赤ちゃんの言葉の理解が早くなる!聞き取りやすい語りかけ方とは

78767891b74a30df2f298772c3215d9a

この記事の読了時間は約 6 分です。

赤ちゃんは言葉を理解している?

以前、赤ちゃんに積極的に語りかける行為は、親の自覚を持つことにつながるというお話をしました。

赤ちゃんへの語りかけは、育児行為やその感想を語りかけるため、今自分が行っている育児行為を認識でき、それが親の自覚につながるという考え方です。

赤ちゃんとの会話が苦手…親の自覚を促す語りかけ方と5つの効果

それでも、「どうせ赤ちゃんに話しても理解できないし……。」と、赤ちゃんに積極的に語りかけをしないパパやママはいます。言葉が通じない赤ちゃんへの語りかけは、意味がない行為でしょうか。

ナショナル ジオグラフィック2015年1月号に、ドイツのマックス・プランク認知脳科学研究所の神経心理学者アンゲラー・フリーデリチ氏が行なった実験の話が掲載されています。

生後4カ月のドイツ人の赤ちゃんに、「兄は歌えます」と「姉は歌っています」を意味するイタリア語の文を、文法的に間違った文を織り交ぜながら聞かせる実験を行った。

赤ちゃんの頭に小さな電極をつけてイタリア語の文を聞かせたときの脳の活動を調べたところ、何回か繰り返すうちに、文法的に間違った文には明らかに違った反応を示すようになった。「文の意味はわからなくても、文法的に正しいかどうかは判別できるようでした。この段階では、構文規則ではなく、音の並びの規則性で判断するのでしょう」とフリーデリチは語る。

引用|赤ちゃんの脳 発達にはスピーカー音より語りかけ|ナショジオ|NIKKEI STYLE

実験結果によると、赤ちゃんが言葉の意味を理解できなくても、音を聞き分けて言葉の学習を始めていることがわかります。つまり、赤ちゃんに語りかけると、早く言葉を覚えるということです。

そうとわかれば、パパやママは赤ちゃんにたくさん語りかけて、早く赤ちゃんの反応が見たいと思うはずですね。

そこで今回は、赤ちゃんが聞き取りやすい声掛けの方法、語りかけ方についてお話したいと思います。

赤ちゃんが聞き取りやすい語りかけ方とは

赤ちゃんが聞き取りやすい語りかけ方はとてもシンプルで、当たり前のことばかりですが、語りかけが苦手な人は意外とできていません。

語りかけ方1.口を大きく開ける

極端に口を大きく開ける必要はありませんが、赤ちゃんがママの口を見て、口の開け方と出ている音がわかるようになれば、赤ちゃんが出せる音は少しずつ増えていきます。

語りかけ方2.ゆっくりした口調で

赤ちゃんは、ゆっくり話しかけられなければ音を聞き取れません。ママがゆっくり話すことを意識すると自然と声は大きくなりますが、赤ちゃんは音に敏感なのでボリュームは少し抑えましょう。

語りかけ方3.一度目を見てから語りかける

赤ちゃんは、新生児のころから声や匂い、顔の輪郭などでママを認識します。さらに、生後5-6か月ごろから人の白目と黒目のコントラストを手掛かりに顔を認識できるようになります。

赤ちゃんがママを認識するのはいつから?声・匂い・顔で時期が違う

そのため、赤ちゃんに語りかけるときは、まず赤ちゃんの目を見て、意識を向けさせてから語りかけるとママの声が聞き取りやすくなります。ただし、人見知り対象の人は、赤ちゃんが怖がるので目を見すぎないようにしてください。

語りかけ方4.1対1の空間を作る

赤ちゃんに語りかけるときは、赤ちゃんがなるべく集中できるように1対1の空間を作りましょう。テレビや音楽などを消すと、赤ちゃんはより集中してママの声を聞き取りやすくなります。

こちらも人見知り対象の人だと、赤ちゃんが怖がるかもしれません。ママ以外が赤ちゃんに話しかけるときは、ママが横にいた方が良いですね。

赤ちゃんの激しい人見知りはいつから?原因と対策・直し方は?

語りかけ方5.擬音語・擬態語をたくさん使う

擬音語・擬態語とは、つるつる、すべすべ、ふわふわ、ガタンゴトンなど、物事の音や様子を文字で表したもので、日本語には特に擬音語・擬態語が多く存在します。

赤ちゃんに語りかけても言葉の意味や説明を理解するにはまだ時間がかかりますが、音の楽しさや音で物事を表現することで、音と物を一致させやすくなります。

語りかけ方6.二語文で話しかける

一般的に、二語文が話せるようになるのは、1歳半から2歳ごろです。そのため、赤ちゃんが1歳半を過ぎるまでは、ママはなるべく二語文までで話しかけるようにしましょう。

語りかけ方7.こそあどは使わない

これ、それ、あれ、どれといういわゆる「こそあど言葉」は赤ちゃんには理解できません。

ごはんを指差して、「これ・食べようね。」と「まんま・食べようね。」は大人にとっては同じ意味に感じますが、赤ちゃんには目の前の物体が「これ」なのか「まんま」なのかがわかりません。

赤ちゃん向け絵本を読んで勉強しよう

もし、赤ちゃんに対する語りかけの口調や言葉の使い方がわからない場合は、赤ちゃん向けの絵本をたくさん読み聞かせしてあげてください。

赤ちゃん向けの絵本は、わかり易い表現もありますが、特に擬音語・擬態語に特徴があります。絵本を読み慣れていない人にとっては、「こんな音の表現もあるんだ!」と驚きがあるはずです。

赤ちゃんに絵本を読み聞かせることに、初めはちょっとした気恥ずかしさを覚えるかもしれません。特に、旦那さんが近くにいる場合に。

でも、絵本の読み聞かせに慣れると、気恥ずかしさもなくなり、赤ちゃんと2人の世界に集中できるようになります。

そして、赤ちゃんが聞きやすい語りかけ方を身に着けたら、以前お伝えした赤ちゃんに対する自然な語りかけ方法も合わせて行い、赤ちゃんが早くママの言葉に慣れるように色々とお話しましょう。

赤ちゃんに対する語りかけ方
1.基本はあいさつ
2.泣いていたら理由を聞く
3.クーイングにはオウム返し
4.今から行う育児の行為を伝える
5.育児の行為の感想を伝える
赤ちゃんとの会話が苦手…親の自覚を促す語りかけ方と5つの効果

赤ちゃんが言葉を話すのはいつ?

赤ちゃんが初めて言葉を話すのはいつなのか、ママは気になりますよね。赤ちゃんの言葉とは、クーイングや喃語の場合もあれば、「何となくママって言っている気がする……。」という言葉の場合もあるでしょう。

赤ちゃんが言葉を話す時系列の流れは、以下を参考にしてください。

赤ちゃんが話し始める時期はいつから?年齢毎の言葉の成長と発達

厚生労働省が平成22年に行なった「乳幼児身体発育調査」によると、赤ちゃんが初めて意味がある言葉を話す平均的な時期は生後12-13か月ごろです。

そして、NTTコミュニケーション科学基礎研究所が2007年に調査した結果では、赤ちゃんが初めて話した意味がある言葉は「まんま」だそうです。このようなことも知っておくと、より赤ちゃんの言葉の成長を楽しめます。

赤ちゃんはいつから言葉をしゃべる?初めて話した単語ランキング

育児はちょっとしたことでストレスが溜まります。そして、ストレスを抱えたまま育児をすると、赤ちゃんにもママのイライラが伝わってしまいます。

そのため、なるべく普段の育児の中でストレス発散につながる楽しみを発見できる工夫をしましょう。赤ちゃんが好きな音や反応する言葉を見つけると、赤ちゃんの成長を実感できて、語りかけが何倍も楽しくなると思いますよ。

記事のURLとタイトルをコピー