ママのおっぱいを吸えるんだということを知っておきましょう。

そう思うだけで、少しは乳首の痛みも和らぐかもしれません。

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