ベビーカーでバス・電車の乗車時に迷惑にならない12のマナー

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ベビーカーでバス・電車に乗りたいけど…

ベビーカーで電車に乗る際に、「周りに迷惑かかってないかな……。」と思ったことはありませんか?

ベビーカーでバスに乗るのが嫌で、外出をおっくうに思ったことはありませんか?

世の中には色々な考え方の人がいます。以前は「わたしならベビーカー使わないで、抱っこして乗るのに……。」と思っていた人も、子どもを持つ当事者になると、ベビーカーを使う事情がわかるようになります。

都市部に住むママは、どこへ行くにもベビーカーでの移動が必須です。そのため、赤ちゃんを連れて電車やバスに乗ったことがあるママはとても多いでしょう。

そのため、少しずつ公共交通機関でベビーカーを使うためのルールが整備され、今ではベビーカーマークを見かけることも増えてきました。

でも今のママは知っているでしょうか、今よりも圧倒的に赤ちゃんが多かったベビーブームのときでさえ、「ベビーカーで乗車されると邪魔になるから、たたんで乗車すべき」と思われていたことを。

ベビーカーの利用法について論争が巻き起こる今、ベビーカーでバスや電車に乗らなければいけないママは、一体に何に気を付けるべきなのでしょう。

今回は、ベビーカーマークの意味とベビーカーでバスや電車に乗る際のマナー・注意点についてお話したいと思います。

ベビーカーマークとは

ベビーカーマークとは、2014年3月に国土交通省が定めた「社会におけるベビーカー利用の安全性や快適性向上」を目的とした以下のピクトグラムのことです。

国土交通省の「公共交通機関等における ベビーカー利用に関する協議会 とりまとめ 」によると、現状ベビーカー使用者の割合は1-2%程だそうです。

鉄道の大都市ターミナル駅におけるベビーカー使用者の全乗降客に対する割合はおよそ 1~2%前後(車椅子使用者のおよそ 20~30 倍)と推測され、無視できない数となっており、ベビーカーでの鉄道駅の利用環境はエレベーター設置等により改善しているものの、1台のエレベーターに複数の利用者が集中すると長い待ち行列ができるほか、高齢者や車椅子使用者等との競合が生じていること、また、ホームからの転落、ベビーカーの脚部の車両扉への挟み込み、緊急停止したエスカレーターからの転落等、鉄道におけるベビーカー利用の事故も発生しているといった調査結果もある。

引用|公共交通機関等における ベビーカー利用に関する協議会 とりまとめ

ベビーカー利用者の利便性を求める声、ベビーカー利用者に対する苦情だけでなく、お互いが配慮した結果ベビーカーにつまずいて転倒したり、ベビーカーをたたむ際に赤ちゃんが落下するなどの事故も増加しています。

そのため、公共交通機関などの判断でベビーカーの許可と禁止を明示することで、利用者がお互い節度を持って公共の場を使用しましょうというルールを明確にしたということです。

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もちろん、ベビーカーマークは、全ての公共の場所でベビーカーをたたまずに利用して良いというマザーファーストを訴えるものではありません。

バスや電車などの公共交通機関などでは、基本的に左側のベビーカー許可のマーク、駅の施設やエスカレーターなどベビーカーをたたむ方が適切とされる場所には、右側のベビーカー禁止のマークを表示しています。

ベビーカーマークの認知度は低い

ベビーカーマークは、バスや電車以外にも、大型ショッピングモールなどの商業施設、エスカレーター付近で見かけることが増えてきました。

ただ、国土交通省が2016年9月に行なったアンケート結果では、ベビーカーマークの意味を知っている人は、31.1%に留まっています。

見たことがあり、意味まで知っていた|17.4%
見たことはないが、意味は知っていた|13.7%
見たことはあるが、意味は知らなかった|8.0%
見たことはないし、意味も知らなかった|54.3%
わからない|6.4%
無回答|0.2%

ベビーカーマークは、ベビーカーが許可されているからどう利用しても良いというものではありませんし、反対に公共の場でのベビーカー利用はマナーが悪いけど仕方なく許可するというものでもありません。

ベビーカーが許可されていても最低限のマナーは必要ですし、禁止されていても赤ちゃんとママを気遣う周囲の優しさは必要だと思います。

では、実際に、ベビーカーで移動するママの利用機会が多いバスや電車の乗車時には、どのようなマナーに気をつけるべきなのでしょうか。

ベビーカーでバス・電車に乗る際のマナーと注意点

ベビーカーでバス・電車に乗る際、ベビーカーを持ち込む際のマナーや注意点を押さえておきましょう。

マナーと注意点1.乗り降りの際はベビーカーをたたむ

電車はまだ良いのですが、ベビーカーに赤ちゃんを乗せたままバスの乗り降りをすると、とても時間がかかってしまいます。これは、後ろに並んでいる人だけでなく、バスに乗っている人にも良い印象は与えません。

マナーと注意点2.乗り降りの際は余裕を持って

電車やバスの乗り降りでは、赤ちゃんを抱っこして、手にベビーカーを持っているためとても危険です。バスはステップがありますし、電車はホームと電車との間が広くあいていることがあります。

そのため、赤ちゃんを連れてバスや電車で乗り降りをする場合は、最後に降りるなど、焦らず心にゆとりを持って行動しましょう。

マナーと注意点3.通勤ラッシュの時間帯を避ける

電車もバスも朝夕の通勤ラッシュの時間帯に、ベビーカーを広げて乗車することは迷惑になります。

もちろん、通勤ラッシュの時間帯は、抱っこをしていても赤ちゃんがかわいそうなので、なるべく乗ること自体を避けた方が良いですね。

マナーと注意点4.シートベルトを締める

普段ベビーカーのシートベルトをしていない人も、赤ちゃんをベビーカーに乗せたままバスや電車にのる際は、必ずシートベルトを締めましょう。

特に、生後5-6か月以降の赤ちゃんはおすわりができるようになるため、積極的に身を乗り出します。たとえ、車内が空いていても、接触事故の原因になります。

ベビーカーの赤ちゃんに3つの危険!熱中症・冷え・接触事故対策

マナーと注意点5.ストッパーをかける

電車やバスは大きく揺れる場合があります。そのため、ストッパーをかけていないと、ベビーカーが転がってしまう可能性があります。

赤ちゃんの落下事故や他の乗客との接触事故にならないよう、車内では安全のためにストッパーをかけておきましょう。

マナーと注意点6.入り口を塞がない

特に電車での注意点ですが、ベビーカーを広げたまま入口前に陣取っているママを見かけることがあります。壁際が安心するため、入口前にいたい理由はわかるのですが、さすがに真ん前に立つと他の人の乗り降りの邪魔です。

入口付近に立つ場合は、なるべくベビーカーを折り畳んで赤ちゃんを抱っこするか、入口横に移動するようにしましょう。

マナーと注意点7.広げてママの横に置かない

一般的な体型の成人女性の横幅は40-60cmほどだと思いますが、通路に立つ場合は邪魔にならないように座席近くに寄りますよね。

ベビーカーの横幅も40-60cmほどあるため、ベビーカーを広げてママの横に置くということは、人が2人並んで立っているようなものです。

マナーと注意点8.ベビーカーは進行方向の反対向き

バスや電車が急停車した場合、ベビーカーはバスの進行方向に進んでしまいます。万が一ベビーカーが接触する可能性を考えて、進行方向に対して後ろ向きに乗せるようにしましょう。

マナーと注意点9.ベビーカー固定ベルトを使う

バスの場合は、ベビーカー固定ベルトを使ってベビーカーの2箇所を固定しましょう。

以下画像は山陽バスのものですが、このように車内でベビーカーを使う場合は、ベビーカー固定ベルトを貸してもらえるバス会社が増えています。

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引用|路線バス|ベビーカーのご利用方法について|山陽バス

マナーと注意点10.赤ちゃんが乗らないときはたたむ

手に荷物を持っているときは、「ベビーカーを広げて荷物を置いたら楽……。」という気持ちはわかりますが、それはさすがに迷惑です。

赤ちゃんを抱っこしているときは、ベビーカーは必ずたたんで、身体の脇か身体の前に置いて他の人の迷惑にならないようにしましょう。

マナーと注意点11.席が空いていたら座る

「たった2駅だから、席が空いてても立ってた方が楽。」というママもいると思います。ただ、席が空いている場合は、なるべく赤ちゃんを抱っこして、ベビーカーをたたんで席に座りましょう。

マナーと注意点12.その場所のルールを守る

バスや電車では、車掌さんなどの判断によってベビーカーが使えない場合や移動を進められる場合もあります。たとえ、許可のベビーカーマークが貼られていても、判断に従うようにしましょう。

お互いがマナーに配慮する

世の中には必ず立場が弱い人がいます。子ども、老人、身体の不自由な人、妊婦、子連れのママなど、男女関係なく、どんな人でも一生のうちに弱い立場は体験しますよね。

そして、多くの人が弱い立場のときに「もっと配慮してよ!」と思うものですし、反対に多くの人が弱い立場の人を1度は疎ましく思うものです。

赤ちゃんや子どもは弱い立場ですし、社会全体で守っていく必要はありますが、子どもを守る立場のママは当事者意識が持てない人やたまたま機嫌が悪い人がいることも理解しなければいけません。

人に配慮を求める場合はまず自分から、というのはマナーの基本ではないでしょうか。

もちろん、子連れのマナーはベビーカーに限った話ではありません。

子連れママが新幹線・電車・バスで守る10のマナーと注意点

ちなみに、JRおでかけネットでも「車内ではベビーカーを折りたたむ必要はありませんが、お客さまご自身で他のお客さまのご迷惑とならないよう配慮してご利用していただきますようよろしくお願いします。」と、ママに対して呼び掛けを行なっています。

少し時間がかかるかもしれませんが、まずはベビーカーマークが当たり前になる社会が早くやってくるように、わたしたちも草の根運動をしなければいけないですね。

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