赤ちゃんの寝返りはいつから?練習方法と寝返り返りまでの流れ

この記事の読了時間は約 9 分です。

初めての寝返りは感動!

初めての赤ちゃんの行動で忘れられないものは、「寝返り」じゃないですか?

一生懸命腕を空に伸ばし、身体はエビ反りのポーズで「うおぉぉぉー。」という叫びが聞こえてきそうなほど、がんばって寝返りに挑戦する姿を見ると、応援にも熱が入ります。そして無事にゴロン、となったときの感動……(´;ω;`)

1度寝返りができた赤ちゃんは、仰向けに寝かせると何回も寝返りをしようとします。もちろん、赤ちゃんが寝返りに慣れるまでは時間がかかるため、毎回こちらも力が入ります。

何とか寝返りができることもあれば、できないこともあり、「わー、寝返りできたー。」「あー、今回はダメだったー。」など一喜一憂しますね。

ところで、赤ちゃんの最初の寝返りは、ほとんどの子が半回転のみです。つまり、仰向けからうつぶせになったっきりで、自力で仰向けに戻れません。そのため、パパやママが仰向けに戻してあげます。

そこでふと気が付く……「あれ?これって目が離せないんじゃ?」……そうです。赤ちゃんの寝返りは、仰向けからうつぶせに半回転する寝返りと、うつぶせから仰向けに半回転する「寝返り返り」がセットでなければ安心できません。

赤ちゃんの寝返りは、早い子もいれば遅い子もいます。寝返りが遅めの子には、適切な練習も必要ですが、同時に寝返り返りのことも考えておかなければ、とても手がかかる可能性があります。

そこで今回は、赤ちゃんの寝返りから寝返り返りまでの流れと練習方法についてお話したいと思います。

赤ちゃんの寝返りはいつから?

赤ちゃんの寝返り時期はバラバラです。寝返りができる前提として、ゴロンとする時に頭が浮くため首すわりが必要です。そのため、赤ちゃんによって差がでてしまうのは仕方がありません。

一般的な寝返りの目安は生後4-5か月過ぎですが、早い子は生後2-3か月で寝返りができます。反対に遅い子は生後5-6か月、身体が大きく体重が重い子はそれ以上かかることもあります。

寝返りは、初めて自分の力で体勢を変える行為です。調査結果によると、寝返りができる子は一般的には生後4-5か月で約5割、生後6-7か月で9割を超えます。

生後02-03か月未満:1.1%
生後03-04か月未満:14.4%
生後04-05か月未満:52.7%
生後05-06か月未満:86.6%
生後06-07か月未満:95.8%
生後07-08か月未満:99.2%
生後08-09か月未満:98.0%

寝返り・ハイハイ・つかまり立ちなど運動機能の発達順番と平均時期

ママは赤ちゃんの首がすわっていれば、寝返りが多少遅くても心配する必要はありません。もし心配なら、生後6か月を目安に小児科で相談しても良いでしょう。自治体によっては6か月検診を実施している場合もありますね。

赤ちゃんが寝返りをしない理由

「うちの子なかなか寝返りしないんだけど、なんで?」と思っているママは、赤ちゃんの心理状態を考えてみましょう。もしかしたら、寝返りを嫌がっているかもしれません。

寝返りしない理由1.うつぶせが苦しいから

うつぶせにすると違和感を感じたり、苦しさを感じて泣いてしまう赤ちゃんは、なかなか寝返りをしようとはしません。

寝返りしない理由2.景色が変わって怖さを感じるから

あまり好奇心が強くない赤ちゃんの場合、慣れている仰向けの景色が変わることを嫌がる可能性があります。また、ママの顔が見えなくなることにも怖さを感じるかもしれません。

寝返りしない理由3.身体が大きいから

巨大児とは言わなくても、身体が大きく体重が重い赤ちゃんは寝返りに時間がかかる場合があります。

寝返りしない理由4.動きにくい服装だから

赤ちゃんが寝返りしやすい服装はずばり薄着です。冬は重ね着で動きにくいため、寝返りの障害物が増えてしまいます。

寝返りしない理由5.季節要因

上記の通り、冬は動きにくい冬服のせいで初めての寝返りには向いていません。また、赤ちゃんは体温が高いため、夏場はぐでーっとしてしまいます。

新生児・赤ちゃん・子どもの平均体温は?年齢・男女別平熱の目安

そのため、赤ちゃんが寝返りをしやすいのは、4-5月ごろでお風呂あがりの薄着の時間帯ということになります。

寝返りから寝返り返りまでの流れ

では、寝返りの始まりから寝返り返りまでの流れとママが注意すべきポイントを見ていきましょう。

寝返りの流れ1.うつぶせの体験

生後2-3か月ごろになると徐々に首がすわります。ママは赤ちゃんの首元が多少しっかりしてきたと感じたら、うつぶせに寝かせてください。首がすわっている赤ちゃんは首を持ち上げようとします。

寝返りの流れ2.寝返りの体験

赤ちゃんがうつぶせで首を持ち上げられるようになったら、仰向けで寝ていても身体を捻る仕草が増えます。

ただし、横向きの体勢まで行っても、寝返りまで行けない子もいるため、ママが少し背中を押して寝返りを体験させましょう。身体で感覚を覚えたら、自分で寝返りしやすくなります。

寝返りの流れ3.初めての寝返り成功

何日か繰り返すうちに、自分の力だけで初めての寝返りが成功します。でも、これでいつでも寝返りができるようになったわけではありません。そこから1か月以上、全く寝返りをしない子もいます。

また、赤ちゃんが頻繁に寝返りに挑戦しようとしていったら、その時間だけほんの少し高い枕やタオルケットなどを頭の下に敷いてあげましょう。頭の回転を助けてくれます。

寝返りの流れ4.寝返りを楽しむ

寝返りに慣れてきた赤ちゃんは、仰向けに寝かせるとゴロンを繰り返します。ママとパパはこれが可愛くて、何度も赤ちゃんの寝返りを楽しみますが……ママそこで気付きます。

寝返りの流れ5.寝返りのため目が離せない

これまでは赤ちゃんが仰向けのままおもちゃで遊んでいる隙に、ママはご飯を作ったり洗濯をしていました。ところが、一度寝返りを覚えた赤ちゃんは止まりません。

1.仰向けにするとゴロン

2.うつぶせだと危険なのでママが仰向けに

3.仰向けにするとゴロン

4.うつぶせだと危(略……ループ!!!

寝返りの流れ6.寝返り返りしてと祈るママ

せっかく夜の授乳回数が減ってきたのに、今度は昼に目が離せなくなりました。ママは日々寝返り返りして欲しいと祈るようになります。寝返り返りの時期は赤ちゃんによりますが、寝返りができるようになってから1か月ほどです。

寝返りの流れ7.寝返りごろごろで移動

赤ちゃんがようやく寝返り返りをマスターすると、ゴロゴロ転がりながら移動を始めます。ママが目を離すと3-4m移動していて、「あれ?」と見失うことがあります。ママはこのころから、床に危険なものを置かないよう注意する必要があります。

赤ちゃんの寝返りの練習方法

さて、寝返りの流れがわかったので、寝返りの練習方法を知っておきましょう。上記の「寝返りの体験」と「初めての寝返り成功」での練習方法です。

赤ちゃんの寝返りは大人の寝返りとは違います。大人の寝返りは腕を使って上半身をひねり、下半身がついてくるイメージ、赤ちゃんの寝返りは足を使って下半身をひねり、上半身がついてくるイメージです。

寝返り練習法1.寝返りの向きを見極める

赤ちゃんは左右どちらが寝返りしやすいと思いますか?……答えは「赤ちゃんによる」です。

ママが寝返りを手伝うときは、赤ちゃんが寝返りしやすい方向にしましょう。判別方法は、赤ちゃんが起きているときに身体や顔を傾けている方向です。赤ちゃんは自然に楽な方に身体や顔を傾けています。

寝返り練習法2.下半身の使い方を教える

身体を動かしたくなってきた赤ちゃんは、足を交差させて身体をひねる動きが増えます。その際にママが手伝うことは、

1.赤ちゃんの足を深く交差させる

2.足を軽く補助しつつ、おしりを押す

3.腰を押しながら、腕を交差させる

4.上半身を押して横向きの体制にする

5.さらに上半身を押してくるりと回転させる

6.下敷きになっている腕を抜いてあげる

ママはこの流れを丁寧に行い、赤ちゃんが寝返りに興味があるかを見極めましょう。寝返りの練習は、赤ちゃんが上手くできないところをサポートし、後は自力でチャレンジさせてください。

寝返り練習法3.おもちゃで気を惹く

赤ちゃんの寝返りの流れを全てサポートしていては、寝返りが上手になりません。赤ちゃんが自分で寝返りをしたくなるように興味を惹きましょう。

お気に入りのおもちゃを仰向けの赤ちゃんに見せ、欲しそうに手を伸ばしたら、寝返りしやすい方の床に置きます。おもちゃを追うように、手を伸ばしたら寝返りのきっかけをつくることができます。

寝返り練習法4.クッションでサポートする

赤ちゃんが寝返りをしやすい逆側の腰やおしりの下に、ちょっとしたクッションやタオルケットを敷いてください。腰を浮かして横向きになるということが少しずつわかるようになります。

赤ちゃんの寝返り返りの練習方法

寝返りができるようになった赤ちゃんは、仰向けに寝かせるとゴロンと寝返り、仰向けに戻してもゴロン……を繰り返すため、しばらくの間ママは目が離せなくなります……。

そこで、うつぶせから仰向けに半回転する寝返り返りをサポートしてあげなければいけません。

寝返り返りは、寝返りとは逆で頭から始まります。うつ伏せで起こしている頭が横になり、頭の重さで上半身が回転し、回転に合わせて腰が浮き、最後に下半身がついてきます。

重い頭で勢いがつくので寝返りよりは簡単です。そのためママは、赤ちゃんが頭を横向きにして、身体が少し浮いたときに腰をゆっくりと押してあげてください。足は勝手についていきます。

また、寝返り返りをすると頭をぶつけてしまうことがあります。とは言え、柔らかい布団の上では寝返り返りのコツを掴みづらいため、硬めの布団やジョイントマットの上で、寝返り返りに挑戦させましょう。

もし、寝返りは全部赤ちゃんの力でやらせたいという考えのママでも、寝返り返りはサポートして早めにできるようにしましょう。その方が赤ちゃんも安全ですし、ママも安心できます。

寝返りと寝返り返りの注意点

寝返りの練習や寝返り、寝返り返りができるようになった後の注意点です。

寝返りの注意点1.月齢に合わせた練習をする

寝返りの練習は生後5-6か月ごろが目安で、「流石にもうそろそろ寝返りして欲しい。」「ちょっと寝返りが遅い。」という赤ちゃんが対象です。

赤ちゃんの成長は個人差がありますし、身体の成長が追いついていない可能性があるため、ママは焦らないでください。特に、首がしっかりすわる前に練習するのはやめましょう。

寝返りの注意点2.床に小さなものを置かない

仰向けでは届かなかったおもちゃや小物にも、寝返りをすると届きます。もちろん、寝返り返りもできると、コロコロどこにでも行けるようになります。そのため、床には赤ちゃんの口に入りそうなものは置かないようにしましょう。

寝返りの注意点3.枕や沈みが深い布団に寝かさない

寝返りができるようになると、沈みが深い布団の上に寝かせたり、転がったときに柔らかいクッションなどを巻き込まないように注意してください。

首を横にして寝ることに慣れていない赤ちゃんは、柔らかく沈みがある布団で眠ると、窒息の原因になる場合もあります。そのため、赤ちゃんをうつぶせのまま放置しないように注意しましょう。

うつぶせ寝のメリットデメリットは?赤ちゃんが寝返りできれば安全?

寝返りの注意点4.寝返り防止策もとっておく

ママが見ている前なら、思う存分ゴロンゴロンして欲しいのですが、家事などで目を離す場合は、赤ちゃんが寝返りできない対策が必要な場合もあります。

心配なママは寝返り防止マットなど使っても良いでしょう。特に、柵なしのベビーベッドで寝かせている場合は注意が必要です。

早く寝返りができるようになった赤ちゃんは注意!

「他の子よりもうちの子の方が早く◯◯できたよ!」親バカなのはわかっていますが、嬉しいですよね。ただ、「他の子ができたのにうちの子はまだ……。」は本当に気にしなくて良いと思います。

寝返りなら、わたしは生後5-6か月ごろで良いと思います。このぐらいの時期なら、環境に気をつけていれば、うっかりうつぶせ寝による窒息の可能性もだいぶ軽減するはずです。

また、赤ちゃんが寝返りをし始めると、左右どちらか決まった方向にしか転がらないことが気になるママもいるでしょう。

赤ちゃんには、寝返りしやすい方向があります。大切なことは左右の寝返りができるよりも、片方で良いので寝返りと寝返り返りができることです。

最後に気をつけるべき点のまとめです。赤ちゃんの寝返りはこの3つのことを気をつけていれば問題ありません。

寝返りの注意点まとめ
・赤ちゃんが寝返りをしたいかどうかを見極める!
・寝返りができるようになったら、しばらく目を離さない!
・寝返りができたら、早めに寝返り返りを覚えさせる!

ママは赤ちゃんが何かを早くできるようになることよりも、できるようになったことで危険が増えていくことを心配してあげてください。

赤ちゃんの成長は、短い乳幼児の中でもほんの一瞬です。「早くできたから嬉しい!」という気持ちはわかりますが、成長につれて寂しさも感じるようになります。焦らず、じっくり赤ちゃんを観察し、成長を記録と記憶に留めておけると後からも楽しめますよ。

記事のURLとタイトルをコピー