赤ちゃんの動きが弱い…少ない…感じない原因と胎動を感じる方法

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赤ちゃんがお腹をキック…でも妊婦は嬉しい

妊婦はお腹の中の赤ちゃんと一心同体とは言え、動いている様子が実際に見えるわけではありませんし、ママのアクションに必ず返事があるわけでもないため、不安を感じることは多いはずです。

そのため、赤ちゃんが蹴ったり、グリグリお腹を押してきて痛みを感じても「うんうん、元気な子だ♪」と嬉しいものです。

たとえ、寝不足の時に「うっ!」というぐらいお腹をキックされても、「痛っ!もー赤ちゃんがお腹蹴ってるしぃー、キャッキャウフフ」となるのは、幸せな妊婦の姿ですね(まぁ、初めだけですが……)。

反対に、いつもは元気な赤ちゃんの胎動が弱々しく、数も少なく感じると途端に不安になります。

胎動が弱いとき、少ないとき、赤ちゃんには何が起こっているのでしょうか。また、胎動が弱い場合や胎動を感じない場合、妊婦はどう対応すれば良いのでしょうか。

今回は、赤ちゃんの胎動が弱いとき、少ないとき、感じないときの原因や胎動を感じやすくなる対処法についてお話したいと思います。

赤ちゃんの胎動が弱い・感じない原因

原因1.胎動の開始が遅い

胎動は一般的に妊娠20週前に始まりますが、早い子で妊娠14-16週過ぎ、遅い子で妊娠24週まで胎動しない赤ちゃんもいます。そのため、妊娠週数に対して少し胎動を感じるのが遅くてもあまり心配せずに、少し様子を見ましょう。

原因2.妊婦が胎動を感じにくい

赤ちゃんの最初の胎動は弱いため、お腹がなったのか、おならが引っ込んだのか、よくわからない場合があります。そのため、アクティブな妊婦は妊娠22週を過ぎても気付かないかもしれません。

また、妊婦が便秘や肥満気味で子宮が圧迫されている状態の場合、赤ちゃんが動きづらく、胎動が弱くなることもあります。

原因3.胎児が活発に動かない

お腹の中の赤ちゃんは眠っているときはほぼ動きません。また、起きていても積極的に動かない赤ちゃんもいます。そのため、妊娠20週までは、胎動を感じにくいことはよくあります。

原因4.子宮内で動けない大きさになった

赤ちゃんは身体がドンドン大きくなると、動く度に足や手が子宮壁に当たることが多くなり、ママは衝撃や痛みを強く感じるようになります。

ところが、妊娠週数が進むに連れて、子宮内でも自由に動けないくらい赤ちゃんの身体が大きくなると動きが制限され、胎動が弱くなったり、少なくなったと感じる場合があります。

原因5.臨月に入った

臨月(妊娠36週以降)に入ると赤ちゃんの身体は骨盤の中に下がり、頭が骨盤腔に固定されます。また、手足と身体を折り曲げて顎を引いた出産に備えた体勢(頭位)になります。頭位では、身体の動きも少なくなるため胎動が弱く感じます。

原因6.赤ちゃんの発育不全

何らかの原因でお腹の中の赤ちゃんの発育が十分ではない場合も、胎動が弱くなったり、感じづらくなる場合があります。

原因7.臍帯異常・胎盤異常など

へその緒が絡まって圧迫されたり(臍帯巻絡)、へその緒のらせんが過剰になる(臍帯過捻転)などの臍帯異常を起こすと、赤ちゃんに酸素や栄養が行き渡らないことで生命活動が低下し、胎動が弱くなってしまいます。

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また、常位胎盤早期剥離・前置胎盤などの胎盤機能不全、胎盤異常が起こった場合も赤ちゃんに栄養や酸素が行き渡らないため、胎動が弱くなってしまいます。

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原因8.妊娠糖尿病・妊娠高血圧症候群など

妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などの病気で胎盤の機能が悪くなり、赤ちゃんに十分な酸素や栄養が送られないと、胎動が弱くなる場合があります。

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原因9.胎児の死亡・胎児ジストレス

周産期に起こる何らかの原因により、胎内で赤ちゃんが死亡した場合や胎児ジストレス(胎児仮死)が起きた場合は、胎動を感じることはできません。

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赤ちゃんの胎動を感じやすくする方法

妊婦健診で赤ちゃんが動いている様子が見えても、普段の胎動が弱かったり、数が少ないと心配になりますよね。ただ、弱々しい胎動でも、赤ちゃんが生きていることは間違いありません。

ところが、本当に胎動が無い場合は、たとえ1-2時間でも大変です。まず、本当に胎動が無いのか、感じられないだけなのかを確認する必要があります。

胎動を感じる方法1.楽な姿勢になる

妊婦は動いていると、胎動を感じにくくなります。また、無理な姿勢をとっていると、赤ちゃんが動きにくい場合があります。

そのため、「あれ?胎動してない?」と感じたらソファに深く座ったり、横になって右向き、左向きの姿勢を試してください。赤ちゃんは寝て起きてを20-30分間隔で繰り返しているため、30分から1時間ほど楽な姿勢を作って確認しましょう。

胎動を感じる方法2.食事をする

妊婦が食事をするとお腹の中の赤ちゃんの血糖値も上がり、動きが活発になる場合があります。

胎動を感じる方法3.お風呂に入る

妊婦がお風呂に入ると血行が良くなり、元気に胎動をし始める赤ちゃんも多いようです。お風呂の中でお腹の様子をみていると動きがわかります。

胎動を感じる方法4.話しかける

お腹の中の赤ちゃんは、20週前後には耳が聞こえるようになります。そのため、赤ちゃんに話しかけることで胎動を促しましょう。

妊娠12週には中耳ができあがり、妊娠16週ごろには内耳と中耳がつながります。さらに、妊娠20週をすぎるころに外耳が形成されます。

また、妊娠20週ごろには、すでに胎内でママの血液が流れる音や心臓の音が聞こえていると言います。つまり、胎児は胎内で4か月以上も血流や心臓の音を聞き続けながら育つということです。

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胎動を感じる方法5.睡眠をとる

赤ちゃんの胎動が弱いと感じた場合、もし就寝時間が近ければそのまま眠りにつくと胎動が強くなる可能性があります。

妊婦が寝ているときは子宮の緊張がほぐれて酸素の供給量が増えるため、赤ちゃんがリラックスした状態を作ることができます。

胎動を感じる方法6.自分なりのリラックスをする

アロマや好きな音楽を聴くなど、自分がリラックスできる方法がある場合は、その状態を作ってください。妊婦の緊張がほぐれることで子宮が弛緩し、お腹の中の赤ちゃんが動きやすくなります。

赤ちゃんの胎動の癖を早めにつかむ

赤ちゃんの胎動の強弱には個人差があるため、胎動が弱くても、医師に問題がないと言われれば、それほど心配する必要はありません。

元々胎動が弱くても定期的に動きがあったり、極端に胎動が強い状態から弱い状態に変わったのでなければ、常に胎動を感じることを意識して安心感を得られるようにしましょう。

赤ちゃんの胎動の癖をつかむためには、胎動カウントで胎動の状態を記録してください。

一般的な胎動カウントのやり方

胎動カウントのやり方1.初めは赤ちゃんが動いたら開始
胎動カウントのやり方2.座ったり寝るなど楽な姿勢で
胎動カウントのやり方3.開始時間を記録する
胎動カウントのやり方4.10回の胎動にかかった時間を記録する

胎動カウントはいつから?正しい方法は?やる意味や平均時間は?

なるべく早めに胎動の癖をつかんでおけば、異変があったときは気が付きやすいですし、万が一の事態を防ぐことができるかもしれません。

日本産科婦人科学会の発表によると、胎動カウントを導入する前後の比較研究において、導入前には死亡児が8.7/1000であったものが、導入後には2.1/1000にまで減少したという報告あります。

参考|産婦人科診療ガイドライン2014|日本産科婦人科学会|日本産婦人科医会

ただし、出産とは運命にもよるものです。全ての人が理想の出産をできるわけではありません。妊婦は、妊娠や出産に伴うリスクを十分に理解したうえで、元気な赤ちゃんに会えるようにがんばってください。

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